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2015年6月27日 (土)

全国カトリック学校校長会と幼稚園竣工式@会津と大館

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25日と26日、木曜と金曜は福島県の会津若松で、全国のカトリック小中高校の校長と教頭研修会が開催され、100名を超える校長・教頭が全国から集まりました。第24回目となるこの研修会は、テーマを「いのちと向き合うカトリック学校」として、東日本大震災から四年を経過した福島の地でその体験を学ぼうと企画。東北ブロックが担当でしたが、主に会津若松ザベリオ学園の先生方が中心となって準備をされました。

カトリック学校の東北ブロックとは、仙台教区と新潟教区全体のことです。東北6県(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)に新潟県が加わっています。したがって東北ブロック関連のカトリック学校の催しには、常々、新潟教区と仙台教区の司教が参加することになっています。今回もテーマが東日本大震災ですから、仙台教区の平賀司教が初日に基調講演を行うことになっておりました。ところが先日来、平賀司教様は仙台で療養中。急遽、私に講演担当が回ってきました。仙台教区サポートセンター広報の助力もあり、何とか数日で、復興支援に関するパワーポイントを用意することができ、無事に1時間半を話し終えました。

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二日目には、震災直後から会津若松に役場を移し、全町避難を続けている双葉郡大熊町の渡辺町長が、「原子力災害を体験して」の題で講演して下さいました。避難生活が続く中で、住民の方の様々な思いや苦悩に直面して、必死に町の立て直しを図る町長の努力がよく伝わってくるお話でした。

原発事故後の福島に住むべきなのかどうなのか、様々な意見がありますし、学者や専門家といわれる方々の間にも大きな意見の相違が見られます。教会としては、どちらかの立場を積極的にとることはしませんが、そういう意見の相違と、あるときにはそれに基づく世論の対立の中で翻弄され続けている地元の方々に寄り添っていくことを第一としたいと考えています。故郷から、言ってみればある日突然「追い出されてしまった」人たちの、故郷への思い。人生の長さと復興の進行具合を見比べて、そこに希望を見いだすことができない高齢の被災者の方々。こどもたちの健康のことを考えて自主避難を続ける母親の思い。その一つ一つの良し悪しを判断するのではなく、その思いに寄り添う立場をとっていきたいと思います。

校長研修会は午後のミサで終了。参加した校長の中に、司祭は二人のみでした。ミサ後、午後2時過ぎに会津若松を車で出発。磐越道を郡山へ向かい、そのまま東北道に入り、福島、仙台、盛岡を経由して、小坂インターチェンジまで。そこから数キロの山道を走り、大館に到着したのは出発から6時間後の夜8時過ぎでした。

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そして今日、土曜日。東北はやっと梅雨入りしましたので、朝からの雨模様の中、大館カトリック幼稚園で新しい園舎の竣工式。大館カトリック幼稚園にはこひつじ保育園が併設され、来年度には認定こども園になる予定です。

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園長は大館と鹿角の主任司祭である岡崎神父。私が南山大学の学生時代に、神学科の聖書学の先生でした。そして副園長は助任司祭のクジュール神父。どちらも神言会員です。

大館市長さんからのメッセージもあり、また祝賀会には市役所の福祉部子ども課の課長さんも参加して下さいました。秋田地区の神言会員は全員集合。引退している元の主任司祭であったオズワルド・ミュラー神父も参加されました。

明日は大館教会で主日ミサを捧げ、新潟へ戻ります。

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