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2016年3月18日 (金)

そしてバンコク

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秋田での一連の卒業式関連行事が終わり、先週の金曜日の夜には一度新潟へ電車で戻りました。そして翌日、土曜日の午後には再び電車に乗って東京へ。夕方5時半頃に成田空港を出発する全日空の便で、一路バンコクへ。

この時間の成田発の全日空バンコク便は、同じスターアライアンスのユナイテッド航空で米国各地からやってきた便と接続するので、日本発の全日空なのに、乗客の大半は外国の方々。そしてエコノミーはいつもほぼ満席。押さえていた通路側の席を、一緒に旅行しているという女性二人組に頼まれて譲ったので、久しぶりに窓際。とはいえ、夜なので何も見えませんでしたが。その場で変更を頼まれることは滅多にないのですが、それでも頼まれると無下には出来ない。なんとも断りにくい。そういう性格ですから。

深夜11時過ぎにバンコクのスワンナプーム空港に到着。入国審査で手間取ったので電車をあきらめ、一階までおりてタクシーに。数年前に日本人の方がブログで厳しく指摘して以来、タクシーの運転手さんたちは気をつけていて、深夜でもメーターを使うようになったので、少し安心です。真夜中過ぎに会議のあるホテルに到着。(2時間時差があるので、日本時間ではすでに午前2時過ぎ)

翌朝は日曜ですから、8時半から会議場で主日のミサ。ミサが終わって始まったのは、カリタスアジアの地域委員会、すなわちカリタスアジアの理事会です。

参加者はアジアのそれぞれの地域の代表たち。南アジアがパキスタン、東南アジアがミャンマー、東アジアがマカオ、そして昨年から設置された中央アジアがモンゴル。これに事務局長(フィリピン)と責任者のわたし(日本)、さらに国際カリタスのアジア担当デスク(フランス)。しかもモンゴルの代表はコンゴの神父。非常にバラエティーに富んだメンバーでの会議です。(一番上の写真。左側から向こうの列。ミャンマー、フィリピン、パキスタン。手前の列、左から。マカオ、モンゴル、国際カリタス、一番奥の中央はわたし)

今回は特に、昨年から行われていた国際カリタスの運営基準に従ったカリタスアジアの第三者評価についてと、カリタスアジアが以前から行ってきた、反人身売買、持続可能な農業、危機対応、能力開発の四つのプログラムへの外部評価を受けて、今後どのように対応するかが二日間の会議の主な議題でした。手渡された外部評価書はA4で65ページの英語。読み込むだけで一苦労。

国際カリタスの運営基準に基づく評価は、国際カリタス自体がEU等の基準に従ってバチカンの諸部署と共に公明正大な運営が求められているのに合わせて、世界中のカリタスについても同じようにどれだけ運営基準を満たしているかを客観的に判断しようとして、現在世界レベルで取り組んでいるものの一環です。

カリタスアジアの事務局は、フィリピン出身の事務局長他、タイ人スタッフ2名とカンボジア人スタッフ1名の4名体制で、フルタイムとはいえ国際カリタスの運営基準をしっかり満たすには人員不足であることが指摘されました。特に実施しているプログラムを独立して担当するスタッフを早急に一名増やすようにと指摘がありました。

実施している四つのプログラムへの評価もなかなか厳しいものがありました。会計監査のあり方を含めて、今後、指摘を踏まえて、さらに実りのあるプログラムへ育てていくつもりです。わたしのカリタスアジア責任者の任期は、2019年5月までですので、もう少し取り組みへの時間があります。

月曜日(火曜の早朝0時半発)の全日空深夜便で成田へ向け出発。行きは7時間弱のフライトですが、帰りは風の影響で5時間強。朝8時過ぎに成田に到着しましたが、あまり寝ていないので、ボーッとした頭のままで司教協議会へ。

その日の夜には、アムネスティの知り合いの紹介で認定NPO法人難民支援協会の代表理事である石川さん他のスタッフと面談。わたしより20近く若い方ですが、難民支援へのすさまじいまでの熱意を感じさせられました。またお話から、その行動力にも驚かされました。シリア難民への対応に関して、日本のカトリック教会が教皇フランシスコの呼びかけにどう応えようとしているか、鋭い質問をいただきました。

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ところで先日の秋田訪問では、新潟教区の岡神学生を一緒に聖体奉仕会へ連れて行きました。写真は聖体奉仕会の会員の撮影です。岡神学生は復活祭の翌日には東京の神学院へ移ります。どうぞ岡神学生のために、教区の皆様のさらなるお祈りをお願いいたします。

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