「時の流れに身をまかせ」はテレサ・テンの歌で、「つぐない」と共に好きな歌のひとつではありますが、「時の流れに身を任す」と、(たぶん)歌っているのは、八神純子の「時の流れに」でありまして、「思い出は美しすぎて」というアルバムに入っていました。昔の話ですね。八神純子は名古屋の人で、同じ年の生まれで(確か)、この歌はとても好きで、アレンジしてバンドで演奏したことがありましたね、そういえば。そんなことはどうでも良いのですが、私としても素直に時の流れに身を任せているのですが、いやはや任せる時の絶対数がちょっと足りなくなってきましてね、こなすべき仕事が溜まってしまい、身動きがとれません。
21日(火)には、新幹線を大宮で乗り継いで那須塩原まで出かけ、アジア学院の理事会・評議員会に出席してきました。昨年よりアジア学院の評議員をさせていただいております。アジア学院は1973年、鶴川学院農村伝道神学校を母体として発足したアジア・アフリカの農業指導者を対象に有機農業を通じて持続可能な農業のリーダーを養成する専門学校です。毎年、アジア・アフリカの各国から20名ほど、そして日本人が5名ほど、9ヶ月間共同生活をしながら、農業を学んでいます。基本的にはプロテスタントの先生方や聖公会の方によって運営されているのですが、カトリックからも一人くらいは、ということで評議員の片隅に名を連ねております。基本的に海外からの研修生からは学費を取らず、日本と海外での募金に頼っているため、厳しい運営が続いており、学校の建物が、まさしく厳しい状況を知らしめております。
こういう時は、牧師先生などとお話しするチャンスでもあり楽しいのですが、同じキリスト教会でも用語が違いますし組織も違うので、時に説明するのが大変なときもあります。例えばカトリックで普通に使う「司牧」という言葉に対応するのは、「牧会」でしょうか。ある牧師先生に、カトリック司教協議会とカトリック中央協議会、そして私の担当するカリタスジャパンとの関係を尋ねられて、分かりにくい説明をしてしまいました。
要するに司教協議会は教会法上の組織で、日本の司教の集まりですね。カリタスジャパンとは司教協議会が設置している司教委員会である社会司教委員会に属する委員会組織のことなのですね。私はそのさらに下にある(つまりカリタスジャパン委員会の下)援助活動推進部会を担当する司教ということであります。
で、中央協議会というのはその司教協議会の運営実務を担当する事務局が、宗教法人であるということで、その中にはカリタスジャパンの事務局も一部署として存在するということなのですね。
新潟も暖かくなってきました。桜はいつ頃でしょうね。