カテゴリー「司教の日記」の1855件の記事

2017年10月22日 (日)

伴神父の銀祝と堅信式@鶴岡教会

Ban2503
山形県の鶴岡教会で、本日、主任司祭の伴八郎神父の司祭叙階25周年(銀祝)の感謝ミサと、4名の方の堅信式ミサを執り行いました。伴神父さま、そして堅信を受けられた皆さん、おめでとうございます。

鶴岡教会の聖堂は、一般の市民の方々にも「天主堂」として親しまれ、国の重要文化財に指定されています。献堂は1903年。初期はパリ外国宣教会の宣教師が担当し、その後は神言会、そしてイエズスマリアの聖心会、そして現在は再び神言会会員の伴神父が担当しています。

Ban2504
伴神父は、社会で働かれてから修道会に入られた方で、叙階25周年を迎えた今年に70歳になられました。しかしとても70歳には見えません。若々しい。名古屋の神言会の神学院に入った年からいえば、わたしの後輩になりますが、若い神学生たちと一緒に養成を受けたこともあり、いつまでも若さを保っておられるのかもしれません。次は金祝ですが、そうすると彼は95歳ですね。今の時代、不可能ではない。

Ban2502
今日のミサには、秋田教会から同じ神言会のホー神父、そして新潟から教区のアンリ神父もお祝いに駆けつけ、一緒にミサを捧げました。

あらためて、伴神父さま、そして堅信を受けられた皆さん、おめでとうございます。来週の日曜はお隣の酒田教会で訪問で、これもまた伴神父が担当。今度は酒田教会の50年をお祝いします。

|

2017年10月21日 (土)

カリタスアジアの会議でバンコクへ

今週は、火曜日と水曜日にタイのバンコクで、カリタスアジアの理事会にあたる地域委員会(Regional Commission)が開催されたので、出かけてきました。

Carcom17ct1
カリタスアジアの地域委員会は、アジアに四つある地域の代表(現在はミャンマー、マカオ、モンゴル、パキスタン)と総裁であるわたしで構成され、今回の会議には、国際カリタスからアジア担当と、カリタスアジアの事務局長が参加しました。(上の写真は19日から開催された中央アジアの研修会参加者)

今回の会議はバンコク市内のビルにあるカリタスアジアの事務局で行い、火曜日朝9時のミサで開始。現在事務局には、フィリピン出身の事務局長と、5名のスタッフ(タイ出身2名、インドネシアとカンボジアからそれぞれ1名ずつ。そしてプロジェクト関連でドイツ人スタッフが一名)が常駐しています。現在はタイの司教協議会の協力で、その一部として運営しタイ国内では登録されていますが、現在、タイの法律に従って、NGO法人としての登記を目指して各方面との調整が続いています。今回の理事会ではそのあたりの対応と、会計や今後の活動計画について話し合いが行われました。

Carcom17oct
カリタスアジア自体は独立して活動する団体ではなく、アジア各地に24あるそれぞれの国のカリタスの調整と研修の提供、その他の地域のカリタスとの協調プロジェクトの調整にあたっていますが、近年、国際カリタスの方向性に合わせて、組織としての能力強化に関連する研修プログラムが多数組まれており、その企画実施が主な仕事になっています。アジアに24あるそれぞれの国のカリタスは、カリタスジャパンもその一つでですが、資金的にも規模的にも異なっており、それぞれがカリタスの名称を背負って責任を持って活動するためにも、組織能力の強化は不可欠になっています。(上の写真はカリタスアジア理事会)

今回は、この理事会直後の19日木曜から21日土曜まで、中央アジア地域のカリタスのためのワークショップも開催され、わたしは時間の都合もあったので、19日の部分にだけ顔を出してその晩の深夜便で帰国しました。

Carcom17ct2
中央アジアにはカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、モンゴルの5つのカリタスがあり、現在キルギスが国際カリタスのメンバーとなるための最終的な手続きを進めているところです。それぞれが教会自体が小さな国ですので、カリタスもまだできたばかりで、これからの能力向上と組織強化のために研修と、他のカリタスからの協力が欠かせません。

今回の研修には、モンゴルから司教さんが、そしてキルギスとタジキスタンからは教区管理者が参加してくださいました。

教会にとって愛の奉仕は付け加えではない、というのは、ベネディクト16世が「神は愛」の中で強調されたことです。「神は愛」にこうあります。

「教会の本質はその三つの務めによって表されます。すなわち、神の言葉を告げ知らせること(宣教とあかし)、秘跡を祝うこと(典礼)、そして愛の奉仕を行うこと(奉仕)です。これらの三つの務めは、それぞれが互いの前提となり、また互いに切り離すことのできないものです。教会にとって、愛のわざは、他の人に同じように任せることのできる福祉活動の一つではありません。それは教会の本質の一部をなし、また、欠くことのできない教会の本質の表現です。(「神は愛」25)」

Carcom17ct3
多くの国で、教会に生きるすべての方々が、このベネディクト16世の言葉をかみしめ、困難に直面する人々に福音のあかしである愛の奉仕のわざの心をもって、手を指しのべる勇気を持つことが出来ますように。(上の写真は中央アジア研修会の様子)

|

2017年10月15日 (日)

高田教会で堅信式@上越市

Takada1701
本日の日曜日は、新潟県の上越市にある高田教会で、堅信式でした。7名の方が堅信の秘跡を受けられましたが、そのうちのおひとりは今日のミサの中で、まず洗礼の秘跡も受けられました。皆さん、おめでとうございます。

上越市には高田教会以外にも直江津教会があります。また近隣には、巡回となっていますが妙高教会、そしてさらに富山との県境に糸魚川教会があります。これに柏崎教会をあわせて5カ所の教会を、フランシスコ会の会員が司牧を担当してくださっています。 

以前はすべての教会に司祭が常駐していました。高田教会は、今現在でもそうなのですが、フランシスコ会の高田修道院としての役割も果たしています。 

ところが近年、海外から来られていた宣教師会員の高齢化と引退が進み、いまでは、残っている宣教師の会員は柏崎教会のバッシ神父さまのみ。それ以外の教会は、すべて、伊能神父が主任で、南雲神父が協力司祭。それ以外にはお二人のブラザーが共住されています。 

今日は伊能師が所用で不在。南雲師が、健康を回復され高田に復帰され、一緒にミサを捧げました。南雲神父さまとは、神学院などで典礼を教えておられ、司教団の典礼委員会の重要なメンバーでもあります。 

ミサ後には受堅者と一緒に祝賀会。以前は受堅者と家族だけの祝賀会でしたが、今回は信徒の方も残れる方は皆で参加する祝賀会。途中で会場を広げなくてはならなくなるほど、大勢の方が参加してくださいました。 

司祭が高齢化が進み、今やこの地域でも主任司祭の兼任もあり、時として集会祭儀を行うことも増えてきました。確かにこのことを悲観的に捉えることもできるでしょうが、わたしは、良い機会として生かしていただきたいと、願っています。司祭が切り盛りする教会に、客としてやってくる様な構図ではなく、司祭と一緒に信徒が様々な責任を担っていくことにより、教会共同体はさらに成長していきます。それを通じて、教会共同体に対する一人一人の責任感と、福音宣教への積極的な意識も、育てることができる、そういう機会になるのではないかと思うのです。みんなで一緒に、教会を生かしていきましょう。優しさといつくしみにあふれる場にしていきましょう。交わりの魅力を発信する場としていきましょう。

|

2017年10月 9日 (月)

本荘教会堅信式@由利本荘市

Honjo171001
昨日、10月8日の日曜日は、秋田県の由利本荘市にある本荘カトリック教会で、堅信式を行いました。(上の写真。市街地の左後方は鳥海山。教会は右下の一群の緑色の屋根)

Honjo171005
本荘教会は秋田県南部にあり、主任司祭は桃田清明師(神言会員。上の写真中央)。教会に隣接する本荘カトリックこども園の園長も兼任されています。堅信を受けられたのはお二人で、そのうちのお一人は、お隣の秋田市にある土崎カトリック教会の信徒の方でした。

Honjo171002
本荘教会は、秋田県内の他の教会と同様に小さな共同体です。日曜日のミサには20名ほどの方が参加されると伺いました。地域の人口そのものが減少する中で、これからも地域における福音の小さいけれど確かな光として輝き続けて下さることを期待しています。

説教の中でも少しお話しいたしましたが、先日の福音宣教省長官来日にあたっての教皇様の司教団へのメッセージに、次の様に記されていました。

『日本の教会には、イエスから託された使命の選択を絶えず新たにし、そしてさらに「地の塩」「世の光」であることが緊急に必要なことなのです。殉教者たちの教会、証聖者たちの教会であったという皆さんの教会がもつ福音宣教の真の力は、守り、かつ発展させるべき偉大な宝です』(メッセージ全文はこちらのリンクから)

厳しい現実の中に存在する小さな共同体ですが、小さいけれど世の光となり、小粒ではあるけれど地の塩となることで、福音をあかししていくことは可能です。そしてわたしたちの教会には、長年にわたって受け継いできた殉教者の信仰における心意気があります。殉教者たちの模範を心に留め、その心意気に倣い、それぞれが生きる場で、福音をあかしする存在となっていきましょう。

Honjo171007
ところで今年のノーベル平和賞受賞者の発表がありましたが、核兵器廃絶のために国際的なキャンペーンを行っているNGO、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)にその栄誉が与えられることになりました。心から賛辞を送りたいと思います。核兵器廃絶には様々な道が存在するのだと思います。日本政府を始め、いわゆる核保有国は、先般署名式が国連の場で行われた核兵器禁止条約を通じて廃絶を目指す道とは異なる道を選択されています。その道は様々あれど、同じゴールを目指しているはずです。そのゴールを忘れることなく、いつの日か、この夢物語が現実となる様に、不断の努力を続けていかなくてはならないでしょう。

教会は、長年にわたって核兵器廃絶を訴えてきました。教皇ヨハネ23世の表した「地上の平和」に始まって、今に至るまで、繰り返しの呼びかけを行っています。先日5月の司教の日記にそのことを記していますので、こちらのリンクをご覧下さい

また聖座(バチカン)は、9月21日に国連の場で、ギャラガー大司教が核兵器禁止条約に署名し、その核兵器廃絶への態度を明確にしています。以下は、平和賞受賞のニュースを受けて、カリタスアジアの責任者として書いたお祝いのひと言です。

今年のノーベル平和賞が、核兵器廃絶国際キャンペーンに与えられることが発表されました。心からお祝い申し上げます。今回の受賞は、その方法、道のり、また政治信条が異なっていても、核兵器を廃絶しようとする多くの人々の努力を後押ししてくれることでしょう。 また今回の受賞は、核兵器禁止条約の署名批准を各国政府に促そうとする世界的な動きに、大きな力を与えるに違いありません。核兵器を保有するいくつかの国と、唯一の被爆国が、この署名批准にイニシアティブを発揮していないことは残念です。聖座(バチカン)はこの9月21日に同条約に署名することで、核兵器廃絶と永続的な平和の確立への強い取り組みの姿勢を明確にしています。このICANに対するノーベル平和賞の授与が、夢を現実へと変えてくれることを、心から願います。

|

2017年10月 2日 (月)

カリタスジャパン「排除ZEROキャンペーン」実施中

Caritas_stj_horizontal_rgb_logo

9月27日から、カリタスジャパンでは日本カトリック難民移住者委員会と協働で、国際カリタスの呼びかけに従い、移住の中で、また難民となる中で、困難を抱える方々とともに歩もうという、2年間にわたる国際キャンペーンを行っています。

英語では「Share the Journey」、日本語では「排除ZERO」キャンペーンといたしました。人間は互いに良く知らないところから排除の火種が発生すると考え、まず困難な旅路を続ける人たちと出会い、互いの人生の旅路の道のりを分かち合い、その上で、身近な課題から支援をはじめていこうという趣旨です。その先には、来年2018年に国際社会が成立を目指している二つのグローバルコンパクト(国際的約束)、すなわち難民のための約束事と、安全な、秩序あるそして規則的な移住のための約束事の二つの成立を後押ししようともしています。

すでに9月1日の「司教の日記」でも紹介していますので、是非ご一読いただければと思います。9月1日の日記はこちらのリンクです。世界全体が、ともすると異質な存在を排除する方向へと歩みを進めている様に感じられる中で、教皇様はあえて、「だれ一人として排除されてもよい人はいない」と、力強く発信されています。その姿勢に倣いたいと思います。

キャンペーンの始まりにあたり、私と松浦司教の連名で、カリタスジャパンのニュースに記した呼びかけメッセージを再録します。

 『わたしたちの人生は、すべて旅路にあります。それは、時の流れを人生の終わりに向かって歩み続ける旅であり、また具体的に他の場所へと移動をする旅でもあります。時にその旅路は喜びや希望のうちにあり、また悲しみや不安の中で続けられる旅もあります。そのどこにあっても、どのような状況でも、神の似姿である人間のいのちの尊厳は、常にまもられなくてはなりません。

 現代社会にあっては様々な理由から、生まれ故郷を離れ、見知らぬ地へと移り住む人が少なくありません。また地域の紛争によっていのちが脅かされ、安全のために移り住むことを余儀なくされる人たちも大勢おられます。

 神における一つの体として生きるわたしたちは、困難に直面する兄弟姉妹を見捨てることは出来ません。その一方で、異なるものを排除することで安心を得ようとする社会の傾向は強まっており、人間のいのちの尊厳が危機にさらされる事態も相次いでいます。

 「誰一人として排除されたり、存在を無視されても良い人はいない」と強調する教皇フランシスコの呼びかけに応え、カリタスジャパンと日本カトリック難民移住移動者委員会は手を携え、国際カリタスに協力しながら、「排除ZEROキャンペーン~国籍を越えて人びとが出会うために~」をはじめます。同じ旅するものとして、困難に直面する兄弟姉妹と出会い、学び、行動することができますように、多くの方の参加を期待します。』

カリタスジャパンのホームページも、今回のキャンペーン開始に合わせて刷新されました。こちらのリンクからキャンペーンの詳細を是非ご覧下さい。(下は、カリタスジャパンのニュースから)

Campaign17tagles
さて10月になりました。ご参考までに10月から12月までの、私の主な予定を記しておきます。

10月

  • 05日 カトリック新聞会議 (潮見)
  • 08日 本荘教会堅信式 (由利本荘市)
  • 10日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 15日 高田教会堅信式 (上越市)
  • 17日~19日 カリタスアジア会議 (バンコク)
  • 22日 鶴岡教会伴神父銀祝ミサ (鶴岡)
  • 24日~25日 教区カリタス全国担当者会議 (福岡)
  • 25日 ファティマの聖母像安置式平和ミサ (広島カテドラル18時)
  • 29日 酒田教会堅信式 (酒田市)
  • 31日 聖母学園理事会 (新潟)

11月

  • 01日 HIV/AIDSデスク、カトリック新聞会議 (潮見)
  • 02日 常任司教委員会、社会司教委員会 (潮見)
  • 02日~11日 聖地巡礼 (イスラエル/ヨルダン)
  • 13日 月曜会ミサ (新潟教会11時)
  • 14日~16日 日韓司教交流会 (鹿児島)
  • 19日 新庄教会ミサ (新庄)
  • 20日~21日 教区司祭評議会・顧問会 (新潟)
  • 23日 宗教改革500年合同礼拝 (長崎)
  • 26日 王であるキリスト (新潟教会9時半)
  • 28日~12月01日 国際カリタス理事会 (ローマ)

12月

  • 04日~05日 教区司祭静修 (新潟)
  • 06日 カリタスジャパン会議、カトリック新聞会議 (潮見)
  • 07日 常任司教委員会 (潮見)
  • 08日 神学院常任委員会 (東京)
  • 11日 月曜会ミサ (新潟教会11時)
  • 12日 カリタスジャパン会議 (潮見)
  • 14日 司教総会 (潮見)
  • 15日~16日 司教研修会 (潮見)
  • 21日 新潟清心女子クリスマスミサ (新潟)
  • 24日/25日 主の降誕 (夜半ミサ、日中ミサ、新潟教会)

|

2017年10月 1日 (日)

第28回新発田地区信徒大会@新津教会

Shibatachiku1701
本日の日曜日、新潟県内の新発田地区の信徒大会が、新潟市の新津教会で開催されました。1980年の第一回から数えて、今回で28回目となります。新発田地区を構成している新発田、村上、村松、加茂、三条、見附、栃尾、新津の各教会から、50名以上が参加。

Niitsu171001b
今年のテーマは、「教会の未来に向けての展望」と、結構、大きく重要なテーマが選択されていました。大会は10時からの司教ミサに続いて、講演会、昼食、質疑応答、地区長と私の短い話で、午後3時には終了しました。

Shibatachiku1702
このテーマに基づいて基調講演をしてくださったのは、NPO法人福島やさい畑の理事長であり、福島県の二本松教会の信徒会長でもある柳沼千賀子さん。大震災後に、福島の復興のため、やさいの販売などに取り組み、教会全体の復興支援にも大きく関わっている女性です。私も、東北の復興支援活動が始まってから、初めてお目にかかりましたが、アイディアと実行力に富んでいる方だと思います。そしてそういったアイディアだけではなく、柳沼さんは、上智大学の神学部で大学院まで出ているという神学の知識にも富んでいる人物であります。

今日は、もちろん福島のお話もありましたが、その大前提として、第二バチカン公会議が伝えようとしている教会における信徒の役割について、教会の歴史を振り返りながら、将来への展望に言及しながら、話してくださいました。

Shibatachiku1703
彼女が指摘されたとおり、教会は、神学的教育を受けた信徒を活用できていないことは確かです。女性の教会における役割についてもなかなか厳しい指摘がありましたが、生き生きとした教会共同体を育てるためには、司祭や修道者だけではなく、様々なタレントを生かしていくことも必要であると、確かに思います。道を探りたいと、いつも思っていますが、なかなか簡単ではないとも感じています。

信徒大会を用意してくださった新津教会の皆さん、ありがとうございました。

|

2017年9月26日 (火)

フィローニ枢機卿離日

Filonishiomi03
日本の教会を訪問されていた福音宣教省長官フェルナンド・フィローニ枢機卿は、本日火曜日の午後、日本を離れローマへの帰途につかれました。毎日、分刻みのようなプログラムを精力的にこなしてくださいましたが、視察の途中では「日本の人は時間の奴隷になっている」と冗談も言われたようです。(写真上。カトリック会館に到着し,職員に迎えられる枢機卿)

一昨日の日曜日には、関口の東京カテドラルで、信徒や修道者との対話集会の後、日本の司教団や教皇大使と主日のミサを一緒にされ,その後、司教団との夕食会が催されました。

Filonishiomi02
昨日の月曜日は、午前中から潮見の司教協議会で、昼食を挟んで,日本の司教団との話し合いが行われました。枢機卿は、教皇様からのメッセージに基づき、日本の福音宣教の現状を振り返り、熱意を新たにするように求められました。枢機卿は特に、30年前に開催された福音宣教全国会議(ナイス)の成果について触れ、その当時の福音宣教への熱意が今は衰えてしまったのではないかと問いかけ、守りの姿勢ではなく,積極的に福音を証しして生きるようにと,司教団に励ましをくださいました。

Filonishiomi01
枢機卿は,仙台を訪問された際に,わたしも同行して訪れた福島の被災地に非常に心を動かされた様子で、人間が自らの限界をわきまえて,神の前に謙遜に生きることの大切さを改めて強調されておられました。

枢機卿の今回の訪問に,感謝したいと思います。

|

2017年9月24日 (日)

カトリック加茂教会50周年@新潟県加茂市

Kamo1701_2
新潟県加茂市にあるカトリック加茂教会が創立50周年を迎え、昨日9月23日の土曜日に感謝ミサと祝賀会が行われました。

加茂教会は、当時神言会員が担当していた近隣の三条教会を母体として始まりました。当初は三条教会の信徒として洗礼を受けていたようですが、1966年にまず加茂白百合幼稚園が創立され、その翌年に洗礼台帳に初めて加茂の地名が記され、さらにその翌年に聖堂が完成ということで、今年が創立の50周年です。

加茂教会は小さな教会共同体で、地域では幼稚園の存在の方が有名なのかもしれません。海外出身の信徒の方もおられ、司牧訪問をすると喜びに満ちあふれた家庭的な教会共同体を肌で感じることができます。

Kamo1702_3
今日のミサは、三条教会と主任を兼任する石黒師をはじめ、これまで加茂教会を担当したことのある川崎師、佐藤勤師、坂本師、そして近隣の新発田地区内で働く、伊藤師やナジ師も参加され、石黒師が説教をされました。

ミサ後には会場を、信越線の駅を挟んで街の反対側にある、酒蔵を改装してパーティーなどができる様にしたお店に移して、食事を共にしながらの祝賀会となりました。ここは由緒ある料亭が、敷地前にある酒蔵を改装したもので、結婚披露宴などにも使われているそうで、新郎新婦が街を練り歩く人力車が入り口に飾ってありました(上の写真)近隣の教会の信徒代表も参加され、50名近い方が祝いの時をともにされました。

Kamo1705_3
祝賀会では、幼稚園の先生方全員による歌の披露もあり、楽しいひとときを皆で共有しました。(写真上は挨拶する石黒神父。下は幼稚園の先生方と)

Kamo1704_2
挨拶でも申し上げたことです。わたしたちの信仰生活は、わたしたち一人一人が魅力を感じたからこそ従おうと決意した、そのイエスの生き方に倣おうとするものでありたいと思います。つまりわたしたち一人一人は、イエスに倣う者として、いつくしみと喜びと希望に満ちた生き方をする魅力ある人物になりたい。そんな魅力ある人たちが集まっているのが、教会共同体です。ですから教会共同体は、地域において魅力ある存在でありたいと思います。そしてそれこそが福音宣教につながります。わたしたちの福音宣教は、信徒獲得のための手練手管ではなく、イエスの生き方に忠実に生きることによって魅力をあふれさせ、わたしたちや共同体からあふれているその魅力を、周りの人たちに分かち合っていくことにあるのだと思います。人口減少や高齢化だといって消極的になり、店じまいを考えるのではなく、ちいさくとも魅力のある人であふれた、魅力ある共同体を育て、その魅力を分かち合っていきましょう。これからも。

|

2017年9月23日 (土)

お知らせを二つ

お知らせを二つ

1:カリタスジャパンでは今般のメキシコでの大地震にあたり、カリタスメキシコが中心となって行う被災者への救援や復興支援活動を支援するために、募金を受け付けております。

詳細については、カリタスジャパンのお知らせを、こちらのリンクからご覧下さい

「現地ではカリタスメキシコが緊急救援活動を開始しており、まずは、地震により生活の糧を失った 人々のために、食料、飲み水、衛生用品などの提供、シェルターの確保などを行っています。

カリタスジャパンは、このカリタスメキシコの救援活動に協力し支援を行っていくため、募金を受付 けることと致しました。お寄せ頂いた募金は、カリタスメキシコへ支援金として送金させていただく 予定です」(カリタスジャパンのお知らせより)。

2:聖地巡礼、あと残りほんの数席ですが、まだ余裕があります。(10月1日現在、まだ数席あります

11月2日の夜に成田を出発し、11月11日の夜に成田へ戻る聖地巡礼。イヤホンガイドなどを使わずにガイドさんの生の声を中心にまとまって巡礼をするために、いつも小さなグループとしています。あと数名の余裕がまだ残っています。小さなグループですので、私とゆっくり話をする機会もありますし、今回は他に司祭も同行する予定となりました。

ご興味のある方、まもなく最終の確定をしなくてはなりませんので、是非この機会に、手配をしている旅行会社「パラダイス」さんにお問い合わせください。全国、どこからでもどうぞ。(「菊地司教と行く聖地巡礼」とお問い合わせください)

電話は045-580-0023

(営業時間は、月曜から金曜まで、9時半から18時まで)

FAXは045-580-0024

メールでのお問い合わせは、 mary@junrei.co.jp まで。担当は村上さんです。

もちろんわたしが同行し、毎日聖地の各所で、一緒にミサを捧げて祈ります。

 

|

フィローニ枢機卿、南相馬、そして仙台へ

Filoni1701
訪日中の福音宣教省長官フィローニ枢機卿は、昨日9月22日、仙台教区を訪問され、東日本大震災の被災地である福島を訪れ祈りを捧げられました。その後、仙台教区のカテドラルである元寺小路教会で、被災地の復興を祈願しながらミサを共にされ、説教で福音宣教の必要性について信徒に親しく語りかけられました。

この日フィローニ枢機卿は、前日にミサを捧げた大阪から、昼前の全日空便で仙台へ移動。残念ながら全日空便の伊丹出発が一時間ほど遅れたため、その後の予定が厳しくなってしまいました。

Filoni1704
仙台空港から、教皇大使、平賀司教、通訳の和田神父、中央協事務局長の宮下神父などとともに小松神父の運転する車で一路福島県を目指しました。南相馬市の原町教会に到着し、聖堂で祈りを捧げたあと、カリタス南相馬のベースを視察。ベースで献身的に働かれるシスター畠中の説明を受けながら、今度は海岸沿いを南下。福島第一原発から20キロ圏内に入り、帰還困難区域では、道の両サイドがバリケードで封鎖され、建ち並ぶ家にだれも住んでいない様子や、未だに続く除染作業、そしてそこかしこに積み重ねてある除染廃棄物のフレコンパックなどを実際に見ていただきました。最後に富岡町にある津波で押しつぶされ二人の警官が殉職されたパトカーのまえで当時の状況の説明を受け、その場で警察官と、そして東日本大震災の被害の中で命を落とされたすべての方のために、献花し祈りを捧げられました。

Filoni1702
フィローニ枢機卿は、震災から6年経過しても、まだ復興は終わっていない現実と、原発事故の影響が続いていることに、大きな衝撃を受けられたと話されました。そしてその衝撃を、その晩の説教の中でも繰り返し語られていました。ヨーロッパなどにいると、東日本大震災の被害はすでに収束し復興しているかの様なイメージを受けてしまうが、現実はまったく異なること、そして原子力発電の事故が、どれほど甚大な影響を及ぼすかについて、認識を深められたと語っておられました。枢機卿は、だからこそ、ラウダート・シに述べられている教皇フランシスコの教えに謙虚に耳を傾け、もうけや効率や経済性を優先させる社会ではなく、人間を中心とした価値観が支配する社会に変えていかなくてはならないと、視察からの帰り道の車内で強調されておられました。

Filoni1705
夕方6時半からの元寺小路教会のミサは、平賀司教が司式され、枢機卿と教皇大使に加え、幸田司教とわたしが加わり、仙台教区で働く多くの司祭も参加され、集まった多くの信徒修道者の方々と、東日本大震災の被災者のため、そして復興のために祈りを捧げました。

枢機卿は本日は東京の神学院を訪問され、神学生とミサを共にされました。明日は夕方から、日本の司教団と東京のカテドラル関口教会で、17時から主日のミサが捧げられます。もちろんわたしも共同司式で参加いたします。

|

より以前の記事一覧