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2016年9月24日 (土)

福島の復興支援の集い@新潟

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本日土曜日の午後1時から3時まで、カトリック新潟教会を会場に、新潟地区信徒使徒職協議会の主催で、「福島の復興支援の集い」が行われました。

新潟地区信徒使徒職協議会では、以前から福島野菜畑の野菜販売などを通じて福島の復興支援に関わってきました。今回は、福島の現状、特に原発事故関連の現地の状況を学ぶために、三人の講師をお願いしました。

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まずカトリック東京ボランティアセンター(CTVC)の事務局長である漆原さんが、六年目に入った福島の状況や、避難指示が徐々に解除されている現状の中で、具体的に避難されている方々は戻っているのかどうか。復興公営住宅などの開設はどうなっているのか。今後の地域のコミュニティをどう支えていくべきかについて、お話しくださいました。

続いて福島で酒屋を営みながら、子どもたちの健康を最優先に考えられて、隣の山形県米沢に自主避難されている湯野川さんが、自主避難にともなう現状をお話しくださいました。目に見えない原発事故の影響と、定期的に子どもたちが甲状腺の検査を受けるという心理的圧迫の中で、心理的にも大きなストレスを家族は感じておられる現状と、公的支援の欠如、さらには帰還することへの心理的プレッシャーなどについてお話しくださいました。湯野川さんご自身は毎日、米沢から福島のお店に通われています。司教団の勉強会でも、以前、お店に立ち寄り、お話を聞かせていただいたことがありました。

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政府をはじめ行政はなるべく早い段階で避難を解除し、帰還する方針を進めているようですし、それにともなって様々な公的支援や保障にも打ち切りや変更が生じてくる可能があります。しかし、原発事故の一番の特徴は、その影響が目に見えないことから、それぞれの人によって受け止め方は千差万別で、どれが正しくてどれが間違っているなどと言えるものではないこと。しかもそこに実際に生きていない外部の人間が、客観的判断などと言ってとやかく言えるような性質のものではないこと。そんなことを考慮に入れれば、現地で生きておられる方々の、それぞれの選択を尊重し、できる限り心穏やか暮らしていただけるように支援するというのが、行政や支援団体の務めであるように思います。

そして最後に、カリタス原町ベースのベース長であるシスター畠中が、原町での活動や、福島第一原発からほぼ二五キロと一番近いカトリック教会としての立場について、また今後の活動の見通しについてお話しくださいました。

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講演会が終わってからは、信徒会館前で、福島の野菜の即売も行われました。新潟教区は小さな共同体なので出来ることには限度がありますが、それでも被災地の隣の県にある教会として、これからも息の長い支援に取り組んで行きたいと思います。

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