26聖人の祝日
2月5日は長崎の西坂で殉教されたパウロ三木をはじめとする26人の殉教者の祝日です。日本以外では聖アガタの祝日が優先されて明日が26聖人、日本は殉教の日の今日が26聖人で明日が聖アガタになっています。昨日からの殉教者のための特別な週間も、この26聖人にあわせて設定されました。「おおしくも、いさぎよき、強者は主のため」というカトリック聖歌集の威勢の良い歌が聞こえてきそうです。新潟教区の一粒会のために献金してくださっている方がたのために、今朝のミサを捧げました。今後とも、召命のために、より一層のお祈りをお願いいたします。
昨日の午後には、新潟教会を会場に、新潟・新発田地区の信徒会長と会計担当者に集まっていただき、新潟教区司祭の給与制の改定について会計説明会を行いました。すでに司牧書簡でも触れましたが、教区で働いてくださる司祭には、教区司祭であると修道会司祭であるとにかかわらず、教区がその働きに対する報酬をお支払いするのが本来の筋であろうと思います。つまり教区という教会共同体として、働いている司祭の生活を支えるのが本来の姿であろうと思います。今は、修道会司祭の生活は、修道会に一任しているのが現状です。というのも、かつて日本の教会は海外から来られた宣教師によってその大部分が支えられ、宣教師方は故国や修道会からその生活や活動を支えられていたからです。しかし同じ事を今の時代にも続けることは難しくなってきています。新潟も伊藤司教様の時に「教区」という名前で独り立ちしてから50年になろうとしています。外の援助に頼るのではなく、自分たちの手で、教区を支えていく道を確立しなければと思います。教区司祭の給与制度は、新潟・新発田地区で実施した後に、可能であれば修道会の地区にも広げていきたいと思います。もちろん修道会には給与という制度が馴染まない側面もありますから、何らかの方法を考えなければならないでしょう。いずれにしろ、秋田も、山形も、新潟も、一致して全体の宣教活動を支えるという意識をもっていただくことをめざして、今後、4月に始まる宣教司牧評議会の場でも、財政全般に関連して議論していただきたいと思います。(写真は、昨日開催された会計説明会)
本日は、午後2時から新潟県内の17幼稚園を擁する聖母学園の園長会を行いました。特に、幼保一体化に関連して、取り組みたいものの、あまりにも行政側の縛りが多くハードルが高いのでどうだろうかという議論などが交わされました。また夜6時から明日昼にかけては、月に一回の教区司祭の静修です。
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