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2019年2月27日 (水)

「聖書 聖書協会共同訳」発行記念の式典@銀座教会

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日本聖書協会が推進役となり事業が進められてきた、いわゆる「共同訳」の新しい聖書が完成したのは、ご存じの通りです。今回は推進役となった聖書協会の名前を取り、「聖書 聖書協会共同訳」と命名されています。昨年12月に発行されました。

その発行を記念して、記念の講演会と奉献式が、2月22日の金曜日の午後、銀座教会を会場に行われましたので、参加してまいりました。

日本聖書協会には、その理事会にカトリック教会からも理事を出しており、これまでは横浜教区の梅村司教様が務めてくださいましたが、今年から私が理事に入ることになりました。

今回の新しい翻訳事業は、すでに2003年頃から始められており、1987年に発行された「新共同訳」以来、31年ぶりの新しい翻訳の登場となります。プロテスタント諸教会の専門家とカトリックの専門家が協力し合って完成した、一大事業です。

その翻訳方針は、いくつかありますが、特に「日本の教会の標準訳聖書となること」を目指し、「礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語訳を目指」して、作業が続けられました。聖書学の専門家とともに、日本語の専門家や、現場での司牧者も、様々なレベルで加わり、共同作業で完成した翻訳です。

カトリック司教協議会は2010年2月の司教総会で、今回の翻訳事業をカトリックとプロテスタントとの共同事業として認めています。聖書協会の事業の経緯や翻訳への取り組みは、こちらのリンクをご覧ください。聖書協会ホームページ上のPDF文書へのリンクです。

長い年月にわたって、今回の翻訳事業のために献身された多くの専門家の方々、聖書協会の関係者のみなさま、本当にご苦労様でした。御献身に、心から感謝申し上げます。

「自分の人生の60代のすべてを、この翻訳事業のためにささげた」とお話しくださった専門委員の方もおられました。聖書翻訳という歴史に残る事業のために、力を尽くしてくださったみなさまに、感謝します。

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当日の講演会は、オランダで同じく共同訳の聖書翻訳に携わられたローレンス・デ・ヴリース教授による「神の言葉と、今を生きるわたしたち」と題したお話で、どうして聖書の翻訳をし続けていくのかと、翻訳をあらため続ける意義についてお話しくださいました。

銀座教会には一杯になるほどの関係者が集まり、講演会後には祈りの式を持って新しい翻訳を奉献。式では聖書協会理事長の大宮溥先生が説教され、カトリックを代表して私が、そして聖公会を代表して総主事の矢萩新一司祭が祝辞を述べました。

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奉献式後には、会場を近くのホテルに移し、さらにたくさんの諸教会関係者が参加し祝賀会。ここではカトリックを代表して、梅村司教が祝辞を述べられました。

聖書研究や個人での使用については、どうぞ積極的にご利用ください。公式の典礼における朗読などでの利用に関しては、司教団として検討をさらに深めているところです。

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