司教総会早くも終了
臨時司教総会は、予定より一日も早く、本日のお昼で終了となりました。6月の定例司教総会では通常、水曜日に司教の勉強会が組み込まれるので、これほど早く終わることはありませんが、2月にはこれがありませんので、議題を粛々とこなしてまいりますと、このように素早く終わることもあり得るのでした。特に今回は、典礼委員会の提出議題が一つしかなかったことが大きく時間短縮に貢献したのかもしれません。現在進んでいる翻訳文書などについてはどうしても審議対象が膨大な分量になりますので、時間もそれなりにかかってしまいます。今回なかったと言うことは、次回の司教総会ではもしかしたら典礼のためにかなりの時間を割く必要があるのかもしれません。(写真は司教総会会場の、マレラホール)
昨日は、本来木曜の午後にだけ予定されていた「司教のみの会議」が朝から行われました。本来半日の予定でしたから、昨日もお昼には終わるかと思いきや、議論が白熱し、率直な意見の交換があったが故に、夕方まで十分に時間を費やしてしまいました。その後、お台場の某ホテルへ出かけて教皇大使との夕食会。近頃大使が出現する場では、英語の通訳を仰せつかることがしばしばなのですが、昨日は夕食が終わり、たっぷりとワインを頂いたあとで大使のお話となり、しどろもどろの通訳となってしまいました。
さて本日の午前中は主に、中央協議会の来年度の予算の審査が行われました。この予算には事務局経費、各種委員会の経費、カリタスジャパンやカトリック新聞の経費、そして今回は列福式関連の予算もあり、予算書に目を通すだけでも一苦労であります。なんと100ページを超えております。
というわけで今回の司教総会では、すでにお伝えした神学校の合同以外に、次のようなことも決定しています。
11月24日に行われる188殉教者列福式に備え、10月5日から11月23日まで、「列福式をひかえ、ともに祈る7週間」として、祈りや分かち合いや黙想の一時を持つことにいたしました。10月5日には、全国一斉に各小教区で「祈念ミサ」が捧げられる予定です。趣旨や詳細については、今後列聖列福特別委員会からお知らせを頂くことになりますし、手引きの小冊子も作成される予定となっています。
会議も早く終わったので本当は新潟へ戻りたいところですが、残念なことにもともとの日程にあわせて明日金曜日の午後に社会司教委員会が予定されており、司教以外の参加者の都合もありますから日程変更もできず、東京を離れることができません。なお予定通り土曜日の午前中は幼稚園の理事会出席のために山形へ出かけますが、新潟で急な所用が発生したため、残念ながら今回は鶴岡での日曜日のミサに、ご一緒させていただくことができなくなりました。土曜日に山形から新潟へ戻ることになります。鶴岡の皆様、申し訳ないです。
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 八王子方面から二つの慶事(2024.06.04)
- 先週末から今日にかけて:カノッサ修道会、そして国際カリタス(2024.05.17)
- 教皇様にお会いしました(2024.03.19)
- 新年明けましておめでとうございます(2024.01.01)
- 2023年平和旬間、東京教区呼びかけ(2023.08.04)