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2015年3月21日 (土)

日本の司教団アドリミナ訪問のため、ローマ滞在中

日本の司教団は七年ぶりに聖座定期訪問アドリミナのために、19日から一週間ほどの日程でローマに滞在中です。アドリミナはもちろん教皇様に謁見して報告をすることも重要ですが、同時に各省庁を訪問して情報交換したり、さらには教会の礎を築いた二人の偉大な使徒、聖ペトロと聖パウロの墓前でミサを捧げることも重要です。 初日の20日は早速午前10時から、教皇宮殿の執務室で、教皇様との謁見がありました。これまでは個別に教皇様と謁見して、それぞれ15分ほどの時間を与えられ教区の報告をしてきましたが、教皇フランシスコはこれを改め、グループでの一括の謁見に変更されています。日本の司教団は16名と少ない方ですから、今回は教皇様を中心に丸く座って、一時間以上にわたり、様々なテーマで意見交換の分かち合いの時が与えられました。 教皇様からはまず、日本の教会の宣教の課題について話すように求められ、司教たちが自由に発言しました。さらに教皇様からいくつかのテーマについて発言するように求められ、これも司教たちは自由に話をさせていただきました。教皇様は、時に大きくうなずきながら、ご自分の考えを語られましたが、基本的には私達の話にしっかりと耳を傾けてくださいました。 教皇様から示されたテーマは、詳しくはかくことができませんが、例えばシノドスのテーマである家庭や結婚の抱える課題、環境問題、教育による宣教、召命の促進、社会における教会の活動、海外からこられた信徒の方々への司牧の重要性など多岐にわたりました。そのなかで注目するべきは、やはり補完性の原理に乗っとり、各司教が自分の教区のことを決断することと、司教協議会がその地域の事柄について判断することへの信頼を表明されたことであったとおもいます。教皇が命じたからとかバチカンが命じたから実行するのではなく、地域の実情と司牧的必要を一番よく知っている地元の司教や司教協議会が自信をもって判断するようにとのお話でした。 教皇様は司教団へのメッセージのなかで、隠れキリシタンの歴史から、困難な状況にあっても信徒がよく養成されていれば信仰を伝えていくことができる点に触れ、現代の教会がそこから学ぶようにと勧めています。また広範な教会の社会的責任を通じた福音のあかしを評価し、今後も続けていくようにとの励ましをいただきました。じっくりと分かち合いの時間をくださった教皇様に感謝します。

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