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2015年8月31日 (月)

新潟教区ハバロフスク訪問団帰国

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新潟教区では以前より、すぐお隣の教区であるロシアはシベリアのイルクーツク教区と交流がありますが、なかでも以前は新潟から定期便が飛んでいたハバロフスクのカトリック教会と交流を続けてきました。

数年前に定期便が廃止になり成田へ移ったことから、交流継続に少しばかりの困難が発生しました。それでも何とか交流は続き、2012年の新潟教区100周年には、ハバロフスク教会の主任司祭と信徒の方が、代表団として来日してくれました。

ハバロフスクとの友好関係は、私が司教になる2004年以前にさかのぼります。当時、ハバロフスクには聖母訪問会の日本人シスターが常駐しており、さらには私が海外援助担当であったカリタスジャパンと信徒宣教者会(JLMM)のジョイントプログラムで、イルクーツクやハバロフスクに派遣された信徒宣教者を通じて、カリタスのプログラムを行っていたことがきっかけです。1995年のことでした。その頃私はルワンダ難民救援プログラムにかかりきりだったので、初めてイルクーツクへ飛んだのは99年の夏。当時カリタスジャパンは現地カリタス創設のためイルクーツクを拠点にしていましたが、その後ハバロフスクへ拠点を移しました。

2004年に私が司教になって以降も聖母訪問会を通じてカリタスジャパンのプログラムは継続し、その頃から、ちょうど海を挟んで隣同士だし、きっかけもあったことから、新潟教区の交流プログラムにということにしました。新潟から直行便は2時間半弱でハバロフスクです。私自身が最後にハバロフスクに出かけたのは2010年です。

その後残念なことに聖母訪問会は撤退、さらに定期便も成田へ移り、ちょっと停滞気味ですが、新潟県などの働きかけで現在は夏期間だけチャーター便が飛ぶようになり、やっと今年の夏、4名の訪問団を派遣することが可能になりました。

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今回の代表団は、この交流事業を進める会の町田神父(寺尾教会)と坂本神父(青山教会)。そして伴神父(鶴岡教会)と信徒の三木さん。チャーター便という飛行機の関係で旅行社主催のツアーに加わる形で、現地は主に自由行動でハバロフスク教会との交流も行えました。

25日の火曜日に新潟からハバロフスクへ。その後27日の夜にはシベリア鉄道の夜行でウラジオストックへ。そして土曜日にウラジオストックから帰国。今年のシーズン最終便であったため、結構混み合っていたようです。夏シーズンだけでも定期便の復活を期待します。

もちろんロシアにおいてカトリック教会は極端な少数派です。政治的にも非常に難しい位置に置かれています。ロシア正教は宗教としても巨大であるばかりでなく、政治的力も持ち合わせています。その中でカトリックの共同体を維持していくのは、非常に困難を極めることです。

スターリンの時代にシベリアに流された人の子孫の中にカトリック信者が多いというのは事実ですが、それ以外の方々にも徐々に浸透していることも感じられます。また日本統治時代のサハリンに残留した朝鮮半島出身者の方々で、現在ハバロフスク近郊に住まわれている方の中にも信徒がおられます。(そこらへんのことは以前「家庭の友」に書いたこの記事を参照ください)幸いハバロフスクでは、以前からロシア正教との関係は良好で、私自身もハバロフスクの巨大なカテドラルや神学校、そして大主教のところを訪問したことがあります。今回の訪問団も、ロシア正教の巨大な神学校を訪問してきたとのことでした。

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またハバロフスク市内には日本人墓地もあり、戦後に抑留されて亡くなられて方も葬られています。今回の訪問団も日本人墓地を訪れ、祈りを捧げて参りました。

これからも、交流関係を続けていくことが出来るよう、努力していきたいと思います。来年も夏に実施する予定ですので、興味のある方は是非ご参加ください。(写真は、ハバロフスク教会の主任イヴァン神父からいただきました)

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2015年8月27日 (木)

Asia Youth Academy, Asia Theology Forum@マニラ

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韓国のカトリック神学研究所の一つであるWoori Theology Instituteのもとに設置されているアジア平和連帯センターが主宰する、アジア各地のカトリック青年リーダーを対象とした研修会がフィリピンのマニラで開催され、招待されましたので参加してきました。(写真上は、参加初日の23日朝に私が参加者へ挨拶しているところです)

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この研修会は2009年から毎年、同センターのPaul Hwang博士が中心となってアジアの各地で開催されてきており、アジアの様々な国で活躍する神学者や貧困削減や開発に携わる方々を講師に迎えてきました。Paul Hwang博士(写真上、挨拶するPaul Hwang博士)によれば、FABCの方向性に従い、実際に信徒の青年リーダを養成するにはどうしたらよいかを長年考えてきたが、自らイニシアチブをとって実行することに決め、様々な団体からの協力や支援を受けて09年から始めたとのこと。私自身は数年前、カリタスアジアの責任者という関係から、アジア各国で実際に開発援助などに関わる青年たちとカリタスには深い関係もあるので、支援者として出席してほしいという要請を受けていました。これまではスケジュールの都合で出席できず、メッセージを送るだけでしたが、今回は後半部分に参加でき、カリタスアジアのプレジデントとしてのメッセージを届けることが出来ました。

8月16日から26日までの11日間、前半は実際に様々なところを訪問する実地体験研修で、Asia Youth Academyと呼ばれています。後半は様々な講師を招いて、実際に現場でみたことを理論的に裏付け、さらにこれからの活動計画を策定するための研修で、Asia Theology Forumと呼ばれています。私はこAsia Theology Forum (アジア神学フォーラム)に参加。

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青年たちは、スリランカ、パキスタン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、中国、モンゴル、フィリピンなどから50名以上が参加。特に今回は、これまた国際的なカトリック青年リーダー養成運動であるFondacio の、アジアでの養成コースがマニラで行われていることもあり、この参加者も10名ほど加わりました。Fondacio Asiaの責任者はマレーシア出身の人物ですが、私が司教になる何年も前に、カリタスジャパンが支援していたミャンマーのカリタス育成のためにミャンマー司教団のコンサルタントとして働いていた人物で、一緒にミャンマーを旅行したことがある古い知り合いです。彼も今回は途中で顔を見せました。

今回のテーマは、「Women, Family and Ecological Sustainability as Church's Top Priority in Asia(アジアの教会の最優先事項である女性、家庭、持続可能な環境)」。マニラ首都圏のケソン市郊外にあるノートルダム・ド・ヴィ会(在俗の奉献会です。この会について詳しくはこちらのリンク)の黙想の家を会場に開催。講師には長年FABC(アジア司教協議会連盟)に関わる神学者James Kroeger師や、これまた旧知で、FABCに関わってきた神言会のインドネシアで教えるJhon Prior師、インドの女性神学者であるSr.Rehka ChennattuとSr.Kochurani Abrahamなどなど多彩な面々でした。

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途中、私と米国から講師の一人として来られた教育者のKathleen Schatzbergさんとは、地元のカトリックラジオ局Veritas846で一時間の生番組に出演という予期せぬ体験もありました。(写真上はその出演した番組のMCのお二人。スタジオで)

それにしてもマニラ市内の交通渋滞のひどいこと。車で移動するしかないところが大半ですので、時間が読めずに、とりわけ帰国のために空港へ出かける時間が想定できずに、困惑しました。

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2015年8月20日 (木)

「Ad Gentes」50周年記念ミサ

以下のお知らせを、本日付で新潟教区内の小教区に送付しましたので、ここでもお知らせいたします。なお、このお知らせは、新潟教区内に限定したもので、他の教区ではそれぞれの計画が別途あることと思います。

カトリック新潟教区の皆様

          「教会の宣教活動に関する教令」発布50周年記念ミサについて

 今年は1965年12月8日に第二バチカン公会議が閉幕してから、ちょうど50年となります。公会議の実質的な最終日である12月7日には、「現代世界憲章」とともに、教会の福音宣教への取り組みについて指針となる重要な文書が採択されました。これが「教会の宣教活動に関する教令」です。文書の最初の言葉をとって、「Ad Gentes(諸民族のもとへ)」と呼ばれています。

 宣教活動は、「教会の本性そのものから流れ出ることは明らかである」と指摘するこの文書は、その後、パウロ6世の「福音宣教」やヨハネパウロ2世の「救い主の使命」へと発展していきました。さらに教皇フランシスコも「福音の喜び」を著して、第二バチカン公会議の福音宣教への認識を受け継ぎ、私たちが具体的な行動を選択するように求めています。

 教皇庁福音宣教省は、同教令発布50周年にあたり、これを教会全体で祝い、またあらためて同教令について、さらには福音宣教について学ぶ時を持つようにと勧めています。

 この福音宣教省の意向を受けて、日本カトリック司教協議会の新福音化委員会(委員長・諏訪司教様)は、2015年10月18日(日)の「世界宣教の日」に、同教令発布50周年を記念するミサを捧げるように日本の全教区に提案しています。当日は、「聖書と典礼」の一ページに、同教令についての解説も掲載されることになっています。

 新潟教区においては、その前週、10月11日(日)が、山形における教区大会の日であることから、この日に教区としての同教令発布50周年記念司教ミサを捧げることにいたします。

 ただし、それぞれの小教区にあっては、新福音化委員会の勧め通り、「世界宣教の日」にあたる10月18日(日)に、同教令発布50周年を記念し、「福音宣教のさらなる充実のために聖霊の導きがあるように」との意向で、主日ミサを捧げてくださいますようにお願いいたします。祈願や朗読は、年間第29主日のものをお使いください。

 なお各地区や小教区で、同教令について学ぶ機会を設けることも、是非お考えください。私自身も11月に二度ほど、新潟教会で研修会を予定しております。

 あらためて、全世界に行って福音を宣べ伝えるようにと私たちを送り出される主イエスの声に、信頼のうちに勇気を持って応えることが出来るように、聖霊の護りと導きを祈りましょう。

<お知らせは以上です>

 なお「お知らせ」にも記しましたが、昨年同様に、新潟教会を会場にして私がお話しする信徒養成講座を秋口に二回開催します。日程は11月7日(土)と11月21日(土)の午後の予定です。今回のテーマは「「教会の本性である宣教活動(仮)」で、副題が「教会憲章とAd Gentesに学ぶ福音宣教の姿勢(仮)」です。これに関しては、正式なお知らせが、新潟教会から近隣の小教区には近日中に行われることと思います。

また、すでに小教区にはお知らせが送付されていると思いますが、これとは別に典礼の研修会が9月26日(土)に行われます。これは新しく改訂された典礼の総則に関して、それぞれの部分教会で適応を求められていた箇所について、日本の適応をバチカンの典礼秘跡省に提出して認められ、今年の待降節から実施することになったことによります。なおミサ典礼書の翻訳自体は、典礼秘跡省によるすべての翻訳の審査が終了しておらず、改訂はもう少し先になりますが、直接翻訳と関連しない部分で、先行的に実施するものです。

テーマは「ミサ典礼書総則」で、講師は日本カトリック典礼委員会委員の南雲正晴神父様(フランシスコ会)。新潟教会を会場に9月26日(土)の13時30分から15時30分まで開催の予定です。

この典礼の研修会は、教区典礼委員会の主催で、参加申し込みなどは不要ですが、不明な点などありましたら、花園教会の高橋神父様までお尋ねください。

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2015年8月15日 (土)

聖母被昇天祭@新潟教会

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8月15日は、教会にとって聖母被昇天祭の大切な祝日です。また日本にとっては終戦の日でもあります。聖母の取り次ぎのうちに、戦争で亡くなられた数多くの方々に永遠の安息が与えられるように、また世界に平和が実現するようにと祈る日でもあります。

多くの場合、普通に暮らす市井の人間には、国家と国家の行く末を決するために武器を取って戦うという決断に、直接関わる機会はありません。民主主義の国にあっても、選挙や世論の高まりなどで一定の影響を保つことは可能であっても、刻々と変化する国際情勢の直中にあって、「そのとき」の決断を下すのは政治のリーダーたちです。政治のリーダーたちと、例えばかつての時代にあっては国政への影響力を持っていた軍のリーダーたちが、進むべき道の選択を誤ったとき、その影響はリーダーたちに留まらず、国境を越えて多くの人たちにまで及んでしまいます。とりわけ敵と味方という構造の中で生命の危機に直面することによってもたらされた傷は、簡単に修復できるものではないことを、私たちは人類の歴史から学んできました。ましてや、戦いの中で失われた生命は、決して取り返すことが出来ません。様々な理由を見いだして、私たちは自分たちの行いを正当化しようとしますが、信仰の基本に立ちその視点から見るのであれば、神が良しとされ尊厳を与えて創造された人間の生命を奪い去ることは、そもそも許されていないことです。その意味で、正当化ではなくつねに謙遜であるべきことを、神の前で私たちは忘れてはいけないのではないでしょうか。

だからこそ、神の平和、すなわち神の秩序のこの世界における実現を祈り求める私たちは、私たちの政治のリーダーたちが、神の秩序に逆らうような道を選ぶことのないように、神の聖霊による導きをリーダーたちのために祈らなくてはなりません。

世界的な戦争にあっては、単純にどちらかが一方的に悪であり、対する側が一方的に善であることなど考えられません。その意味で、大きな世界的な戦争が終わりを告げたことを歴史の中に思い返すこの日は、過去を振り返るだけではなく、これから世界が進むべき道をあらためて考え、そこに神の導きを願う日でもあります。

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新潟教会では、午前10時から私の司式で聖母被昇天祭のミサを行いました。暑い晴天の中、多くの方がミサに参加してくださいました。土曜日でもあり、明日も日曜のミサがあることを考えると、予想以上にたくさんの参加者でした。本日のミサの時の私の説教は、こちらのリンク先に掲げてありますので、ご参照ください

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また今日は、タルチシオの旧典礼暦での祝日でしたので、霊名のお祝いにたくさんの霊的花束をいただきました。教区内の小教区などからも、郵送などで霊的花束をいただきました。皆様のお祈りに感謝いたします。

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ミサ後には信徒会館で、バーベキューが行われ、子どもたちのスイカ割りもあって、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。まだまだ暑い毎日がつづきます。みなさま、お体を大切に。

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2015年8月12日 (水)

聖クララの祝日@高田教会

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昨日、8月11日は、聖クララの祝日です。新潟県の上越市にはクララ会の修道院があり、毎年この日にお祝いのミサを修道院で行っております。今年は参加者も多いと言うことで、修道院の発案ですぐお隣の高田教会でミサをすることになり(修道院の聖堂は、本当に小さいので)、さらにせっかくなので、私がミサの前に一時間くらい講話をすることになりました。

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というわけで、昨日は午前10時から、教皇様の「福音の喜び」について、またそこから奉献生活者の年に関連づけて、教皇様はどういう教会の姿を望んでおられるのかについて一時間ばかり話しました。

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そして11時半頃から祝日のミサ。高田教会とお隣の直江津、妙高、糸魚川、柏崎は、フランシスコ会の司祭が担当していますので、クララ会の兄弟であるこのフランシスコ会会員と、お隣の富山県にいる会員も加わり、さらに近隣の他の司祭も参加して共同司式ミサとなりました。

高田教会には祭壇に向かって左前方に立派なパイプオルガンがあり、オルガニストも来てくださったので、荘厳な歌ミサをさせていただきました。

ミサ後には一階のホールにおいて、シスター方を囲んで昼食会。今年は11月に初誓願を宣立する修練女と、さらには志願者も加わり、集まった信徒の方々と交流を深めました。最後は一緒に歌を歌い、修道院の共同体のために祈り、また教区のために祈ってくださることを約束しながら解散。

新潟へ戻る前に、お隣のさくら聖母の園に暮らしておられる、高田教協力司祭でもある教区の長老、高藪神父様を訪ねてきました。暑さのため体調を考えて祝日のミサには参加されませんでしたが、下の写真にあるとおり、きわめてお元気そうでした。

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2015年8月10日 (月)

新潟教区カトリック保育者研修会@柏崎

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今年で44回目となる新潟教区のカトリック保育者研修会が、8月8日土曜日に、柏崎のカトリック白百合幼稚園を会場に、約160名の参加者を得て開催されました。

新潟教区には、秋田県、山形県、新潟県にそれぞれ学校法人が設置され幼稚園を運営していますし、また社会福祉法人が保育園や児童養護施設などを運営しています。そういった、子どもたちの生命を育み健全に育成することを目指す諸施設で働く教職員の皆さんを対象に、毎年、カトリック施設としての理念をしっかりと共有する場として開催されてきました。

新潟県内にある私が理事長を務める聖母学園が、幼稚園を17園運営していて最大規模であることや、教区の行事なのでということもあり、以前は新潟市内のホテルで一泊二日で開催されていました。ところが、私が新潟の司教になって数年後にそのホテルが閉鎖になり(現在は新潟日報本社が建っているところです)、その後様々な検討を経て、宿泊を取り止めて一日研修会とすることや、新潟県内の地区持ち回りで行うことになりました。研修会の内容については、教職員による委員会を設けて検討をお願いしています。

というわけで、今年の研修会は柏崎。新しい園舎が建ったばかりです。といっても以前の園舎を知っている人には、何も建物に変化がないようにしか見えません。というのも取り壊し前の旧園舎とデザインがまったく同じ。異なっているのは全体のサイズが大きくなったことでしょう。

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今年の研修会のテーマは「キリスト教保育と子ども理解」とされ、午前中に星美学園短期大学の教授で幼児教育学を専攻されている田中直美シスター(サレジアンシスターズ・扶助者聖母会)を講師に迎え、お話と、手話ソングの実技を指導していただきました。扶助者聖母会はいわゆる「サレジアンシスターズ」ですから、ドン・ボスコの修道会です。そこでシスターのお話も、ドン・ボスコの教育理念を中心に、パワーポイントを使ってわかりやすい解説でした。

昼食後は二つのグループに分かれての研修。一つは、柏崎夢の森公園の遠藤さんをお招きしての、『自然との関わり・自然と生きる』のテーマで。もう一つは、柏崎市立教育センターの山田副所長による『子どもがわくわく感を抱く宇宙・地球のお話』。どちらも実際に手作業をしてみるプログラムで、参加者も楽しく時間を過ごしました。

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そして締めくくりはミサ。幼稚園と園庭を挟んで立つ柏崎カトリック教会の聖堂が、参加者でいっぱいになりました。私が司式させていただき、司祭園長たちが共同司式。聖体拝領の数を正式には数えていませんが、160名近い参加者の中で信徒の教職員は、それでも三分の一以上はいるように感じました。

教区の研修会とはいえ、地理的距離と公共交通機関の問題から、秋田県や山形県の教職員が参加するのは難しいものがあるところが残念です。今回は秋田県からの参加者はなく、山形県から3名が参加してくださいました。また普段は教区内に常設のカトリック書店などがないため(秋田教会のコーナーのみ常設)、カトリック関係書籍や絵本、そしてメダイやカードなどを大量に持参して、女子パウロ会の2名のシスターが出張販売をしてくださいました。感謝します。出張販売コーナーは大盛況でした。

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2015年8月 7日 (金)

広島へ巡礼(続き)の写真

前掲記事の写真を数枚。

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供養塔の前で平和行進の前に挨拶する前田大司教。

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アーケード街を抜けて、聖堂に向けて平和行進。
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米国司教団の核兵器廃絶活動について語るカントゥ司教(中央)

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広島へ巡礼@2015年平和旬間始まる

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日本のカトリック教会は,広島に原爆が投下された日である8月6日から,長崎に同じく原爆が投下された8月9日を経て、太平洋における第二次世界大戦の終わりとなる終戦記念日である8月15日までの10日間を、「平和旬間」と定めています。

新潟教区では、すでに7月最後の日曜日に,平和を考える講演会と平和祈願ミサを新潟教会で開催しましたし,また各地区でも,平和を祈願するミサや行事が行われています。また平和旬間にあたって、司教協議会会長や社会司教委員長名でメッセージを出すことを通例としていますが、今年は戦後70周年の節目の年と言うこともあり、すでに2月の司教総会の折に司教団としての平和メッセージを発表しております。(そのメッセージはこちらのリンクです

毎年この時期には、広島教区と長崎教区において、それぞれ平和行事が企画されてきています。新潟からはどうしても距離があるので、実際に参加することは難しいところです。しかし今年はその70周年と言うこともありましたから、8月5日の夕方に開催されている集いを司教団主催として、日本の司教が全員でその場に集まり、平和のために祈ることを企画しました。

そしてこの企画には、日本の聖公会の主教様たちも賛同してくださり、8月5日に行われる広島のカテドラル世界平和記念大聖堂での祈りの集いを共催することにしました。

加えて戦後70年の平和巡礼として来日されていた世界教会協議会(World Council of Churches)のリーダーの方々7名も一緒に祈ってくださることになり、WCCのVice Moderatorである米国メソジスト教会のSwenson司教が平和メッセージをくださることになりました。

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日本のカトリック司教団のほぼ全員と、日本聖公会の主教会全員は、まず8月5日の夕方5時半に、平和公園の原爆供養塔の前に集まり、カトリックと聖公会の合同プログラムとして祈りを捧げました。カトリックの前田大司教(大阪)と聖公会の植松首座主教(北海道)のお二人の挨拶につづいて、教皇大使や岡田大司教も加わって、供養塔に献水。その後一緒に歌で祈り、6時頃から世界平和記念聖堂に向けて、参加者全員で平和行進を行いました。行進中は「アーメン・ハレルヤ」と「ウォーク・イン・ザ・ナイト」を交互に合唱。暑い夕方でしたが、行進の大半はアーケードの屋根の下でしたので、それほどの厳しさでもなく助かりました。

そして7時から世界平和記念聖堂で祈りの集い。シンボルとして「平和の灯」がランタンにともされて運ばれてきました。平和記念公園で1964年8月1日に点火されてから燃え続けている火です。祭壇前にはカトリックの司教が18名。聖公会の主教が12名並びました。カトリック側には、日本の司教団に加え、教皇大使、米国カトリック司教協議会国際正義と平和委員会議長のオスカー・カントゥ司教、ゲルニカ出身のスペインはビルバオ教区のマリオ・イセタ司教、そして韓国済州島の姜司教。聖公会側にもソウルの金主教。そして平和メッセージをくださった米国メソジストのスェンソン司教。さらに平和の灯のランタンを掲げて入場くださった三名のチベット仏教僧。

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諸聖人の連祷のあと福音が朗読され、平和メッセージ、そして奏楽がいくつかあった後、三名のチベット仏教僧がダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォによる「真実の請願文」と題された声明で祈ってくださいました。2008年には教皇ベネディクト16世の復活メッセージでの呼びかけに応えて、教会は中国政府に対してチベットへの宗教弾圧を止めるようにアピールをしたこともありますし、聖座は現在でも中国国内における信教の自由に、大きな関心を寄せ、世界の信徒に常々祈るように呼びかけています。もちろん中国国内には多数のキリスト者がおり(その現状は、2007年の情報ハンドブックに詳しく現状は変化があるものの基本的構造は変化がありませんので、リンクからご参照ください)、教会としてはいわば「人質」をとられている状況ですから、その対応には難しいところがあります。他国の司教団は、基本的に自らのテリトリー外の外交的問題は、聖座の指示がない限り発言できませんし(いわゆる、バチカンマターです)、いたずらに兄弟姉妹を危険にさらすような行動も慎まなくてはなりません。中国共産党の宗教政策や、本来はお家芸であるはずの「民族自決権」を無視するような政策には、教会はまったく同調することが出来ませんが、同時に、そこにいる多くのキリストを信じる人たちのこと、また宗教に生きる人たちの日々のことにも思いをはせなければならないので、非常に微妙で複雑な、しかし重大な「平和」の課題のひとつです。そのため声高に語らないまでも、祈りのうちに忘れずにあることは大切であると思います。

翌朝、8時からは、平和のためのミサが捧げられました。同じ時間にすぐ近くにある聖公会の広島復活教会では、聖公会の主教会によって平和を祈る聖餐式が行われていました。

ミサは入堂行列を行わず司教団と司祭団は8時前に着席して、15分間の黙想の時を過ごします。そして原爆が投下された時刻である8時15分に、市内の様々な鐘などと一緒に聖堂の鐘が鳴らされ、沈黙のうちに亡くなられた方々の永遠の安息を祈り、グレゴリアンのレクイエムを唄ってミサが始まりました。司式は大阪教会管区の前田大司教(広島教区司教は現在空位)。説教はイエズス会の林神父。その間、教皇大使は平和公園で開催される公式行事に参加されていました。

ミサ終了後、米国のカントゥ司教から、米国司教団がこれまでどのように米国政府に対して核兵器の廃絶を働きかけてきたのか。そして現在の司教団は核兵器廃絶をどのように捕らえているのかについての講演がありました。さらに続いてスペインのイセタ司教からも、平和を生み出すためのヒントについて話がありました。

ここら辺ですでに11時過ぎ。私は夕方の飛行機で伊丹から新潟へ戻るため、お昼頃の新幹線で広島を離れましたが、私自身が参加できた以外にも、様々な行事がこの数日の間行われておりました。是非来年は、新潟教区からも参加されますように。暑い時期の野外でも催しもありますので、体力に自信のある方は是非、来年の平和旬間に、広島へ出かけられることをお考えください。

下の写真は、世界平和記念聖堂前にある聖ヨハネパウロ2世の胸像の前で。近くにいた青年に撮影していただきました。お名前も伺わずに失礼しました。

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2015年8月 3日 (月)

あらためて、秋田巡礼へのお誘い

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秋田の聖体奉仕会では、今年も9月14日と15日に、「秋田の聖母の日」と題した祈りの集いを開催します。プログラムの詳細は聖体奉仕会にお尋ねください。またそれにあせて、横浜の信徒の方が経営する旅行会社「パラダイス」では、4日間の巡礼を企画しています。

9月14日と15日は秋田市内ホテルに宿泊して聖体奉仕会の集いに参加。その後、わたしの生まれ故郷でもある岩手県に向かい、16日と17日は震災の被災地で祈り、また大籠のキリシタン殉教地も訪れます。9月15日に聖体奉仕会でのプログラムが終了次第にバスで出発し、その日は宮古に宿泊。翌16日の朝には、宮古教会を訪問します。そのあと田老に向かい大震災の日のお話をうかがいます。その後浄土ヶ浜を経て、この日の午後は、釜石から気仙沼へ。気仙沼に宿泊。そして17日が午前中に大籠キリシタン殉教公園。米川教会を経て仙台に向かい、新幹線で東京へ戻って解散です。もちろんわたしも全行程で同行します。興味のある方、あと数席余裕があります。交通費、宿泊費、食事などを含めた参加費用は14万円ほど。詳しくはパラダイスの村上までお問い合わせください。電話は、045-580-0023、ファックスは045-580-0024です。

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この数日は、バンコクからの帰りに機内でひいた風邪の治りが悪く、調子の上がらない毎日でした。この8月最初の日曜に久しぶりにゆっくりと休むことが出来たので、少し回復。それでも先週の月末は、仙台で定例の仙台教区ポート会議。午前中は復興支援の全ベース会議で、午後の会議では先日仙台を会場に行った全国会議の振り返りとこれからの取り組みについて話し合いました。

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仙台は8月が七夕祭りですが、それの先取りで、仙台駅構内に七夕の飾りがありました。会議後に新潟へ戻るため仙台駅ホームで大宮行きを待っていると、回送列車が入線。どこかでみた電車です。そう、東北新幹線をもう走ることがなくなった上越新幹線のマックスときです。しかも帯をとき色に塗った上越バージョンが登場。ちょっとびっくりでした。

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8月1日は夕方から新潟地区信徒使徒職協議会のメンバーと、新潟教会で会合。毎年この時期に行っていますが、もちろん各教会の近況を分かち合うものの、メインは納涼会。遅くまで一緒に盛り上がりました。

ところで、先ほど残念なお知らせが届きました。仙台教区の舟山亨神父が、土曜日夕方に事故に遭い、亡くなられたとのこと。まだ51歳です。会津若松教会におられました。震災復興でも活躍されました.そして何よりも、秋田の聖体奉仕会に青年時代から何度も祈りに来られ、私も聖体奉仕会で幾度かミサでご一緒しました。通夜は8月4日午後6時半から、仙台の元寺小路教会。葬儀は8月5日午後1時から、同じく元寺小路教会とのことです。お祈りください。

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