2005年6月29日 (水)
仮設住宅では住民の方々とも交歓することが出来ました。その後全国的に有名になった小千谷市の信濃川沿いの道路崩落現場を見せていただき、有意義な一日を過ごしました。カリタスジャパンとしてはこのような国内の視察を企画したのは初めてでしたが、いろいろと貴重な体験談をうかがうことが出来て、有意義であったと思います。
写真は仮設住宅集会所前での参加者。
なお明日は新しく就任した教皇大使の歓迎会があり司教が集まりますので、午後から東京へ出かけて参ります。
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昨日より明日まで、カリタスジャパンの全国教区担当者が新潟に集合し、中越地震救援事業に関しての現地視察をしております。16教区全員参加とは行かず、9教区からの代表参加となりました。昨日は午後から新潟教会に新潟県出納局長の土田純一氏を招いて、地震発生後の救援物資の動きについて貴重な体験談をうかがいました。
本日は山古志村視察が予定されていましたが、ご存じのように月曜日以来急激に雨が降りまして、柏崎や長岡では避難勧告まで出る騒ぎになり、山越へ向かう道路も閉鎖されてしまい出かけることが出来なくなってしまいました。最もこれこそが災害の恐ろしさであると、肌で感じることが出来たとも言えるでしょう。本日は午前中に長岡市役所を訪問し、旧山古志村村長であり現在長岡市の復興管理監を務める長島氏のお話や、福祉関係の担当者である高橋氏から貴重なお話を伺うことが出来ました。その後仮設住宅を皆で訪問し、仮設住宅の集会所でお昼をいただきました。
写真はお話下さる長島旧山古志村村長さん。
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2005年6月26日 (日)
そして二つめの懸念は、私が共同体づくりを推奨し、聖書を読むことや「わかちあい」を推奨しているからと言って、私は何か特定の運動や活動に参加することを勧めているわけではありません。教会という共同体で出来あがっている組織のトップとしては自己矛盾なのかもしれませんが、私はもともと群れたりつるんだりするのが実は苦手なのです。
確かにカトリック教会にはいろいろな共同体づくりの運動があるでしょう。新潟教区内で良く聞くところでは、聖霊刷新運動や新求道共同体などがあり、もしかしたら修道会の第三会組織もそうなのかもしれません。私は皆さんがすべからくどれかに属さなければならないなどとは考えていませんし、どれか一つだけが正しいなどとも考えていません。
基本は徹頭徹尾、小教区の共同体です。主任司祭と日曜日の聖体祭儀を中心として集められる小教区の共同体です。それ以外の様々な運動や集まりは、小教区共同体を生かすための手段であって、目的にはなり得ません。それだけは、はっきりとしておきたいと思います。
だから常々、それぞれの小教区にはそれぞれ独自の方法があるはずだと申し上げているのです。それを見つける努力をいたしましょう。
写真は本日の高田教会聖堂内。
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本日は、長岡地区(新潟県)の信徒大会でした。会場は高田教会。10時から始まったミサには、200名近い信徒の方々が集まってくださいました。ミサ中に基調講演として、いつもより倍は長い説教をさせていただきました。長い説教でしたから、暑かったこともあり、とりわけ前夜に妙高教会の家で「徹底的に語り尽くす集まり」を開いた地区内各教会のリーダー諸氏は、「般若湯」の影響か、深い黙想にイザナワレタかもしれません。
ミサ後には引き続いて信徒総会、そして昼食。その後は分科会に分かれて、3時近くまでたっぷりと「共同体づくり」について、わかちあいが行われました。そして最後は伝統的な聖体降福式で終了となりました。
準備をしてくださった高田教会と妙高教会の皆様、ご苦労さまでした。私もいくつかの分科会で皆様の話を聞かせていただきました。とても参考になる話もあり、ありがとうございました。
気にかかったことを二つだけ、特に記しておきます。
質問が多かった教区の財政。確かに楽な台所ではありません。しかし私が心配なのは、もし仮に信徒が減少しているのであれば、今存在している小教区をこれからも同じように維持していくことが出来るのかどうかです。外国からの援助は、はっきり言ってありません。時代が違います。自分たちで何とかしなくてはならない時代になっているのです。
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2005年6月23日 (木)
たいしたことではないです。私は9時半頃に行列を離れ、空港へ戻りました。あの後さらに2時間歩いてくださった他の司教さんや参加者の方々には申し訳ありませんでした。
空港ターミナルで、式典に参加するために東京から到着した小泉首相の一団とすれ違いましたので、即座に写真を撮っておきました。特にコメントはありません
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9時過ぎに到着した二つ目のステーションで、沖縄カトリック小中学校の生徒やボーイスカウト、ガールスカウトも加わり、さらには遺族会の人たちも行列を作って進みましたので、すでにどこが始まりでどこが終わりかわからなくなっていました。昼から始まる慰霊式典に向かう人たちで道路も大渋滞です。
60年前やはりこの暑い中を、多くの住民の方々は敵軍に追われ、さらに中には味方のはずの、助けてくれるはずの日本軍にまで見放され追い立てられ、救いを求めて身を隠し逃れ、どれほどの苦しみを味わったことでしょう。ヨハネパウロ2世が広島で言われた「戦争は人間の仕業」というこれほど単純明快な真理を心に刻み忘れずにいたいと思います。
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沖縄慰霊の日です。朝6時に那覇空港に近い小禄教会でミサを捧げました。主任のラサール師が司式され、押川、高見、松浦、谷、宮原、菊地の6司教も参加しました。
7時頃から歩き始めました。最初は100人くらいの人でしたが、7時とはいえすでに暑さと湿気はたいしたものでした。一時間ほど歩いて、休憩と当時の証言を聞かせて頂き祈りを捧げて再び行進。糸満市にはいると他の団体の行進もありいろいろな幟りや旗が立って壮観でした。
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2005年6月22日 (水)
ただいま沖縄におります。さすがに暑いですが、先ほどのテレビでは実は北海道も今日は同じくらい暑いとか。曇りの天気予報に反して今はとても素晴らしい天気です。既に触れましたが、明日の朝は6時に小禄教会でミサをした後、平和行進に参加する予定です
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2005年6月20日 (月)
先週はずーっと東京へ行っていたにもかかわらず、明日からまた東京です。「今度はいつ新潟に来ますか」とまたまたいわれてしまいそうで、お恥ずかしいです。
明日は、カリタスジャパンの国際デスク会議と、その後続けてHIV/AIDSデスク会議です。私は司教団関係で参加する会議を複数持っていますが、これでも若手司教の中では少ない方です。ちょうど司教の委員会など担当を改選したのが昨年6月の司教総会で、私はまだ被選司教でしたから、最低限で許してもらえました。次の改選は07年ですから、恐ろしいです。
あさっては午後から沖縄へ行かねばなりません。23日は沖縄戦終結の日ですから、沖縄で平和のための行進に、社会司教委員会の司教全員で参加してきます。そのまま木曜は午後に東京へ戻って、金曜日は東京大神学院で二回目の宣教学授業の担当です。
それにしても会議が多いですねえ。
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2005年6月19日 (日)
本日は加茂教会を訪問させていただきました。加茂と言っても何処にあるのか私も今朝まで分かりませんでしたが、司教館から車で1時間ほど、新潟市に今年合併した新津をすぎて、限りなく三条に近づいたあたりにある、人口にして3万強の市です。教会には幼稚園が隣接されており、新津教会の鎌田神父様が兼任されています。現在は日曜のミサは月に一回。共同体は20人ほどで大変良い家族的な雰囲気でした。近隣にはフィッリピンやスリランカ出身で結婚されている方もおられ、小規模ながら国際的雰囲気でした。ミサの後昼食を共にしながら、率直な意見交換もあり、楽しい一時を過ぎさせていただきました。新潟教区には同様の小さな共同体が多くあります。規模が小さくともその独特の家庭的雰囲気を、是非宣教につなげていただいて、一人でも多くの方に福音が伝わるように努力していきたいものです。
写真は加茂教会聖堂での鎌田神父様と信徒の方々。
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2005年6月17日 (金)
いろいろと紛糾が続いた司教総会も本日が最終日となりました。参加司教の努力で、何とか予定通り本日のお昼までには終われる予定です。やっと解放されます。内容については、また公式に発表になってから感想を述べたいと思います。明日は名古屋の南山教会。あさって日曜日は、新潟の加茂教会訪問です。
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2005年6月16日 (木)
司教総会も半分が終わりました。朝から夕方まで、カトリック司教の会議にしてはイタリア時間でもなく、議題が多いためになんと昼の休憩まで削って、午後は1時から始めなくてはならないほどの、白熱した会議です。詳しい決定事項はまたカトリック新聞でご覧ください。今回は戦後60周年の平和メッセージと典礼関係の議題が時間を必要としています。平和メッセージは私も所属する社会司教委員会の提案ですが、これが毎日書き直しで、昨夜も9時半頃まで書き直しの会議をしていました。
また昨日は外部から講師をお招きして、「一神教」についての司教勉強会も併せて行われました。明日、金曜日の午後で終わりの予定です。
私は土曜日に名古屋で講演会がありますので、それが終わってから新潟にやっと戻れます。
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2005年6月14日 (火)
昨日から東京の潮見において、定例の司教総会が始まりました。毎年2月に臨時総会、6月に定例総会を開いています。補佐司教も含めて17名の司教がそろいました。仙台は空位のため教区管理者の平賀神父様が参加されています。そのほかに男女の修道会の代表4名も参加されています。通常は教皇大使の挨拶があるのですが、新しい大使は来週来日の予定のため、今回は出席されていません。昨日は様々な報告で一日が終わり、今日から本格的な審議事項に入ります。詳細はカトリック新聞で記事となると思います。そうそう、どうかカトリック新聞を御購読くださいませ。お願いします。
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2005年6月13日 (月)
秋田地区の信徒大会は、昨日秋田教会で開催され、秋田地区7教会から180人を超える方々が参加してくださいました。テーマは「手作りのミサ、パート2。」数年前にも行われた試みの第二弾ですが、一般にこういう会では講話を聞いてミサというプログラムが通常ですが、この大会は信徒がグループに分かれて、いろいろな形でのミサの準備をするというユニークなものでした。花で飾る準備、歌の準備、侍者の準備、俳句で共同祈願、ろうそくの作成、朗読準備、とありましたが、中でも注目はホスチアの手作りでしょう。すでにいろいろと試行錯誤を重ねてきたそうで、出来上がりはもっちりとした口触りで、よろしかったのではないでしょうか。
雨模様の天気でしたが、それを吹き飛ばして、最後に元気いっぱいなミサを捧げて大会を終わりました。来年は大館教会で行われる予定です。
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2005年6月11日 (土)
明日6月12日は秋田教会で秋田地区信徒大会が開催されます。大瀧事務局長と共に参加する予定です。わたしはそのまま夜には東京へ向かいます。6月13日から17日まで、定例司教総会が東京の潮見にある日本カトリック会館で開催されることになっています。司教総会の雰囲気をお伝えしたいとも思いますので、出先からも何とか日記の更新には挑戦してみようと思います。
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2005年6月10日 (金)
午前中は東京大神学院で授業をさせていただきました。隣の教室では、大瀧神父様が哲学の授業をされておりましたので、本日朝の神学院は新潟オンパレードでした。久しぶりに教壇で話をしましたが、準備した内容の半分も終わらず、歯がゆい時間を過ごしました。
さて関東甲信越地方は梅雨入りしたそうです。新潟も関東甲信越ですから、梅雨入りしたのでしょうか、夕方から雨がぱらついています。しかし新潟というのは何処に属しているのかはっきりしない地域ですね。関東甲信越と言って太平洋側と一緒というのも無理がありますし、かといって北陸でもないし東北でもない。先日新潟の街を散歩していて、三越の裏に名古屋ビルサービスと言う会社を発見。そういえば新潟の三越は名古屋三越の支店でしたよね。今でもそうですか?そういえば新潟の聖公会は中部教区で主教さんは名古屋ですよね。新潟って名古屋ととてもつながりが深いのかも、と思ったりしました。そういえば両方とも夏は暑いですから。
明日(土曜)は秋田地区の信徒大会に参加するため、午前中から大瀧神父様と一緒に秋田へ向かいます。
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2005年6月 8日 (水)
新潟教区で働く全司祭が集う司祭の集いが、月曜と火曜に新潟県の胎内ロイヤルパークで開催されました。28名の司祭が参加してくださいました。
例年は外部からの講師を招いて学習会ですが、今年は私が話をして、その後グループに分かれて話し合いとしました。テーマはこれからの新潟教区のあり方についてです。時間が足りないという評価が出るほど、熱のこもった話し合いが行われました。教区には司祭の減少と高齢化や財政、宣教などに難問が山積しています。信徒の方々のご協力を今以上に仰いで、共に教区共同体造りに取り組みたいと思います。皆様よろしくお願いします。
明日は午後から東京へ出て、あさっての午前中に、東京大神学院で宣教学の授業をして参ります。社会司教委員会を中心に何名かで半年の講義を分担していますが、私は6月9日と24日の二回担当です。
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2005年6月 6日 (月)
教区司祭大会とキーボードを打ったら、一番最初に出てきたのは「教区司祭退会」でした。恐ろしい。それはさておき、本日と明日は胎内で新潟教区の司祭大会が開催されます。教区司祭だけではなく、秋田・山形・新潟で働いている修道会司祭も含めて、28名ほどが参加してくださる予定です。一年に一回の機会ですので、親睦を深めると共に、教区の今後についても意見交換が行われます。
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2005年6月 5日 (日)
下の堅信式の記事に加えて、村上教会についてはとても大切な情報があります。村上教会は焼鳥屋さんの二階にあるのです。信徒の方の人数も少ないことから、村上教会は以前から借家で集会やミサをしていますが、この12年くらいは、焼鳥屋さんの二階です。クリスマスなんかには、下からとても良いにおいが漂ってくるそうですよ。
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先週は新潟県の一番端の糸魚川におりましたが、本日はその全く反対側、山形県との境に近い村上市にある村上教会を、堅信式のために訪問いたしました。堅信は2名の方が受けられました。村上教会は小さな共同体で、現在は新発田教会の石黒神父様が、毎月一回ミサのために訪問する巡回教会となっています。
今日は堅信式と言うこともあり、村上の信者さんに加えて新発田や新潟の信徒の方も加わり、さらにフィリッピン人の方も数名加わって、30人以上がミサに参加してくださいました。いつもの日曜は10名程度の共同体だということです。もしかしたら、教区で一番小さい方の共同体でしょうか。
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2005年6月 2日 (木)
本日は午後3時半から、東京カトリック大神学院常任委員会があるため、昼から東京へ出かけております。
日本には司祭養成機関である神学校がいくつかありますが、基本的に、九州管区が福岡のサンスルピス、大阪と東京管区が東京大神学院で養成を行うようにしております。本来はそれぞれの教区が自分の司祭の養成には責任を持つのが原則でしょうが、各教区にすべて大神学校というわけにも行きません。
毎年2回の司教総会の時に関係司教全員で会議をしますが、その中から選出された5名が常任委員会を構成して、カリキュラムから予算まで定期的に話し合っております。
神学生が一人もいない新潟教区も運営に支出をしなくてはなりません。もちろん神学生の人数に応じて負担割合が変わりますので、神学生のいない新潟教区は最低限の負担です。
それにしても修道会もあわせれば一体いくつの神学校が日本にはあるのでしょうね。別にすべての神学生が一緒に共同生活する必要はないですが、勉強の場くらい合同にしても良いのではないかと思っています。日本の現状で、先生を確保することがすべての神学校で出来るとは限りませんから。
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2005年6月 1日 (水)
昨日は上越市の高田教会で、聖クララ会上越修道院に所属するシスター戸梶順子さんが、一生涯を奉献する荘厳誓願を宣立されました。いつもは修道院の塀の中で暮らしているシスター方が、教会まで出向き、信徒の方々共にミサで祝いました。
私にとっても初めて観想修道会の荘厳誓願式でした。もちろん自分も修道会員ですので誓願の主なところは類似しているものの、やはりそこは歴史があり観想修道会でもあり、伝統の重みを感じさせられるような箇所も多くありました。特に誓願宣立後に指輪と共に茨の冠をいただくのには驚きました。
クララとフランシスコの時代からの両者の関係です。ミサ後には長岡地区のフランシスコ会員や在世フランシスコ会のかたがたが中心になって、共に楽しい食事の一時を過ごしました。
ちなみにこの修道院と母院ともいうべき八王子の修道院には、私の若い頃を知っているシスターがおられるのに気がつきました。20年以上前、まだ私が修練士だった頃、同級生6人でイエズス会の黙想の家で30日の黙想をしました。そのときに一緒におられたシスター方に、確かにクララ会のシスターがおられて、ええ、再会しました。当時あまりに出来の悪い修道者だった我々は、黙想会を追放されかかりましたから・・・。
ところで昨日は北陸自動車道にはパトロールカーが多数出動してスピードの取り締まりをしていました。物陰で待っているのはよいのですが、ついでに警察官が路肩の茂みの中にのっそりと立っているのだけはやめて欲しいものだと思いました。目撃するのは昨日で二回目ですが、道路に飛び込もうとしている人でもいるのではないかと、思わずブレーキを踏み込んでしまいましたから。
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