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2015年2月21日 (土)

カリタスジャパン四旬節黙想会@大阪

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カリタスジャパンでは昨年から、四旬節中に黙想会を企画するようになりました。これは四旬節の愛のわざとして全国の教会にお願いをしている四旬節愛の献金を、これまでカリタスジャパンは担当してきましたが、単に募金を頂くだけではなくて、霊的な振り返りの場をも積極的に提供するべきではないかという議論が委員会などであり、その結果として始めたものです。

カリタスジャパンには責任司教の私と担当司教の幸田司教の二人の司教がおりますが、この二人に加えて委員会の援助部門担当秘書であるレデンプトール会の瀬戸神父にも加わって頂いて、四旬節中に各地で開催しております。

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私の今年の四旬節の担当は二回。今日がその最初で、大阪は梅田にあるサクラファミリアを会場に、開催いたしました。私の担当のもう一回は、もともと個人的にお約束していた黙想会をカリタスジャパンとの共催にして頂きましたが、3月14日と15日に静岡の城内教会で行います。

今日の黙想会は、国際カリタスが世界中のカリタスと一緒になって行っている、反貧困キャンペーンの一環として、「五つのパンと二匹の魚」をテーマにお話しさせて頂きました。昨年、東京のニコラバレで行った黙想会と同じような内容です。

午前10時から始まった黙想会には120人を超える方に参加頂きました。大阪教区のシナピスの方々に協力を頂き、司会進行はその担当者である大阪教区の吉岡神父。午前中は私が二回の講話を行い、昼食を挟んで、午後には吉岡神父の振り返りと祈り、そして2時半から派遣ミサを行いました。

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インターネットがこれだけ発達した近年の日本では、一見、情報が豊富に提供され、皆が良くものを知るようになったと思われますが、実際には、あまりに多すぎる情報量に圧倒され、結局は自分の周囲の狭い範囲の情報に拘泥してしまっている嫌いがあります。そのため、世界全体という枠でものを見ることが難しくなっています。教皇フランシスコはこのことを、ランペドゥーサ島でのミサ説教で、「無関心のグローバル化が進んでいる」として警鐘を鳴らされています。

カリタスの反貧困キャンペーンは、貧困という言葉の包括する範囲があまりに広すぎるので、特に食糧問題など飢餓問題に焦点を当てています。そうしてみると、世界では今でも8人に一人が飢餓に苦しんでおり、アフリカだけに限定すれば4人に一人が飢餓に苦しんでいる。そして世界中の飢餓人口の実に98%が、いわゆる途上国に集中しているという現実が忘れ去られていることに気がつかさせられます。

見ようとする範囲が狭まるほど、自己本位な価値判断に走ってしまいがちです。難しいことですが、機会を捉えて、視野を広く世界に広げる努力をしたいと思いますし、なによりも自分が知っていることには限界があるのだという事実の前に、謙遜にありたいと思います。

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「出向いていく教会」であれと呼びかける教皇フランシスコに倣い、福音の光を世界の隅々にまで届ける勇気を持つことができるように、四旬節にあらためて信仰の基礎を振り返りたいと思います。

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