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2015年1月11日 (日)

今年もすでに始動

本日は主の洗礼の主日でした。降誕節もこれで終わり、明日からの典礼は年間に戻ります。もちろん典礼に休みはないので元旦から教会は始動していますが、それ以外の会議などの業務は、先週から早速始まりました。

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1月8日木曜には定例の常任司教委員会。2月には司教総会がありますので、そろそろその議題の準備を始めなくてはなりません。同じ日の午後3時から、HIV/AIDSデスク会議。2月7日の午後に、四谷のニコラバレを会場に、関東圏のカトリック中高の先生を対象としたHIV/AIDSセミナーを開催する予定ですが、その準備のために、担当の先生方数名にも参加していただき、プログラムの詳細を話し合いました。(写真は東京・潮見のカトリック会館ロビー)

1月9日には午前中からカリタスジャパンの援助部会会議。いつもの通り、国内外の援助支出についての審査を行いました。それに加えて、まもなく4年となる東日本大震災復興支援への取り組みについても話し合われました。すでにカリタスジャパンからたびたびニュースでお伝えしてきたところですし、4年目の活動報告書もまもなくお手元に届くことになるかと思いますが、復興支援は長期戦です。カリタスジャパンが今回皆様にお願いした募金は、いわゆる義援金のためではありません。義援金は被災者にそのまま配分されるお金を主に意味しており、短期的に支出されるものですが、カリタスジャパンでお願いしてきたのは長期的な復興支援活動のための募金です。

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カリタスジャパンでは昨年11月の段階で、国内から約8.5億円、国際カリタスから11.2億円の募金を受領し、これまでのほぼ4年間でそのうちから15.2億円ほどを支出しました。現在復興支援は、仙台教区サポートセンターを中心として、仙台教区各地に設けられたボランティアセンター8カ所を通じて行われています。そのうち、宮古市にある札幌教区担当のベースと、大船渡にある大阪教会管区担当のベースに関しては、おもにそれぞれの教区や教会管区の独自の募金を主な活動費用としていますし、長崎教会管区が担当する大槌のベースや、東京教会管区の担当する原町のベース、さらにさいたま教区の担当するいわきベースと名古屋教区の障がい者自立センター釜石も、それぞれの教会管区や教区が出来る範囲で費用を持ちだしています。これら仙台教区以外の担当するベースと、仙台教区直轄の米川、釜石、石巻の各ベースに、福島デスクが設置されており、それらすべての復興支援活動をカリタスジャパンが募金を通じて支えています。

現在のペースで行けば、現在各ベースが行っている復興支援活動を、カリタスジャパンは皆様からの募金に基づいて今後4年から5年は継続していくことが可能だと推測しています。従って現時点で手元に残っている約4.5億円と、今後期待される海外からの支援金(ただし額は少なくなると予測されます)は、この活動を継続していくために、毎年の予算に基づいて計画的に支出されていきます。詳細は、毎年の活動報告を是非参照ください。このリンクからカリタスジャパンのホームページに飛びます。また会計に関しては国際カリタスの基準に基づき、監査法人のデロイトによって、外部監査が毎年行われています。

さて復興支援活動では、仙台教区の平賀司教が発表されている復興のための指針『新しい創造』基本計画を具体化していく努力を続けています。現在は第三期に入っており、そこでは、第二 期に掲げた四つの項目、すなわち①生活の再建 ②経済的自立の支援 ③精神的ダメージのケア ④コミュニティ形成支援のうちの特に③と④を継続して行うことを基本としています。ご存じのように地域共同体は被災地において未だに復興されていません。地域の社会福祉協議会からは様々なリクエストがカリタスのボランティアベースに寄せられています。できる限りそういった地元の方の声に応えて、復興支援を継続していきたいと思います。

そういった活動のために、カリタスジャパンの援助部会会議では、長期的な活動の計画について、常に振り返りと見直しを行っております。

援助部会会議の後に、金曜日の午後3時からカリタスジャパンの事務局会議を行いました。一昨年から継続している反貧困キャンペーン『五つのパンと二匹の魚』も。まもなくひとまずの終着点である今年5月の国際カリタス総会を迎えようとしています。今後の取り組みについて話し合いました。

今年は四旬節にいくつかの地域でカリタスジャパンの黙想会を再び開催します。私は2月21日に大阪のサクラファミリアで、また3月14と15日には静岡の城内教会で共催の形で黙想会を行います。詳細はまたカリタスジャパンから発表されることになります。また啓発部会と援助部会の両者で、9月22日に東京において、開催中の正義と平和協議会全国大会の中で分科会を行うことにしています。

そんなようなことを、この数日間に行われた四つの会議で話しておりました。昨晩から数日間、名古屋の南山教会で働いているマーティン・デュマス神父が新潟を訪ねきてくれています。いうまでもなくガーナ出身の神言会員。30年近く前に私が働いていたガーナのオソンソン教会の出身です。日本語が一段と上達しておりました。

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