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2015年3月17日 (火)

信徒発見150周年、そしてローマへ

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本日3月17日は、「日本の信徒発見の聖母」の祝日です。典礼歴では、この日は任意の記念日とされ、例年は四旬節中にあたっている場合が多く、典礼的には盛大なお祝いとはされていませんでした。日本の教会は聖座の典礼秘跡省からの認可をいただき、この日を日本固有の祝日として祝うことになり(固有の典礼文リンク)、今年から実施されています。そして今年の3月17日は、大浦天主堂でその出来事があってからちょうど150年。長崎教区を中心にして、大きなお祝いが開かれました。

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私は静岡からの移動の時間もあって、16日の諸行事はほとんど出席しませんでした。唯一、晩に長崎市内で市長や知事、関係諸国の大使なども参加して行われた祝賀会には間に合うように出かけた・・・のでしたが、福岡から長崎に向かう特急は、途中の事故で2時間遅れ。おかげで乾杯には間に合いましたが、その前にあった多くのご来賓のスピーチを聞くチャンスを逃しました。でもなぜか、ちょうど乾杯に間に合いました。長崎の教会遺産を世界遺産として登録する活動が盛んに行われていることもあり、最後の方だけ拝聴させていただいた県知事のスピーチも、そのことに関して、さらには教皇来日への大きな期待が語られておりました。

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今回の記念行事のために、教皇様は特使を派遣してくださっています。フィリピンのコタバド教区大司教オランド・ケベド枢機卿様です。以前は長年に渡ってFABC(アジア司教協議会連盟)の事務局長をつとめられてきた大司教様です。フィリピン南部の、治安があまり良くない地域で、和平のためにも力を尽くすオブレート会員です。

教皇様にはすでに2013年5月、国際カリタスの会議の際の特別謁見で私から、信徒発見150周年のことに触れて日本へ来ていただけないかと申し上げておりました。そのときも教皇様個人は大変前向きのご返事でしたが、もちろん日程は教皇様ひとりで決めるわけではなく、バチカンの国務省などでの調整があることから、なかなか実現しておりません。

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そして汗ばむ陽気の晴天となった本日17日は、信徒発見の現場である国宝大浦天主堂で、朝からいくつもの記念ミサが捧げられ、多くの方が順番に、信徒発見の聖母像の前でミサに与られました。そして10時から、日本の司教団が全員参加し、教皇特使と高見大司教の司式で、記念ミサが捧げられました。あの狭い大浦天主堂は、会衆席も内陣も、参加者でいっぱいでした。

ミサのはじめには、パリミッションのシュガレ管区長さんがプティジャン神父に扮し、そこに和装の女性信徒が数名現れて、当時の出来事を再現するという一幕もありました。シュガレ神父様、名演技でした。

またミサ中には3名の方が洗礼を受けられ、さらにミサ後には、長崎教区シノドスの閉幕式も行われました。教区シノドスについては、またそのうちに。

なおミサの始まる前に、大浦天主堂のすぐ下、50年前の100周年に設置されたレリーフの横に、150周年を記念する標柱が建立されましたので、ケベド枢機卿様によって祝別式がありました。写真はそのときの模様です。ケベド枢機卿様を正面から撮影できなかったので、横顔だけ。

さて、一連の行事は終わり、日本の司教たちはそれぞれの方法でローマへ移動を開始しました。19日から日本の司教団の聖座定期訪問が始まります。教皇様に謁見することはもちろんですが、聖ペトロと聖パウロの墓の前でミサを捧げ、さらにはバチカンの省庁を訪問するための定期的な行事です。26日までつづきます。司教たちのためにお祈りください。この期間、私もローマで旅にありますので、司教の日記の更新は通常よりも頻度が少なくなると思います。ご承知おきください。

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