十日町へ
本日、復活節第四主日は、新潟県の十日町教会訪問でした。十日町といえば新潟県でも豪雪地帯で、この冬も、幼稚園が屋根まで埋まるくらいの積雪があった地域です。新潟から関越道の越後川口まで、震災復興工事も完全に終わっており、震災直後は追い越し車線しか通行できなかったのが、今では新品の高速道路のように見違っています。ところが越後川口をおりて高速の下を通る国道にはいると、電光掲示板に、堂々と「この先悪路が続きます」と表示されている。確かに震災後に波打った路面はまだまだ修復が進んでいませんし、崖崩れ部分の工事もまだ終わっていません。震災直後の冬に、十日町の仮設住宅を訪ねたことがありますが、その住宅もまだ残っていました。
十日町教会は幼稚園と共に設立から40年ほどを経過した、割合新しい教会です。震災で聖堂や幼稚園はかなりのダメージを受けていますが、どちらもきれいに修復され、さらに幼稚園には「ほくほく線」の線路に沿って、新しい園舎も増設されました。幼稚園の裏が、ちょうど「ほくほく線」トンネルから高架へ移る出口となっていますから、電車が通るときには、園児達が興奮して眺めているのではないかと思います。そう言えばここの園長のバッシ神父様が同じく園長を務める柏崎の幼稚園も、園舎裏から北陸線がよく見えるのを売りにしてました。
十日町教会は小さな共同体ですが、ここから越後湯沢方面まで県境に至る広い範囲を担当しています。そしてこの地域には、農家にお嫁さんに来ているフィリピン人の方々の多く、今日もミサに参加した20名ほどのうち7名がフィリピン人の女性でした。もっとも人数が少ないと言うことは、いわゆる家庭的な教会を作り上げるチャンスもあるわけです。家庭的な教会には様々な長所が考えられますが、同時にまさしく家庭的であるがために閉鎖性をも持ちうる危険性があります。楽しく互いに配慮しあう小さな家庭的共同体でありながら、常に新たなメンバーに開かれた共同体づくりに取り組まれることを期待しています。今日もミサの前の持ち寄り昼食会や、ミサ後のお茶会も、大きな教会では難しい全員参加の楽しいおしゃべりの一時が実現していました。なお幼稚園園長はバッシ神父様ですが、教会の主任司祭は長岡のブルーノ神父様です。ブルーノ神父様は、毎日曜日、長岡の福住と表町でそれぞれミサを捧げられた後、午後3時に十日町でミサを捧げられています。超人的イタリア人です。
豪雪地帯の十日町はやはりまだ涼しく、残雪もちらほら見られました。
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