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2016年4月16日 (土)

熊本での大地震をうけて

2011年の東北での大地震からの復興もまだ完了していない中、以前からどこかでまた大きな地震が発生してもおかしくはないと言われていた中で、その大きな地震があまり発生することがなかった九州で、巨大な地震が発生してしまいました。

14日の夜から今に至るまでの、地震に関する詳細は、報道で皆様すでによくご存じの通りです。現時点で20人を遙かに超える方がその生命を奪われてしまいました。また多くの方が怪我をされ、その中には重傷を負われている方も少なくないと報道されています。建物の倒壊や様々なインフラの崩壊も、時間を経るにつれ明らかになってきています。

当初は、益城町周辺の地域にのみ被害が集中した災害と判断していましたが、本日未明のさらなる大きな地震が、広い範囲に大きな被害をもたらしてしまいました。

まず第一に、特に新潟教区の皆様にお願いしたいことは、明日の日曜日、それぞれの主日ミサにおいて、今回の大地震で亡くなられた方のために祈り、また一日も早く平穏な日々が取り戻され、復興の道筋が明確になるように、共に祈ってください。お願いいたします。

新潟も、わたしが司教になった年、2004年に中越地震という大きな災害に見舞われ、さらには2007年に中越沖地震でさらに被害を被りました。そのときに全国のたくさんの方から、祈りをいただき、また支援もいただきました。そのことに心を留めながら、熊本の被災者の方々のためにお祈りいたしましょう。

第二に、福岡教区やカリタスジャパンの対応などについてです。

現時点では、対応は最終的に決まっていません。決まり次第カリタスジャパンのホームページや、わたしのこの場でお知らせいたします。災害が広範囲に及んだことから、どのように対応するか、また教会への被害はどの程度か、福岡教区(熊本県は福岡教区です)において、本日午後、関係者の会議が行われていると伺っています。その会議の結果を待って、募金や、活動方針などが決まって参ります。お待ちください。

カリタスジャパンが集める募金は、広く一般の方にも呼びかけますので、その使途は広く一般の災害救援活動の支援であって、教会への援助金ではありません。またカリタスジャパンのお願いする募金は、広く災害救援や復興支援の活動のために活用されますので、被災者の方々に直接お配りする「義援金」ではありません。

しかしながら、復興支援などの活動を通じて、被災者の方々に支援が間接的に、またはときに物資の配布などもありますので直接的に、様々な方法で行われますので、当然ですが、カリタスジャパンがお願いした募金は被災者の方々のために役立てられるものに違いありません。

また被災した教区が直接呼びかける募金は、教区の独自の必要のために使われるもので、それは教会の修復であったり、そのほか教区の判断によって活用される募金です。

なお、災害発生初期の緊急時は、日本のような災害が頻繁に発生する国においては、これまでの経験の積み重ねから、法律などによる制度が明確に確立しており、自衛隊や、警察、消防の方々が中心になって行われます。いくつかの専門職をもったNGOが、これまでの経験の積み重ねから現場に入っていますが、緊急時はプロの対応が必要な時間です。そのほかの一般のNGO等によるボランティア活動は、緊急時のプロの対応との関係の中で時期を判断してはじめられます。従って、今回の被害の規模を見れば、今後、数日を経た段階で、様々な形のボランティア活動がはじめられ、「ある程度の長期」にわたって必要とされると推測しています。

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