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2016年11月22日 (火)

主日のあいだにローマで会議

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特別聖年の閉門ミサが終わった11月13日の夜、成田空港からターキッシュ航空(トルコ航空)に乗ってイスタンブールを経由してローマに出かけました。成田を夜10時25分に出発して、乗り継いでのローマ到着は、現地時間月曜日の午前10時過ぎ。国際カリタスの理事会にあたる、地域代表委員会に出席するためです。(写真上:国際カリタス本部玄関前で。バチカンのローマ市内飛び地、サンカリスト宮殿)

地域代表委員会(RepCo)は年に二回、5月と11月に開催され、国際カリタスの七つの地域からその責任者と代表が参加します。アジアからは責任者のわたしとパキスタンとミャンマーの3名が代表。それにオブザーバーとして地域コーディネーターが加わります。

会議は火曜日の昼食から。午前中にジェズ教会に安置されている聖フランシスコ・ザビエルの右腕の前でしばしお祈りを。時間が許す限り、ローマに来たときにはここを訪れて日本の宣教のために祈ることにしています。

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前回5月にルルドで行われた地域代表委員会には、国際カリタス総裁のタグレ枢機卿(マニラ大司教)が体調不良で欠席されましたが、今回は元気に議長を務められました。すでに前週にはローマに入り、イタリア中部の地震被災地も訪ねられた由。会議後は新枢機卿親任の枢機卿会と特別聖年閉幕ミサに参加、そしてさらにもう一つの会議と、当分ローマから離れられないとか。(写真上:会議の議長を務めるタグレ枢機卿)

会議の主な論点は2017年の予算や四年間の戦略的枠組みに基づく2017年の活動計画の承認。そして新しく取り組もうとしている難民や移民をテーマにした世界的キャンペーンについてなどでしたが、一番時間を費やしたのは、『シリアに平和は可能だ』と題して現在展開中の平和構築キャンペーンに関連した意見交換でした。これは特に教皇フランシスコから国際カリタスに託された使命の一つで、地域代表委員会のメンバーには中東と北アフリカ地域の責任者としてシリアのアレッポ(カルデア典礼)のアントニ・アウド司教がおられることもあり、重要な課題となっています。今回は現地の状況と宗教的課題に詳しい専門家を招いて話をうかがい、その後にいろいろな意見の交換がなされました。(写真下・平和キャンペーン用の写真撮影。会議参加者全員と事務局員で)

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なお国際カリタスの会議では、公用語である英語・フランス語・スペイン語のどれでも使うことが出来、専門の同時通訳がつきます。ちなみに国際カリタスの総裁になるためには、少なくともこの三つの内の二つは自由に話せて、残りの一つはある程度理解することが資格要件として求められるので、タグレ枢機卿はこの三つに通じている(さらにイタリア語も堪能です)才能の持ち主ですが、逆にわたしが立候補する可能性はありません。

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木曜日には会議参加者全員で聖年の扉まで巡礼し、聖ペトロ大聖堂内の小聖堂でミサを捧げ、その後午前11時から教皇様にお会いする機会を与えられました。

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その日の午後、今度は正義と平和評議会議長のタクソン枢機卿に来ていただき、2017年1月1日からタクソン枢機卿を長官として成立する新しい役所、「総合的人間開発促進」について、意見交換を行いました。というのも、現在の制度では、教皇庁の開発援助促進評議会が国際カリタスの担当となっているのですが、その評議会がこのたびは新しい役所に統合となることから、1月以降はタクソン枢機卿が教皇庁側の窓口となるからです。現在活動中のいくつかの評議会を合併するので、事務所の場所の選択から職務内容まで、ゼロから調整しなければならず、本格的始動は来年の復活祭以降になるとのことでした。(写真上:タグレ枢機卿の向かって左隣にタクソン枢機卿)

金曜日は、日本政府からバチカンに派遣されている中村大使に会っていただき、その後、夜の7時にローマを出るターキッシュ航空で再びイスタンブール経由で成田へ。成田に着いたのは土曜日の午後7時半過ぎでした。そのまま上野まで出て、最終の上越新幹線で新潟へ。(写真下:タグレ枢機卿と一緒に)

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そして日曜日は王であるキリストの主日。カテドラルである新潟教会は王であるキリストに捧げられた教会ですから、毎年この日がお祝い日。それにあわせて毎年この日を、司教公式訪問日としています。いつも近くに住んでいるので「公式訪問」という名称もどうかとは思いますけれど。先週の聖年の扉閉門ミサとあわせて、新潟教会は二週連続の司教ミサとなりました。ミサ後にはセンター二階ホールで茶話会。聖歌隊や子どもたちと若者が、素晴らしい歌声を聞かせてくれました。

そして月曜と火曜は、教区顧問会と新潟教区司祭評議会。明日は日本カトリック神学院東京キャンパスで、ザビエル祭に参加し、ミサを司式し、その後講演をする予定です。明日は天気がどうなりますか。

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