上越には雪がちらほら
常識なのかもしれませんが、上越新幹線は東京から上越へ向かっているのではありません。東京から下越へ向かっているのです。上州と越後を結ぶので上越だとか聞いたことがあります。で、新潟県で新潟市は下越地方、長岡は中越地方、そして上越地方は上越市です。で、上越市といわれても名古屋で育った私はよく知らなかったので申し訳ないのですが、つまりかつての直江津とか高田です。直江津や高田なら知っている。高田の自衛隊ってスキーで有名なところでしたよね。白装束で斜面をおりてくる自衛隊員って格好いいですよね。そうそう確か、高田といえば、スキーの発祥の地だったですよね。で、その高田を含む上越市は、そろそろ雪です。今日の午後にはちょっとだけでしたがちらついてました。すぐ近くの妙高山ではもう雪でしょう。
高田にはクララ会の修道院があります。修道院といっても函館のトラピスチンなどを想像してはいけません。住宅街にこじんまりと存在する2階建てのちょっと大きな住宅のような修道院。そんな規模のシスターの家なら、いまや全国に数多あるではないかと言うなかれ。ここは修道院の中に「教皇禁域」を持つ、伝統的な意味での修道院です。「教皇禁域」とは、その修道院の修道者以外が立ち入ったり、修道者がそこから出るためには、司教の許可が必要だという厳しい一般立ち入り禁止区域です。この中で絶対的な観想生活を送るシスターたちは、その祈りによって教区の宣教司牧活動を支えてくださっています。観想修道院がなかった新潟教区にクララ会を招致して、祈りの基盤を創られたのは故佐藤司教様です。
で、今日はその修道院で3年に一回の院長選挙が行われました。教区司教は責任者として選挙会の議長を務めます。とはいえ、高田の修道院は他の修道会同様、会員の高齢化と後継者不足に悩んでおり、所属シスターは8人ですが、そのうち二人が高齢に伴う様々な病気を抱えておられます。新潟教区の皆様には、どうかクララ会を始め、教区に存在するいくつかのシスターの修道会を、毎日のお祈りの中で憶えておいていただけないでしょうか。「正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。(ヤコブ5:10)」とあります。写真は修道院の教皇禁域外の廊下。シスターは聖クララの像です。
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