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2017年6月26日 (月)

秋田地区信徒の集い@土崎教会

第27回目となる、新潟教区の秋田地区信徒の集いが、昨日、6月25日の日曜日、午前11時から午後3時まで、秋田市内の土崎教会を会場に開催されました。秋田地区には、北から、鹿角、大館、能代、秋田、土崎、本荘、横手の小教区がありますが、そこから170名の信徒の方が参加されました。

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秋田地区は全体が神言会に宣教司牧が委託された地区となっていますが、その神言会の司祭団も参加。教区の中で、常に一番若い司祭が働いているのも、この秋田地区の特徴です。

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今回の会場は、先日竣工式を迎えたばかりの、こども園の新しい園舎二階ホール。これまでの幼稚園は、聖堂や司祭館と同じ敷地内にありましたが、こども園の新園舎は隣接する用地に新築され、これまでの園舎の大半はすでに解体されていました。

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今回の信徒の集いは、小共同体の育成をテーマに、これまで長年にわたって長崎教区で小共同体作りに取り組んでこられた信徒の長野宏樹さんを講師として招きました。長野さんは長年、長崎教区の事務局で信徒養成を担当して働かれ、現在は26聖人記念館の副館長を務めておられます。これまた神言会が担当する長崎市内の西町教会の信徒の方です。わたし自身も司教になる前、名古屋教区で7年ばかり、信徒養成委員会のメンバーとして小共同体の育成についての出前研修などを行ってきたこともあり、またその後も、長野さんからいろいろと資料をいただいたりしていたこともあって、興味深くお話を伺いました。

長野さん自身も言われたように、小教区は様々な役割を担った多くの小共同体が集まって一つの共同体を生み出しているのが理想的であり、またその小共同体は、単に機能を果たす集まりではなく、御言葉を中心にした分かち合いの共同体でもあることが理想です。しかし同時に、それはどこでも簡単に実現できるものでもなく、さらには一朝一夕で実現できるものでもありません。長野さんは講話の中で、実現には40年はかかるといわれましたが、私もそう思います。

長野さんが紹介くださった手法は、FABC(アジア司教協議会連盟)の信徒局に所属するAsIPA(Asian Integral Pastoral Approach)デスクが長年にわたって導入を進めてきた教会共同体育成の手法で、基本的には南アフリカにあるルムコ研究所がアフリカ全土で導入を進めてきた共同体育成の手法をアジア的に手直ししたものです。

ちなみにこのルムコ研究所の現在の所長はガーナ人の神言会員ですが、わたしもガーナで働いていた当時、ルムコの方法を取り入れて、小共同体育成を試みては挫折を繰り返しました。

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小共同体育成の基本は、御言葉の分かち合いによる定期的な小共同体の集いにあります。まずもってこの、御言葉の分かち合いがなかなか定着しません。今回も長野さんのお話で紹介されていましたが、いわゆる「セブンステップ(七つの段階)」という方法があり、これは挑戦してみられてはいかがでしょう。長野さんが紹介されたものはもっと具体的な集まりの進め方でしたが、セブンステップについてはこちらに一度書いたことがあります。参照ください。

信徒数が極端に少ない地域や、家族の中に信徒がおひとりだけであるような場合には、小共同体育成で理想とする、平日の夜などに地区ごとに定期的に集まって、小共同体の御言葉の分かち合いをすることは限界があります。ですから、日本の現実に合わせて、他の道を考えなければ難しいと私は考えています。ただ、御言葉の分かち合いそれ自体を行うことには意味がありますから、その専門家でもある神言会(神の御言葉の修道会)の会員には、率先していただければと期待しています。

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昼食後、ミサの前に、土崎教会の聖歌隊の皆さんによる、歌劇(?)の披露が。この土崎教会聖歌隊は、なんというか、特別なタレントが集まったグループだと、いつも感心させられますが、今回も、武士たちの生きる道が神への道ではなかったかというテーマの、素晴らしい歌でした。衣装も、なかなか・・・。

最後にわたしが司式してミサで終わりとなりました。秋田地区の皆さん、土崎教会のみなさん、ご苦労様でした。

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