神言会来日100周年行事
神言修道会が日本で宣教活動を開始したのは、1907年9月8日のことでした。当初は仙台での学校設立なども考えていたようですが、まず日本海側の秋田に入り、パリ外国宣会から引き継いで秋田から宣教活動を開始しました。今年は神言会が来日してから100年となります。そのため全国の神言会が働いている地区ではそれぞれ100周年のお祝いが行われています。日本での宣教開始の地である秋田では、本日、秋田教会にいっぱいの信徒の方々と30名を超える司祭の参加を得て、盛大に行われました。参加してくださった信徒の方々は秋田地区だけでなく、新潟の一番南の糸魚川教会の信徒を始め、新潟・山形の各地から大勢の代表の方が駆けつけました。司祭も神言会の管区長をはじめとして秋田でかつて働いたことのある神言会司祭と、山形、新潟で働いているフランシスコ会、イエズスマリアの聖心会、そして教区司祭と大勢の参加でした。なんと言っても現在の新潟教区と名古屋教区の一部は、元来新潟知牧区として1912年に設立された地域です。そして初代の教区長は神言会のライネルス師でした。その意味で現在の新潟教区の基礎は、神言会によって作られたと言っても良いでしょう。これからも神言会の宣教師たちには、いろいろと助けていただきたいと願っています。なお今回の行事にあわせて教皇大使も初めて新潟教区を公式訪問されました。大使は夏前に腰を悪くされてローマで入院されていたそうで、杖をついての参加でした。一時はこの腰の問題のために訪問の延期も考えたのですが、是非、12月の司教団ローマ訪問の前に訪問したいという意向で、おいで頂きました。明日は秋田の小教区での、普段のミサを是非見ていただきたいので、土崎教会を訪問していただく予定です。なお大使は来週末、11月3日は新潟教会の剣道80周年、その翌日は長岡教会訪問です。
お祝いにあわせて長崎・名古屋・東京からの巡礼団の方々もおいでくださいました。私自身は、今回秋田で是非お会いしたかった方にも会えましたし、楽しいお祝いでしたが、やっぱり大使のような偉い方のお相手は、緊張いたします。(写真は参加者の全体写真と祝賀会で挨拶する大使)
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