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2019年9月18日 (水)

教皇フランシスコの訪日正式発表を受けて

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9月13日金曜日ローマ時間の朝9時に、教皇フランシスコの日本訪問と、その前に予定されているタイ訪問が、バチカンと、東京と、バンコクで、同時に発表されました。バチカンは、報道官の短いステートメント、日本は官房長官のちょっと長いステートメント、バンコクではタイ司教協議会主催で、なかなか大がかりな記者発表が行われました(これはビデオを見ることができます

タイは11月20日から23日、日本は11月23日から26日で、日本での訪問先は、東京、長崎、広島となっています。なお日本訪問のテーマは「すべてのいのちを守るため」とされています。これは教皇の回勅「ラウダート・シ」に記されている言葉からとられました。詳しくは、カトリック中央協議会の特設ホームページをご覧ください。東京ドームでのミサの申し込みは、9月20日から特設サイトで、またはすでにツアーを組んでいる旅行会社経由でお願いいたします。

38年ぶりのローマ教皇の日本訪問を、心から歓迎し、喜びのうちに迎えたいと思います。教皇フランシスコは、現代社会を支配する様々な価値観の直中に生きながら、神の望まれる世界を実現する道とは異なっている道へと誘う価値観に対して、厳しく対峙する姿勢を示してこられました。

同時に、使徒の頭(かしら)の後継者として、イエスの福音宣教命令をより積極的に果たしていく姿勢を自ら示されることで、世界の教会共同体にキリスト者として生きる道を明確に示しておられます。とりわけキリストのいつくしみ深い心に導かれ、社会の中にあって助けを必要としている人、困難に直面している人、排除・排斥されている人、希望を失っている人に、積極的に関わり、歩みをともにしながら、いのちを生きる希望を生み出そうとされてきました。

教会の中で待っているのではなく、助けを必要としている人のもとへ積極的に「出向いていく教会」を理想として掲げる教皇は、失敗や喪失を恐れて守りに入るのではなく、失敗を恐れずに積極的に行動するように呼びかけます。実際、教皇自身が、これまでの慣習にとらわれることなく、自らの言葉を行いで示してこられました。

近年は、「ラウダート・シ」を発表することで、皆に共通の家である地球を護ることは、神からの賜物であるいのちを護ることだとして、環境問題に関わり、全人的な人間発展(総合的人間開発)の視点から、発言を続けられています。

同時に、2013年の教皇選挙を前にして開催された枢機卿会での多数意見を受け、バチカン(聖座)の機構改革にも取り組んでこられ、その集大成とも言うべき文書の発表が、待たれているところです。教皇は、バチカンが、中央政府のように教会全体に命令を下すのではなく、教皇を補佐し、また世界の教会に奉仕する場となることを目指しておられます。

教皇フランシスコの日本訪問は、日本の教会に、福音に従って生きることの大切さを繰り返し教える教皇フランシスコの姿勢に学び、それに倣う機会を与えてくれるでしょう。社会の直中にある教会共同体が、より福音にふさわしい生きる姿勢を見いだす機会を与えてくれるでしょう。「働き手を送ってくれるように祈れ」と言われた主の言葉を思い起こし、福音宣教のために奉仕せよとの呼びかけに、多くの人が応える機会ともなるでしょう。いつくしみ深い主イエスに倣って生きる道を、わたしたちに示してくれるでしょう。

もちろん、何も準備をしなければ、ただスーパースターがやってきた一大イベントで終わってしまうでしょう。だから準備が大切です。幸い10月は福音宣教のための特別月間ですし、あらためて教皇フランシスコの書かれた文書を学び、その姿勢の模範に倣い、わたしたちの心を準備いたしましょう。もちろん、教皇様のために祈ることを忘れないようにいたしましょう。

なお、東京に滞在する11月25日と帰国の途につかれる11月26日に関して、様々なご提案やリクエストが東京教区にも寄せられています。教皇様の外国訪問は、バチカン(聖座)の主催行事であり、ミサの典礼の内容も含めて、バチカンの関係部署からの指示で執り行われます。日本の司教協議会や教区は、その指示を具体的に実行する役割ですので、日本側からバチカンに要求することはできません。したがって、残念ながら、寄せられている様々なリクエストにお応えすることは適わないであろうこと、ご理解ください。

また、主にミサの入場券のことで、教区本部やわたし宛にも様々なご注文をいただいていますが、これも東京教区の管轄ではなくて、司教協議会の管轄ですので、その点ご理解ください。

下の写真は、2013年5月17日、国際カリタスの理事会の時に、2ヶ月前に就任されたばかりの教皇様に、日本訪問をお願いしているわたしです。教皇様が住んでおられる、カサ・サンタ・マルタにて。

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