昨日は、横浜教区の鶴見教会を会場に開催されたシグニスジャパンの「教会とインターネット」のセミナーに参加し、一時間ほどお話をさせて頂きました。世界的なカトリックのメディア団体であり、教皇庁広報評議会の公認団体でもあるSIGNIS WORLDのメンバーであるシグニスジャパンは、「現代において、ますます影響力を増すメディアの領域で活躍するカトリック信者が、相互に連携し協力して、福音的価値観を社会に根付かせたい」として活動されています(HPより)。
第11回目のセミナーとなる今回のテーマは、「インターネットが拓く新・福音宣教」第五弾。首都圏だけではなく遠くは仙台からも、主に教区や修道会、そして教会での広報担当者で、ホームページを作成している方々や自分でブログを書いている人など、50名を超える方が参加されていました。
私は特別にコミュニケーションを勉強している者ではないですから、特に理論的なことを語る事はできませんが、これまでの体験から学んだ事を語らせて頂きました。大学で非常勤講師をしていた時代に学生を対象に作り始めたホームページの事から始まり、司教になってから開始したこの「司教の日記」について、目的や気をつけている事柄、そして学んだ事を話しました。「司教の日記」に関しては、もちろん一番の目的は新潟教区における情報共有を通じた一体感の醸成であり、公式ではない私の個人的な考えを披露する場でもありますが、やはり立場があるために、発言を制約せざるを得ない事も多々あります。そもそも教会の中で対立を招いてはしかたがありませんから、議論の場とはしたくはない。そのためもあってコメント欄も設けてはいません。
2時から始まったセミナーは、私の話の後に意見交換や海外のカトリックサイトの紹介などがあり、5時半頃には終了しました。招いて下さったシグニスの方々ありがとうございます。また参加いただいた方々、ブログを訪れて下さる方々、ありがとうございます。
新潟へ戻るために東京駅へ向かったら、新幹線改札は大混乱中でした。大宮から熊谷へと走行していた新潟行きの新幹線から、非常コックを作動させてドアを開け、飛び降りた方がおられたのだとか。走行中にもドアが開いてしまう構造だとは知りませんでした。夕方のかなりの新幹線が運休になったり、一時は新潟方面は1時間以上の遅れと大幅なダイヤの乱れとなっておりました。かなり待った後、やっとの思いで、車輌変更でグリーン車以外すべて自由席となった「マックスとき」で、夜遅く新潟へ戻る事ができました。