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2017年2月 3日 (金)

ギャラガー大司教とミサ@初台&神学院

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バチカン国務省次官で外務局長であるポール・ギャラガー大司教が、1月28日から2月3日まで日本を訪問されました。

ギャラガー大司教は聖座(いわゆる法王庁)の外務大臣と認識されており、前任者のマンベルティ枢機卿もそうでしたが、日本政府の招きでの来日です。大司教には日本政府の註バチカン大使である中村芳夫氏も同行。なお中村大使は信徒の方です。

安倍首相や岸田外務大臣との会談など、公務の予定も目白押しでしたが、同時に日本の教会との交流も重要視されました。この部分は教皇大使が各地に手配をして、日本の教会の素顔を少しは知っていただけたのではないかと思います。

日本の司教団も手分けをして、可能な限り各地でのギャラガー大司教の行事にご一緒させていただきましたが、わたしは二日間、大司教の予定におつきあいさせていただきました。初台教会と神学院で、ミサを一緒にさせていただきました。

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まずは2月1日の午前中。ギャラガー大司教から、カリタスジャパンをはじめ愛の奉仕のわざに関わっている方々の話を聞きたいというリクエストがあり、そのための集まりをカリタスジャパンが中心となって催しました。

まずカリタスジャパンの秘書である瀬戸神父がレデンプトール会であることから、初台教会でミサ。平日の午前中でしたが、多くの方がミサに参加してくださいました。その後1時間半ほどの時間をいただいて、様々な活動の紹介をさせていただきました。

カリタスジャパンの紹介から始まり、福島で活動を続けるカトリック東京ボランティアセンターや、滞日外国人の支援を行うカトリック東京国際センター、山谷で支援活動を長年にわたって続けてきた山友会、マザーテレサの修道会など、限られた時間での準備でしたので、すべてを網羅することは不可能ですが、少なくとも様々な方々が非常に広い範囲で行っている教会の愛の奉仕の活動の一部を、紹介することが出来たかと思います。

このような集まりをギャラガー大司教がリクエストされたのは、教皇フランシスコの福音を伝える姿勢の中心に愛の奉仕があるからに他なりません。すでにベネディクト16世は回勅『神は愛』において、教会の本質的要素は三つの務めであるとして、こう指摘されました。

「教会の本質はその三つの務めによって現されます。すなわち、神の言葉を告げしらせること(宣教・ケーリュグマ)とあかし(マルテュリア)、秘跡を祝うこと(典礼・レィトゥールギア)、そして愛の奉仕を行うこと(奉仕・ディアコニア)です。これらの三つの務めは、それぞれが互いの前提となり、また互いに切り離すことができないものです」(25)

したがって、愛の奉仕のわざは、教会の活動のおまけや添え物ではなく、また誰かがすれば良いことでもなく、同時に単なる人道主義に基づくNGO活動でもない。教会のすべての人が責任を持つ、欠くべからざる本質的要素なのだ、というベネディクト16世のこの指摘は、この数年の教会における共通認識です。教皇フランシスコは、国際カリタスのメンバーに、しばしばこのことを強調してこられました。その意味で、今回、ギャラガー大司教に日本の教会の愛の奉仕の活動を少しなりとも説明できたことは、大きな意味があったと思います。大司教からは、日本にもそのような社会の課題が山積していることを知り驚いたことと、またさらに活動を深めるようにとの励ましの言葉をいただきました。

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そして昨日、2月2日は、午後3時半から上石神井の日本カトリック神学院東京キャンパスに、福岡の神学生も含め、神学生と養成者が集まり、ギャラガー大司教司式でミサが捧げられました。このミサには高見大司教、梅村司教、浜口司教、そしてわたしが参加。神学院で講師を務める方々からも、何名かが参加してくださいました。ミサ後には食堂で皆が集まり、お茶をいただきながら、神学生の自己紹介。神学生たちからは、大司教に逆に様々な質問が出され、短い時間ながら、日本で学ぶ普遍教会の神学生たちの素顔を知っていただく機会になったかと思います。

さて来週は大阪で高山右近の列福式。マニラのタグレ枢機卿と、そして教皇代理として列聖省長官のアマート枢機卿が来日されます。

すでにお知らせしたとおり、新潟でも列福感謝ミサを行います。2月10日(金)の午前11時から、新潟教会で、わたしが司式して感謝ミサを捧げます。当日は近隣で働く司祭たちも共同司式に参加します。平日ですが、多くの方の参加を期待しています。

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