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2015年2月14日 (土)

カリタスアジア地域委員会@バンコク

寒い毎日がつづきますが、その中、日中が気温32度にもなる場所へ、一日だけですが出かけてきました。タイのバンコク。責任者を務めているカリタスアジアの地域委員会です。

9日の月曜日は、新潟市内も雪が降り気温も上がらず寒い一日でした。この日は新潟県内17のカトリック幼稚園を束ねる学校法人聖母学園の理事会。午後からは同じ聖母学園の各幼稚園の園長会。若手司祭の後継者もなかなか生まれない中、園長先生にも司祭ではなく一般の先生方が増えてきました。今後、幼稚園や保育園の制度が改定されていく中で、兼任園長も減らさなければならない模様ですので、司祭園長は減っていくことは避けられません。その分、法人本部の体制を整え、しっかりと園長先生を支えることが出来るようにしていく必要があります。学校法人としての出だしは、先にそれぞれの教会の幼稚園があって、それを法人としてまとめていったという歴史があるので、そもそも法人本部がすべてを束ねて経営にあたってきたという歴史ではありません。これまでは各幼稚園の園長を務める司祭の個々人のタレントに任せてきた部分が大きかったのは事実です。それを今後どのように変えていくのか。本部機能の充実は、そのために欠かせない取り組みです。と書くのは簡単ですが、現実はなかなかそう簡単に運びははしませんけれど。

さて翌日、新潟の天候にらみながら、成田への移動は、新潟空港から成田空港へ飛ぶ全日空をあきらめ(プロペラ小型機なので、天候が悪いと遅れる可能性が大きい)、昼食後に新幹線で移動することに。上野で降りて京成で成田空港へ。夕方6時過ぎに成田を出発する全日空便でバンコクへ移動。この便は全日空の運航ですが、ユナイテッド便との接続がとられているため、乗客のほとんどが米国の方々で、機内はほぼ満席、いっぱいでした。

バンコクには現地時間(日本の2時間遅れ)夜の11時過ぎに到着。ターミナルの一階にまで降りてタクシー乗り場へ。

あれ、いつもと違う。写真を撮れば良かったのですが、なにか、急に、近代的になっています。これまでは人力で乗車表を記入していたデスクが消えて、液晶のマシーンが登場。そこから、タクシーの停車レーン番号と、車のナンバーと、運転手の名前が記載されたカードが発行されます。タクシーに乗り込むと、その先には、なにやら検問所が。

後で調べてわかりましたが、この変化は、現地在住の日本人のある方によるアピールでおこった出来事らしい。その方があるとき、深夜の空港タクシーに高額な値段をふっかけられたことをネット上に掲載したところ大きな騒ぎとなり、それから必ずメーターを使うように、そして運転手名を明記するように制度をあらためたのだとか。対応が素早い。確かに私も何度か、『そこまでなら全部込みで○バーツね』といわれて、メーターを使ってくれなかったことがありました。行く先がいつもだいたい同じなので、タクシー代(メーター+空港チャージ+高速代)がだいたいわかりますから、それと大きく変わらないときはそのまま黙って乗ることも多かったのは事実です。現時点では、どのドライバーも、しっかりとメーターを使ってます。

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さて、そんなわけでその日の真夜中に会議会場の小さなホテルに到着。翌朝8時半からのミサで早速会議開始。今回は3月に同じくバンコクで開催するカリタスアジアの総会の準備と、昨年の決算(1月から12月)の承認が主な議題でした。

3月の総会では、カリタスアジアの総裁の選挙があります。現在私は4年任期の一期目。もう一期務める可能性があります。どうなるかは3月の総会で。またアジアを現在三つに分けているサブ地域の代表カリタスの選挙も行われます。現在は東アジアが香港、東南アジアがインドネシア、そして南アジアがスリランカです。

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3月のカリタスアジアの総会での選挙を経て、5月にローマで開催される四年に一度の国際カリタスの総会で、まず全体の総裁の選挙や事務局長と会計の選出、さらに副総裁の選出などが行われ、新しい理事会と代表委員会のメンバーが確定します。現在の国際カリタス総裁ロドリゲス・マラディアガ枢機卿はすでに2期を務めていますので、今回は新しい人物が総裁に選出される予定です。現在国際カリタスの候補者委員会が、各地からのノミネーションに基づいて、聖座の認可を得るための手続きを行っています。聖座の認可が得られ次第、候補者名は公開されることになります。マラディアガ枢機卿は、教皇フランシスコを補佐する例の「C9」の責任者であるので、超多忙を極めており、いずれにしてもこのタイミングで国際カリタスの任期が終了することにほっとされている模様でした。

さてこの地域委員会は、昼食を挟んで丸一日かかり、夕方5時過ぎに終了。参加者全員で近くの陸軍の保養施設にでかけ夕食。

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翌12日は朝食後にホテルを歩いて出て、近くの高架鉄道の駅から満員電車に乗車。二駅先で乗り換えて、今度は空港電車に乗車。この電車システムはドイツのシーメンス製で結構新しいはずなのですが、なにやら問題があった模様で、最初は途中一駅にのみ停車する特急があったのですが、それがすでに姿を消し、現在は各駅停車のみに。沿線の方々や空港で働く方々が、朝の通勤に利用されているので満員です。それでも朝の時間に、交通渋滞の中をタクシーで空港に向かうのはリスクがあるので、この電車を乗り継いで1時間以内に空港へ到着。今度は全日空の羽田便に。午前11時過ぎにバンコクを出発し、羽田には夜7時前に到着。そのまま新幹線で新潟へ帰着。

出発と帰着の空港が違うので、この時期大変なことが一つ。真冬から真夏へ行くので、その間、セーターやコートを自分で持ち運ばなくてはなりません。そんなの当たり前ですが、なにぶん荷物は小さなリュック一つで行くので、そこに詰め込む。出発と帰着が同じなら、預かってもらえるサービスがありますから。

というわけで、一日だけの真夏に満たされて、再び真冬の新潟に戻りました。

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