« 聖地巡礼に出かけています | トップページ | 聖地巡礼(写真をもう少し) »

2014年12月15日 (月)

聖地巡礼から戻りました

Hl1420
12月6日から14日まで、聖地巡礼に出かけておりました。横浜にある信徒の方の旅行会社「パラダイス」さんに、私の司教叙階10周年感謝にと、旅行の手配をお願いしました。参加者は私と添乗員(パラダイスの村上さん)のほか、10名。昨晩無事に帰国いたしました。現地ではよい天気に恵まれ、現地のガイドも含め13名の小さなグループでしたし、すでに書いたとおり聖地は巡礼者や観光客も非常に少なく、ゆっくりと余裕を持って訪れ、祈ることが出来ました。新潟から出発した6名は、出発時の大雪の影響で成田への移動がありましたし、帰国も新潟ではなく成田に夜の到着となったので、前後に大変な苦労をお願いすることになり心苦しかったのですが、巡礼中は大きなトラブルもなく、本当に恵まれた時を過ごすことが出来ました。(上、ベトレヘム聖誕教会前)

Hl1403
今年はガザでのイスラエルとパレスチナの武力紛争が起こったり、様々な不穏なニュースが流れたために、聖地巡礼者は減少傾向にあり、しかもオフシーズンの12月はじめでしたから、本当に「ガラガラ」な聖地でした。聖地巡礼は今回が三回目ですが、以前は何分も並んでやっと訪れると、その場所は人でごった返していると言うことが多く、落ち着いてとどまることも出来ない場所ばかりでした。ところが今回は、前記事にも書いたように、聖誕教会を始め聖墳墓教会でも、それ以外のどこに行っても、ほかにほとんど人がおらず、時には私たちだけとなって、各所でとどまり、一緒に祈り、聖歌を歌うことさえ出来ました。

それはそれで都合はよかったのですが、しかし同時に、私たちの信仰の原点でもある聖地に巡礼者が少ないと言うこと自体は、少し寂しくも感じました。いずれにしろ、そのような治安への懸念は全くなく、無事に落ち着いて巡礼をすることが出来たことに感謝します。(上、ヨルダン川の洗礼所。こちらがイスラエルで、対岸はヨルダン。ロシア正教の方々が、白い装束で水に浸かっておりました。)

Hl1413
確かに聖地巡礼の旅は、その行き先が観光地でもあるために、大勢の人がいて騒がしかったりもあり、落ち着いてその場で祈ることが出来るとは限りません。私たちの霊性を深めるための手段としては様々あり、巡礼そのものは黙想などとは異なる手段の一つであろうと思います。聖地において、どのような空気の中で、どのような風景の中で、イエスが語り生きられたのか。私たちが生き、証し人となり、伝えていこうとするイエスを、頭の知識ではなく肌で感じる具体的な存在とするためにも、その地へ出かけていくことには意味があるのだと思います。(上、カルメル山、カルメル会修道院の聖堂でのミサ)

Hl1409
ガリラヤ湖では、風の強い日でしたが、午後私たちが湖上に出るときにはすこし治まり、もちろん船上では皆で「ガリラヤの、風薫る丘で・・・」の大合唱となりました。それでも比較的風が強く、波のある日でしたので、「嵐の日、波たける海を・・・」をちょっと実感しました。

Hl1412
司教として10年間、新潟の教会で働かせていただいたことに心から感謝します。祈りをもって支えてくださる教区の皆様のために、聖地におけるミサの中でお祈りさせていただきました。健康が許せば(そして神がそう望まれれば)、75歳の司教定年までは20年近く残っています。これからも新潟教区のために働いていくことが出来るように、皆様の代わらぬお祈りをお願いいたします。(上、ガリラヤ湖の夜明け)

|

« 聖地巡礼に出かけています | トップページ | 聖地巡礼(写真をもう少し) »

司教の日記」カテゴリの記事