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2015年11月26日 (木)

まもなく、いつくしみの特別聖年が始まります。

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王であるキリストの主日も終わり、次の日曜日はもう待降節第一主日です。この11月29日には、午後2時から、新潟教会の聖堂でパイプオルガンの演奏会が企画されています。瑠璃の会という、オルガン演奏のグループが定期的に行ってきているもので、今回で7回目。リュートピアの専属オルガニスト山本真希さんの指導です。演奏会では主任司祭のラウール神父のお話もあるそうです。入場無料。

12月8日からはいつくしみの特別聖年が始まります。すでに各小教区にはお知らせしましたが、祈りのリレーを行います。特別聖年に関する新潟教区内のお知らせの手紙、並びに祈りのリレーで用いる祈りの式次第は、こちらのリンクの新潟教区ホームページをご覧ください。PDFでダウンロードできます

祈りのリレーは、それぞれの小教区で任された範囲内で、どのように行うかは自由に決めてください。祈りの時間も、また場所も、それぞれの状況で決めてください。個人の家でも良いですし、お一人でもグループでも構いませんし、また教会で時間を決めて行っても構いません。

なお12月8日は、特別聖年の開幕ミサを、午前11時から、新潟教会で司教司式で行います。この日は、ちょうど教区司祭団の待降節黙想の日ですので、多くの司祭が共同司式いたします。時間の都合がつく方は、新潟教会に限らずどうぞご参加ください。 

また12月13日の日曜日は、特別聖年のいつくしみの扉開門ミサを、新潟教会で午前9時半から行います。同時に、高田、山形、秋田教会でも、同じく開門ミサを捧げることになっています。

待降節から典礼の総則の一部改訂部分の実施が始まります。新潟教区の皆様には、これに関連してあらためて申し添えますが、ひざまずいて祈ることが教会からなくなるのではありません。典礼の総則はミサの間の姿勢を「立つと座る」に定めたのであって、それ以外の祈り(ミサ前の準備、ミサ後の感謝、聖体拝領後の個人的感謝を含めてすべての個人の祈り、聖体礼拝、そのほかの儀式、個人の黙想など)において、ひずまずきが禁止になるのではありません。また聖体拝領に関してはすでに以前から指針が定められていましたので、現状と同じで何も変更はありません。なおここで記していることは、新潟教区での実施についてです。またあまり留意されていませんが、ミサ中にあっては、これまで以上に、沈黙のひとときを大切にするようにご配慮ください。慌ただしく、ばたばたと、ミサが進行することのないように心がけましょう。

来週の日曜日の夕方から木曜日の昼まで、教皇庁の福音宣教省の総会が開かれます。委員に任命していただいておりますので、この会議に参加するためローマに参りますが、その間、ブログの更新が出来ない場合もあるかと思います。ご承知おきください。

また教皇様は、昨日から初めてのアフリカ訪問へ出かけておられます。昨日はまずケニヤのナイロビに到着され、大歓迎を受けられました。この後、ウガンダにより、その後中央アフリカに立ち寄って帰国される予定です。教皇様がこの司牧訪問の旅を喜びのうちに、また安全な中で終えられますように、お祈りください。

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2015年11月24日 (火)

フベルト神父様、叙階金祝@高田、直江津

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11月23日の勤労感謝の日、新潟県上越市の高田教会で、午前10時から、主任司祭のフランシスコ会員フベルト・ネルスカンプ神父(Hubert Nelskamp, OFM)の、司祭叙階50周年(金祝)感謝のミサが行われ、司式と説教をわたしがさせていただきました。フベルト神父様は、高田教会の主任だけではなく、現在は直江津教会と妙高教会の主任司祭も兼任していただいています。さらに新潟教区内では長岡地区の地区長と、司教顧問の重責も担っていただいて、教区の運営にも力を貸していただいております。

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昨日の感謝ミサには、前の主任であったマリオ・カンドゥッチ神父や隣の富山から(名古屋教区)同じフランシスコ会のお二人の神父様とブラザーも参加され、さらに教区の近隣小教区の司祭も加わり、11名の司祭の共同司式ミサとなりました。高田教会協力司祭の高藪神父も参加されました。フベルト神父様がこの感謝ミサでお召しになっていた祭服は、50年前にドイツで叙階したときに贈られたもので、祭壇で使われたカリスも、同じく司祭叙階記念に50年前に制作されたものだそうです。

元々イタリア人フランシスコ会員の担当地区で会った長岡地区ですが、現在は長岡に神言会員、十日町に教区司祭が入り、またフベルト神父ご自身もドイツ出身で、以前は長く大阪方面で働いておられました。金祝を祝ったとはいえ長岡地区のフラシスコ会員の中では、まだまだ元気な「若手」でもありますから、これからも神父様の活躍に期待しているところです。

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あまり大げさなお祝いはちょっと、という神父様のご意向で、今回の金祝は地区内の教会への案内のみとなりましたが、教区全体に呼びかけたら、たぶん高田教会に入りきれないほどの人が集まったことと思います。地区内のそれぞれの教会から集まった代表の信徒だけでも、聖堂はかなりいっぱいでした。ミサの終了後には、いつものように聖堂の一番後ろの二階にカメラを据えて、全体で記念撮影。上を向いてニッコリし続けるのは結構しんどいものです。

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ミサ終了後、会場を同じ上越市内ですが港に近い直江津に移し、直江津駅前のホテルで祝賀会。直江津教会には隣接して保育園があり、フベルト神父はこの園長も長く務められましたが、その卒園生が町にはかなりおられるとのこと。祝賀会を催したホテルにも、おられる様子でした。

祝賀会では、高田、直江津、妙高の信徒の方による歌や踊り。そしてフィリピン出身の信徒の方による歌とダンス。最後には信徒代表から神父様へ記念品の贈呈が。記念品は、今でも時間を見つけて山登りに出かけるスポーツマンの神父様のことを考えて、自転車と言うことでした。

フベルト神父様、おめでとうございます。これからもお元気で、司牧・宣教に励まれますことを期待するとともに、神様の祝福をお祈りいたします。

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2015年11月22日 (日)

王であるキリスト@新潟教会

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本日の日曜日は、王であるキリストの主日です。教会の典礼の暦では、年間最後の日曜日。来週からは待降節が始まります。

新潟教区のカテドラルである新潟教会は、王であるキリストにささげられた教会ですから、毎年この主日が小教区のお祝い日です。そして、毎年この日が、司教による公式司牧訪問日となっています。いつも住んでいる敷地内の教会で公式訪問も妙な響きですが、王であるキリストの主日には必ず司教ミサを行うことにしています。なお本日のミサの説教は、こちらのページに掲載してあります

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王であるキリストの主日は、わたしたちに本当の権威とはどういうものであるのかを考えさせてくれます。今日の福音では、この世の権威にあるもの(ピラト)と、真の権威を帯びているもの(イエス)とでは、話がまったくかみ合わない様子が描かれています。この世の権威は従属するものを支配し君臨することによって成立していますが、イエスは、「もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない」と語ることによって、神の国においては、この世の権威のありようとはまったく異なる支配が実現していることを示唆します。

神の支配は、従属するものの上に君臨し支配するような権威ではなく、まったくその逆で、「わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった」とヨハネの黙示にあるように、自らの生命をもってすべての人のために苦しみに身を投じるという、現世の価値観とはまったく相容れない価値観がそこにあることが語られています。最高の位にあるものが、自らすべての人のために生命をなげうつという、君臨する支配者とはまったく正反対のありようです。

そしてその神の支配は、「諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え、彼の支配はとこしえに続き、その統治は滅びることがない」とダニエル書にあるとおり、地域や時間に縛られていない、それを超越し、すべてに対して永遠に及ぶ支配であることが明示されています。

どのように人間がもがいていようと、結局のところは神の掌の中にあるのだという現実を知るとき、わたしたちは現実の世界を支配する価値観の多くが、神の支配とは相容れないものであることを、謙虚に学ぶことが必要であろうと思います。もちろん現実の世界は複雑怪奇ですから、神の望まれる世界の支配が即座に実現することは難しいでしょうし、教会が常々語る世界の理想的なありようも、単なる理想論として退けられてしまうこともたびたびでしょう。しかしその中にあっても、神が望まれる世界の有り様をつねに探求し続け、少しずつでもその理想に近づけることが出来るように、小さな努力を信仰のうちに続けていきたいと思います。

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ミサ後にはセンターの二階ホールを会場に、茶話会が催され、聖歌隊の皆さんの歌の披露などもありました。

明日の月曜日は、高田教会で、フーベルト神父の司祭叙階金祝感謝ミサです。

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2015年11月21日 (土)

信徒養成講座「教会の本性である宣教活動」2@新潟教会

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11月7日に引き続いて、本日午後1時半から新潟教会のセンター2階ホールで、信徒養成講座の2回目を開催しました。テーマは前回同様、「教会の本性である宣教活動」です。前回は「そもそも教会とはなんぞや」という大前提を探るために、駆け足で教会憲章を学びました。今回はその大前提に基づいて、第二バチカン公会議閉幕直前にやっと採択された、「教会の宣教活動に関する教令」いわゆる「Ad Gentes」について、これまた1時間ちょっとの駆け足で、学びました。今年のわたしがお話しする養成講座は前回と今回の2回で終了ですが、今回も50名近い方が主に新潟市内の教会を中心に参加してくださいました。

ちょうど今年は1965年12月8日に第二バチカン公会議が閉幕して50年ですし、50年目のその日にはいつくしみの特別聖年も始まります。教皇フランシスコは、第二バチカン公会議が目指した教会のあるべき姿を具体化することをつねに念頭に置かれているようですが、このいつくしみの特別聖年が目指すところも、教会の本来あるべき姿勢を明らかにすることが、重要な目的ではなかろうかと思います。

「Ad Gentes」は、神言修道会にとっても重要な意味をもった教令です。一番上の写真はちょうど今日のお話の初めに紹介した写真ですが、2012年7月にベネディクト16世がローマ郊外のネミにある神言会の研修センター「Ad Gentes Center」を訪問されたときのものです。教皇と一緒に歩いている一団の、向かって一番右が神言会の前総会長。一番左が現総会長。ベネディクト16世はまだ30代後半の若い神学者であった頃、このネミで6日間ほどの非常に中身の濃い体験をされました。それこそが「Ad Gentes・宣教教令」の草案作成作業でした。公会議も終盤になり時間の制約から、宣教教令の草案を作成するグループは、その中心人物の一人であった神言会の当時のシュッテ総会長の招きで、できあがったばかりのこのネミの施設で、合宿作業をしたのです。そのときに、同じドイツ人だからなのかどうかはわかりませんが、シュッテ神父の招きで合流したのがラッツィンガー神父であったと言うことです。ベネディクト16世は、この日、ネミを訪問し、総会に集まっていた会員を前に、当時のことを懐かしんでお話をされました。この作業部会を記念して、ネミの研修施設は2010年に「Ad Gentes Center」と改名されました。

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この1時間少しの時間で、宣教教令が呼びかけたことすべてを網羅することは不可能ですから、今日の学びを基礎として、これからも学びを深めていただきたいし、同時に教令の呼びかけに答えて、教会共同体がその言葉と行いをもって、地域共同体の直中で、福音のあかしとなっていくことが出来るように、教会共同体のあり方を今一度見直してみたいと思います。

明日は「王であるキリスト」の主日で、毎年恒例ですが新潟教会で9時半から、わたしの司式でミサを捧げます。

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2015年11月18日 (水)

カリタスジャパン全国教区担当者会議@鹿児島

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全国の16教区には、それぞれの司教に任命されたカリタス関連の担当者である『カリタス教区担当者』がおられます。それぞれの教区の事情に応じて、教区での役割が異なる場合もありますし、また名称が異なっている場合もありますが、その重要な役割の一つに、カリタスジャパンの国内での活動を、それぞれの教区で支援して下さることがあります。

たとえば、四旬節献金に関わるお手伝いを頂いたり、カリタスジャパンの活動報告会や黙想会を開いて頂いたり、教区の中でカリタスジャパンの支援が必要な案件を見いだし援助部会へ推薦頂いたりしております。また全16教区の担当者で『教区担当者会』を結成し、その中から、カリタスジャパン委員会、啓発部会、援助部会へ、それぞれ代表の委員を派遣していただいております。カリタスジャパンの活動は、もちろん東京の事務局と同じく東京で開催される会議で成り立っていますが、各教区における広報活動や具体的な活動も重要ですので、カリタスジャパンは教区担当者の協力なしには活動が成り立ちません。

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その教区担当者の定例全国会議が、17日(火)と18日(水)の二日間、鹿児島教区本部事務局を会場に開催されました。京都の教区担当者が帰国休暇で欠席でしたが、他の15教区から担当者が、そして援助と啓発のそれぞれの秘書、中央協事務局から三名、そして私と幸田司教が参加。鹿児島のカテドラル小教区の信徒の方々に、心のこもったおもてなしを頂きました。

会議は火曜の朝のミサから始まりましたので、月曜の夜には鹿児島入り。暑いこと。司教館すぐ裏にあるビジネスホテルの職員の方は「結構寒い」と言われていましたが、新潟から来た身には暑い。あわてて着込んでいたヒートテックの下着を脱ぎました。

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火曜日は朝6時半から幸田司教司式のミサを、カテドラルの大聖堂で。その後9時から本部事務局のホールで会議開始。ちょうど鹿児島教区の司祭の会議も開催されており、そちらはカテドラル下のホールへ移動して下さいました。鹿児島教区の司祭団には迷惑をかけました。

会議の冒頭には郡山司教もおいで下さり、歓迎のご挨拶を頂きました。この地では、「ザビエル様」と、間違っても「フランシスコ・ザビエル」などと呼び捨てにしてはいけないことも教えていただきました。

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会議の最初の議題は今年5月に開催された国際カリタスの総会報告。これからの4年間の国際カリタスの活動の方向性について情報を共有しました。その後、仙台教区の小松神父に来ていただき、東日本大震災への対応の体験を話していただき、またそこから学んだこともいろいろ分かち合っていただきました。その上で、今後、災害が起こった場合に、各教区のカリタス担当者はどのように対応していくのか、カリタスジャパンの対応はどういう風になるのかについて意見交換。さらに、先般教区カリタスを創立された大分教区の体験の分かち合いで一日目は終了。夜の懇親会では、まもなくとなる郡山司教の司教叙階10周年のお祝いもいたしました。

今日の二日目は、同じく6時半から私が司式してミサ。9時から、鹿児島で「きぼうの電話」の活動を行っている運営委員長の山口寛子さんからお話を頂きました。これは郡山司教が司祭時代に始めた活動で、カトリックの信仰に基づいた電話相談の活動です。

そして最後に、来年の四旬節「愛の献金」をはじめとする諸活動について意見交換。お昼をもって、二日間の会議を終了しました。

その後、参加者の大半は一泊の現地視察へ出発。私は所用があるため、今から新潟へ戻るため、このブログを鹿児島空港で待機中に書いております。

残念ながら昨日も今日も雨模様で、桜島も見えませんでした。郡山司教の司教叙階式以来、10年ぶり二度目の鹿児島でありました。

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2015年11月15日 (日)

横手教会訪問@秋田県横手市

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今日の日曜日は秋田県の横手市にある横手教会を司牧訪問しました。新潟から車を運転して、昨日土曜日の行きは鶴岡から酒田へ抜けて、海岸沿いを由利本荘まで走り、そこから右に折れて横手まで。これが5時間弱。そして今日の帰りは、横手からまっすぐ南へ下り湯沢を抜けて新庄へ。そこから最上川沿いに酒田方面へ向かい、途中から鶴岡に抜け、あとはいつもの通りでこれまた5時間強。残念ながら雨の中のドライブで、最上川沿いの素晴らしい紅葉を、途中でゆっくり眺めてくるなどということも出来ませんでした。午後2時過ぎで、すでにライトが必要なくらい暗かったので。

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横手教会は1929年に神言会の宣教師が創設し、今の聖堂は78年前の1937年に献堂。その当時から隣接して保育園が開設され、現在に至っています。マリア園(保育園)は長いこと個人立でしたが、近頃、社会福祉法人化されました。現在の主任司祭は神言会員のマルティヌス・オマン神父。インドネシアの出身です。(写真上はミサ前に信徒を優しく見守るその横顔)

やはりこの地域でもフィリピン人信徒が大勢おり、今日のミサに集まった方々の半分以上は海外出身の信徒でした。今日は、わたしがミサ前に話をするということで、いつも以上にたくさんの方が集まったようで、聖堂は満員でした。

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ミサ前、9時半から1時間、教皇フランシスコの『福音の喜び』について話をさせていただきました。その後で日曜日のミサ。典礼暦の終わりが近づいているので、王であるキリストの主日(来週です)あたりのミサの朗読は、世の終わりを感じさせる黙示的な内容が多くなります。神のことばは生きているので(今日の福音)、こういった朗読からも私たちは『時のしるし』を読み取ろうとする努力をして、いま語りかける神のことばに耳を傾けなくてはなりません。今日はミサ前の話も含めて、生きている神のことばをどのように一人ひとりが体現して生きていくのか。それを通じてどのように喜びをもって福音をあかししていくのか。そういったことを一緒に考えました。ミサ後には信徒会館でカレーの昼食会。雨の中、大勢の方に集まっていただいて感謝します。

昨日からフランスのパリでとんでもないテロ事件が発生し、多くの方が生命を失い、また負傷されました。突然銃撃戦に巻き込まれたり、武装集団に襲われた方々の驚きと恐怖はどれほどであったことか。亡くなられた方々の安息を祈り、また負傷された方々の一日も早い回復を祈ります。

どんな理由があっても、神が与えた尊い生命を暴力的に奪うことは許されることではありません。さらにこのような理不尽で無差別な暴力行為は、さらなる暴力の連鎖を引き起こす負の力を秘めています。尊い生命を私たちに与えてくださった神が、政治のリーダーたちにこの暴力の連鎖から抜け出すよりふさわしい道を見いだす知恵を与え、また暴力的な怒りに駆られて行動する人たちに、神の真の平和を与えてくださいますように、心から祈ります。

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2015年11月13日 (金)

第21回日韓司教交流会開催@横浜

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11月10日(火)から12日(木)まで、横浜市内を会場に、第21回日韓司教交流会が開催されました。日本側からは現役の司教全員の15名が、そして韓国からはベネディクト会の自治区長である大修院長の一人も含め22名が参加。それ以外にもそれぞれの司教協議会から数名の関係者が参加しました。

韓国は日本と同じ16教区です(そのうちの一つは軍教区)。しかし教勢が拡大する中、補佐司教の任命が相次ぎ、現在は26名ほどの現役司教がいると聞いています。日本では、まもなく勝谷司教が還暦なので、50代の司教はわたし一人になり、もちろん40代はおりません。しかしさすがにベースになる信徒数と司祭数が違うので、韓国には若い司教様がおられ、40代も二人、50代は8人。今回はソウル教区のアンドレア廉洙政(Yeom Soo-jung) 枢機卿も4名の補佐司教と一緒に参加されました。また初日は教皇大使も参加。ご挨拶をいただき、夕食会までご一緒いただきました。会場となったのは、カテドラルの山手教会ホール。山手教会の信徒の方々にいろいろとお世話をいただきました。感謝です。

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今回はテーマを「戦後70年のあいだカトリック教会は社会の中でどのように福音を生きてきたか?」として、日本からは初日夕方に以前、宣教研修所で働かれた大阪教区の小田武彦師が、日本の宣教の歴史をザビエルの時から現代まで概説しながら1時間半以上講演。翌日の午前中には韓国のアンドレア・パクドンホ神父が、『福音の喜びを土台とした私たちの70年間に対する評価と反省」と題して、同じく一時間半ほど、韓国側の視点からお話しくださいました。

二日目の午後からはバスで横須賀へ移動。横須賀の三笠教会で、以前、逗子の市長を務められた信徒の澤光代さんから、主に米軍池子住宅の問題への長年の関わりについてお話をいただきました。三笠教会では、幼稚園の園児たちに大歓迎をしていただき、また三笠教会の信徒の方々と、お茶を一緒にしながらお話をすることも出来ました。

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この日の夕方に山手教会で行ったミサには、韓国出身の信徒の方々も含めて、大勢が参加してくださいました。司式は日本の司教協議会会長である岡田大司教、説教は韓国の司教協議会会長である光州のキム・へジョン大司教が説教。翌日、三日目の朝は、同じく山手教会で午前8時半からミサがあり、ソウルのアンドレア枢機卿が司式、地元教区の梅村司教が説教をされました。三日目のミサ後には日韓の司教がそれぞれ数名ずつ一緒になって小グループを作り、通訳を挟んで分かち合い。互いの教会における福音宣教の課題について分かち合いました。

日韓司教交流会の始まりについては、中央協のサイトに2011年の情報が次のように記されています。(リンクはこちら

「日韓司教交流会は、阪神・淡路大震災が発生した1995年に、マニラで開催された第6回アジア司教協議会連盟(FABC)総会での、当時の日本司教協議会副会長・濱尾文郎司教(のち枢機卿)と韓国司教協議会会長・李文熙(イムンヒ)大司教との出会いをきっかけにして始まった」

当初は歴史認識についての共通理解が主な課題でしたが、現在ではそれにとどまらず、さまざまな福音宣教の課題について、互いに学ぶ場となっています。来年は同じ時期に、韓国で開催です。

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2015年11月 8日 (日)

酒田教会訪問@山形県酒田市

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今日の日曜日は、山形県酒田市にある酒田教会を司牧訪問し、一緒に主日ミサを祝うことが出来ました。

酒田教会は、山形県の庄内地方に二つある教会の一つです。もう一つは少しばかり新潟よりにある鶴岡教会。先日堅信式がありました。どちらの教会も、主任司祭は神言会の伴八郎神父。伴神父は主に鶴岡に居住し、教会と幼稚園園長の仕事をしていますが、月に二回、鶴岡のミサ後に酒田を訪れ、11時半からミサを捧げています。鶴岡と酒田は車で40分程度離れていますが、冬場には雪や風の影響で、移動には困難が伴います。今日は寒い日曜でしたが、新潟も山形も雨でした。新潟の司教館を朝7時半に車で出発。高速が県境でつながっていないため、国道7号線経由でちょっと時間をロスしますが、それでも11時前には酒田に到着しました。

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1967年11月にイエズスマリアの聖心会の宣教師によって献堂された教会ですので、今日のわたしのミサでは、献堂48周年の感謝も捧げました。さらに祭壇前には、伊藤司教、佐藤司教をはじめ、歴代の司祭や信徒ですでに亡くなられた方々の名前が掲示され、11月の死者の月ということで、これらの信仰の先達の永遠の安息のためにも、ミサでともに祈りました。

酒田教会は小さな共同体です。今日のミサには15名ほどの参加でした。それでもしっかりとオルガンが演奏され、ミサ曲などもしっかりと歌唱される典礼でした。

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ミサ後には献堂48年と、わたしの11月1日の誕生日とを合わせて、持ち寄りの祝賀会がありました。この人数ですから全員の自己紹介と、わたしへの質疑応答を経て、最後は全員で合唱。これがまたできが素晴らしい。誕生日のお祝いをしていただいたこと、感謝します。

小さな共同体ですが、一つの神の民である教会の部分として、キリストの大きな体につながっているという意識を持ちながら、救いの計画の中でまだ完成していない神の民を、すべての人がその中に含まれる民へとするために、福音宣教に取り組んでくださることを、いつも期待しています。

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2015年11月 7日 (土)

信徒養成講座「教会の本性である宣教活動」@新潟教会

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昨年からこの時期に、2回ほど連続で、信徒養成講座を開催させていただいております。会場は新潟教会。新潟地区の信徒使徒職協議会と一緒になって、主に新潟地区の信徒の方々を対象に企画しております。昨年は、『福音の喜び』について話しました。

今年は、本日と11月21日の二回。同じく新潟教会のセンター二階ホールで、信徒養成講座「教会の本性である宣教活動」として開催します。本日が第一回でした。ちょうど今日は女性の会の総会もあったためか、大勢の方に参加していただき、60名を超える満員でした。次回もこれくらい来ていただけると良いのですが。

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さて講座の中身は、ちょうどまもなく第二バチカン公会議閉幕50周年ですが(1965年12月8日)、福音宣教省から『教会の宣教に関する教令』50周年の記念行事をするようにとの呼びかけがあったことから、『教会の本性である宣教活動』を今年のテーマにしました。とはいえ、いわゆる「Ad Gentes』と呼ばれる宣教教令だけでは、二回も話が持たないので、その基本にある教会とはいったいなんぞやを説く『教会憲章』について、まずお話をさせていただくことにしました。ですから今日は、教会憲章の勉強会。

新しい神の民として、すべての人を招く教会は、信徒の固有の召命として与る祭司職、預言職、王職によって、あかしの福音宣教を行っています。それを裏打ちする教会の本来的あり方について、教会憲章の主な部分を取り上げてお話しいたしました。

次回は第二バチカン公会議の最後の最後、1965年12月7日に現代世界憲章とともに採択されたいわゆる『宣教教令』についてお話しします。

明日は、山形県の酒田教会で主日のミサです。

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2015年11月 3日 (火)

今年も残すところあと二ヶ月

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今年も残すところあと二ヶ月になりました。11月1日は諸聖人の祝日で、2日は死者の日。永遠の生命に生きているすべての人とのつながりに思いをはせ、天国の栄光にいる方々には、聖徒の交わりにおける取りなしを祈り、またすべての亡くなられた方々の永遠の安息を祈る二日間でした。

11月1日はわたしの57歳の誕生日でもありました。未だに日本の司教団では一番の若輩者です。もうすぐ勝谷司教が還暦なので、そうなると五〇代はわたし一人になります。写真は、先日の土曜日、前掲記事のように新潟市の寺尾にあるノートルダム幼稚園・保育園の創立五〇周年で、子どもたちが紙工作でつくりあげた誕生ケーキの中身です。わたしが50歳というわけではなく、幼稚園の50歳の誕生日でした。でもとてもすてきに出来ているので、背景に拝借。

先日、秋田にあるわらび座から関係者の方が来訪され、12月に新潟で行われるミュージカルについて説明して行かれました。このミュージカルは「ジュリアおたあ」というタイトルです。毎年東京教区で、神津島を会場に開催されている『ジュリア祭』の主人公でもある方の人生についての物語を、ミュージカルにしたもの。新潟公演は12月13日の14:00から、新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」にて。ストーリーなどの詳細はこちらのリンクから、わらび座のページをご覧ください。なおこのリンク先には12月の新潟公演までは掲載されていません。料金やチケット申し込みは、各小教区にチラシなどを配布します。

「いつくしみの特別聖年」については、すでに各小教区にお知らせの文書を送付いたしました。準備ができ次第、教区のホームページにも掲載されると思います。お知らせの通り、祈りのリレーを、新潟教会から始まって一年間行うことにしています。参加者の登録などは、各小教区にお任せいたします。その際に唱えるお祈りについては、「特別聖年の祈り」を中心に早急に整えてお知らせするようにします。なお「特別聖年の祈り」は中央協のこちらのリンクからご覧いただけます。12月8日は、午前中に(11時の予定)、新潟教会で特別聖年開幕のミサを行います。ちょうど待降節の静修で集まっている教区司祭団も参加してのミサとなる予定です。

月が変わりましたので、今月の主な予定を記しておきます。

  • 11月4日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 11月5日 常任司教委員会、社会司教委員会 (潮見)
  • 11月6日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 11月7日 信徒養成講座「教会の本性である宣教活動」 (13時半、新潟教会)
  • 11月8日 酒田教会ミサ (11時、山形県酒田市)
  • 11月9日 月曜会ミサ (11時、新潟教会)
  • 11月10日~12日 日韓司教交流会 (横浜教区内)
  • 11月15日 横手教会ミサ (9時半、秋田県横手市)
  • 11月16日~18日 カリタスジャパン全国担当者会議 (鹿児島教区内)
  • 11月21日 信徒養成講座「教会の本性である宣教活動2」 (13時半、新潟教会)
  • 11月22日 王であるキリスト (9時半、新潟教会)
  • 11月23日 フーベルト師司祭叙階金祝ミサ (高田教会)
  • 11月24日~25日 教区顧問会、司祭評議会 (新潟)
  • 11月30日~12月3日 福音宣教省会議 (ローマ)

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