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2009年4月29日 (水)

09年新潟教区宣教司牧評議会が開催されました

Senshihyo0901 毎年一回開催されている新潟教区の宣教司牧評議会ですが、第三回目にあたる今年の総会が、本日午前10時から新潟教会で開催されました。秋田から糸魚川まで、教区全体の地区から地区長の司祭と二名の信徒代表、そして奉献生活者の代表や女性の会の代表など20名ほどが集まってくださいました。

今回の評議会では、昨年までの議論を経て絞り込んだ、次の三つの優先課題について話し合いました。

A 世代や国籍を超えた交わりの共同体を構築する
B 教区全体の情報共有のネットワークを生み出す
C 継続した信仰養成を充実させ、成熟した信仰者への脱皮を図る

今後の宣教司牧評議会での話し合いの方向性について、わたしは年頭司牧書簡に次のように記しました。

Senshihyo0902 『「青少年」や「移住移動者」とともに、世代を超え国籍を超えて、ともに支え合い分かち合う教会共同体を作り上げているでしょうか。小教区内や地区内、そして教区との情報共有はできているでしょうか。共同体には継続した信仰養成が存在しているでしょうか。課題や困難な点を、明確にする努力をお願いします。その上で、より良い方向へ向かうために、それぞれの目標を定めてください。この目標をどれだけ達成できているのか、2010年から始めて12年の教区100周年までの毎年、宣教司牧評議会の場で検証していきたいと思います。その上で、新たな優先課題を宣教司牧評議会で検討することによって、理想の共同体に向かう歩みを進めていきたいと考えています』

今回の議論の中では特に、外国籍の信徒との関わりについて、とりわけ日本人と結婚している方々が多い山形や秋田の体験を中心に、どのような課題があるのか、またそれを克服するにはどうしたらよいのかが活発にそして具体的に話されました。

さらに信仰養成の取り組みを強化して欲しいと言う要望も多く聞かれました。信仰教育を担当する信徒リーダーの養成や、典礼の学び、侍者の訓練、信徒自身の信仰を深める養成など、さまざまなレベルでの養成を活発化させる必要性が再確認されました。これについては、5月6日に発表予定の新たな委員会等の任命の中で、養成を考える特別チームを大瀧師をリーダーに信徒の方々を交えて発足させ、早急に具体的な提案を各地区にする予定となっています。

なお今回の話し合いの中で、山形地区の報告と要請に基づいて議論した結果、山形県の新庄に新しい教会を建設するため、教区が一丸となって支援することが確認されました。この地区における教会の必要と現状については、まもなく山形地区からすべての小教区に、詳しい情報が提供され、募金の呼びかけが行われる予定です。ご理解とご協力をお願いします。

またこの数日、世界的に問題となっている豚インフルエンザに関して、教会の取り組みも説明いたしました。すでに鳥インフルエンザの流行が懸念されていたことから、SARS流行の際に香港教区が策定したガイドラインを基にして東京教区がまとめてくださったガイドラインが存在しており、新潟教区でも3月の司祭評議会の席上で各地区にコピーを配布してありました。ガイドラインは東京教区のHPで公開されています。今後は感染の状況変化に伴い政府からさまざまな指示があることと思いますが、それに従いながらガイドラインに準拠して、状況に応じてその都度、小教区へ対応を指示することにしております。

評議員の皆様、本日はご苦労様でした。なるべく早い時期に、話し合いに基づいた書簡をお届けします。

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2009年4月28日 (火)

加茂白百合幼稚園園舎増築工事起工式

Kamokg01 タイトルに見事に漢字が並びましたが、新潟県の加茂市にある加茂白百合幼稚園ではこの度、園舎を増築することになり、本日11時から起工式が行われました。

加茂白百合幼稚園の園長は、新津教会の鎌田神父様です。これまでもいくつもの幼稚園や教会の建築を手掛けてきた、建築の大ベテランです。加茂の幼稚園はもともと鎌田神父様が半分を以前新築しておりました。今回は残りの半分の増築です。幼稚園を運営したままの工事ですから、増築部分に建っていた園舎は取り壊したものの、その目の前にある古い園舎は必要ですので残して工事を進め、最終的に増築部分が出来上がってからその古い園舎をすべて取り壊すという手順になるそうです。

起工式はわたしが司式して行いました。教会にも起工式の祈りがありますが必ずしも儀式の定式があるわけではありませんので、鎌田神父様の工夫によって美しい典礼となりました。聖書朗読とわたしの短い話の後、祝福の祈りを唱え、聖水と献香をもって土地に神の祝福を願いました。引き続いて伝統に基づき「かま、すき、くわ」による地鎮の儀。そして主の祈りを唱え共同祈願で式は終わりました。わたしも司教になる前から役職上で何回か起工式に出席しましたが、この「エイ、エイ、エイ」とかけ声をかけて「かま」などを使う儀式は、なにやら見ている方もする方も照れくさいような感じがいたします。古来からの伝統的な意味合いがあるのでしょう。いずれにしろ、工事が無事すみますように祈りました。

建設にあたってくださるのは新発田建設です。無事に工事が終わり、良い建物が完成して、キリスト教的教育がふさわしく行われる環境が整うことを祈ります。

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スリランカの危機的状況

以前からスリランカでは、独立を求めて闘いを続けてきた反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)と政府軍の戦闘が続いてきました。今年に入って政府軍は攻勢に出て、LTTEを北東部の海岸線に追い詰めていました。そこでLTTEは、一般市民を「人間の盾」として戦闘に巻き込み、多くの犠牲者が出ています。国際赤十字は5万人以上の市民が取り残されていると警告しています。

先日4月23日には、現地で避難民の救援などにあたっているカリタス・スリランカの現地教区責任者(カリタスVanni-Hudec)のT.R.Vasanthaseelan神父は戦闘に巻き込まれ、両足に重傷を負い、片足切断を余儀なくされたということです。また同様に被災者救援にあたっていたスリランカ正義と平和・開発委員会のメンバーであるJames Pathinathan神父も負傷して病院に運ばれたといいます。

国際カリタスでは事態の悪化に鑑み、国内避難民の救援を徹底するとともに、国連を通じて事態沈静化の働きかけを強めるようにアドボカシー活動を強化しています。

スリランカの事態が沈静化し、平和が訪れるように、お祈りをお願いします。

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2009年4月26日 (日)

そして鶴岡の堅信式

Tsuruoka090401 そして本日、日曜日は、鶴岡の堅信式でした。15名の方が堅信を受けられました。おめでとうございます。とんでもない悪天候の1日でしたが、なぜかミサが終わる頃から鶴岡には太陽の日が射し込みました。幻想的な1日でした。

ところで山形県を担当しているイエズスマリアの聖心会司祭の福者ダミアン神父(モロカイ島の聖者)が10月11日に列聖されることになりました。列聖式に参加する一週間の巡礼旅行は、鶴岡のドネガン神父様が企画責任者ですが、JTBを通じて企画しております。今のところ費用は総額40万円弱です。残念ながらわたしは参加できませんが、山形県の神父様方は大方が参加するのではないでしょうか。この際ですから、ローマを巡礼したいと思う方、ご一緒にどうぞ。まもなく正式にJTBから申し込みの案内が各教会にあると思います。

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米沢は準備万端

Yonezawa090401 米沢に行って参りました。5月16日にルイス甘糟右衛門をはじめとした53名の福者殉教の列福記念式典が行われます。小さな共同体で、準備は大変なことだと思いますが、本当に良く準備が進められていました。ミサが行われる北山原の処刑地には(本当に5月16日が晴天に恵まれますように、皆様のお祈りをお願いします。仮に雨が降ったら地面もぬかるんで、悲惨な状況になることが目に見えていますから)、新しく自然石の祭壇が設けられました。また入り口に新しい案内板が、感謝式典の数日前までには整えられる予定です。

すでに700名ほどの参加が見込まれています。北山原には残念ながら700名は入らないと思います。当日は、米沢市と警察のご理解によって、北山原の周囲の道路が通行止めになる予定です。そうすると道路にイスを並べることができるかと思います。表通りに面したところに、本当のおあつらえ向きにかっぱ寿司が立っています。以前はスーパー銭湯でした。スーパー銭湯が廃業したときに、無理をしてでも土地を手に入れておけば良かったと思っています。残念ながら、今の新潟教区の財力では不可能ですが。当日は大変混乱すると思います。忍耐を持っておいで下さいますように。

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2009年4月24日 (金)

米沢から鶴岡へ

次の日曜日、復活節第三主日は山形県の鶴岡教会で堅信式です。先ほど聞いたところでは15名の方が堅信を受けられるとか。新潟教区としてはなかなかの大人数です。それに先立って、今日の午後からちょっと米沢へ。5月16日に列福に感謝する記念のミサを、教皇大使の臨席をいただいて、北山原の殉教地で行うことになっていますから、米沢教会の準備の様子をうかがって参ります。

それでは次の更新は鶴岡から戻って、日曜日の夜以降に。

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2009年4月22日 (水)

フェルディ神父様、笑顔で出発

Ferdidep 春は教会でも異動の季節です。これまで新潟教会助任として働いて下さった神言会員のフェルディマール・ファミニアラガオ神父が、本日の午後、笑顔で新任地へ出発されました。新任地はすでにご存じのように長岡市にある表町教会、福住教会、そして十日町市の十日町教会のそれぞれの助任です。主任司祭はフランシスコ会のブルーノ・ファブリ神父。異なる修道会員同士の共同生活ですが、基本的に二人とも根本で修道者ですから、共同生活はうまくいくでしょう。

フェルディ神父にはこれまで通り、教区の外国籍信徒の方々の司牧担当者も務めてもらいます。神言会は秋田の宣教司牧を担当して下さっているので、本来は新潟県内で生活することはないのですが、特に外国籍信徒の方々の司牧に取り組む専門家として、特別に新潟県内で働くことを修道会にお願いしています。わたしにとっては、一番身近にいる修道会の仲間でもあります。今後ともその、超がつくほどの元気と笑顔で、教区の宣教司牧のために活躍して下さることを期待しています。

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2009年4月20日 (月)

寺泊は大賑わいでした

Teradomari 昨日は天気もすばらしい日曜日となりました。お昼過ぎにはカトボラの大会も終了。遠く沖縄から来られた方や名古屋の参加者ももう一晩泊まって行かれるとのことで、それではと午後から車で案内いたしました。海岸沿いを走って寺泊まで。本当はさらに足を伸ばして良寛さんの地、出雲崎まで行きたかったのです。あきらめました。寺泊の町を通過する一本道は時ならぬ大渋滞。観光バスの台数といったら、普段は決して目にしないほどの多さで、すさまじいものがありました。駐車場に入りきれない大型バスが、道ばたにずらりと停止しているのですから。

ここは魚のアメ横などとまでいわれる、寺泊の魚市場通りで、魚屋さんがずらりと並んでおります。中越沖震災があったときには柏崎に近いこともありぐっと客足が遠のいてしまったこともありましたが、少しずつ盛り返しているようです。そしてこの日は、本当にどのお店もすし詰めでありました。この観光バスの多さも、すぐ近く、燕市の大河津分水堤防で行われた「分水おいらん道中」にやってきた観光客のものでありました。新潟日報の記事によれば、約8万5000人が見物に訪れたといいます。道理で寺泊は大渋滞のわけでした。新潟は観光の季節となっております。(写真は賑わう寺泊の魚市場通り)

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2009年4月19日 (日)

カトボラ大会盛況のうちに閉幕

Cathvol1 第10回となるカトリック・ボランティア連絡協議会の大会が、新潟教会を会場に盛況のうちに閉幕しました。北は北海道から南は沖縄まで、多くの教区から100名ほどの参加者がありました。わたしの司式で、カトボラのこれまでの担当司教である松浦司教との共同司式で行われた本日復活第二主日のミサは、大会参加者と小教区の共同体が一緒になり、新潟教会の聖堂はいっぱいでした。

今回は「災害時のボランティアネットワーク」をテーマに、二度の震災での体験などを中心に講演と分科会が行われました。講演のテーマは、「多文化共生と自然災害」、「化学物質汚染について」、「エイズに関わって」、「学校と地域で育む子どもたち」などでした。また夜の交流会では新潟にはないようなパワー溢れるパフォーマンスまであって、力を頂いたような大会でした。今回の大会をきっかけとして、これからも新潟教区のカトリックボランティアのネットワークを深めていくことができればと思います。カトボラという組織が何か直接活動をするというのではなく(そして新潟のような地理条件ではそれは不可能ですから)、各地でそれぞれ活動を行っている個人やグループが、情報交換と、そして同じ信仰の交わりのうちにありそこから力を得るためにも、互いに知り合い結びあっていることは大切だと思います。まずは情報交換の既存のネットワークを、さらに深めていきたいと思います。

なお今回から、カトボラの担当司教を依頼されましたので引き受けさせて頂きました。3年後の大会は沖縄で行われます。

今回の大会を地元で運営して下さった青山教会の市川さんを始め新潟地区の信徒の方々、本当にありがとうございました。

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2009年4月17日 (金)

明日からカトボラの大会です

すでに何度も触れましたが、明日の午前中から日曜日の昼にかけて、新潟教会を会場に、カトリックボランティア連絡協議会(通称:カトボラ)の全国大会が行われます。というわけでそろそろ新潟教会周辺には明日からの参加者が集まってきております。今夕には実行委員会の会合も行われる予定。ちょうどお天気も良好な予想です。祝福された大会になること祈ります。

昨日は東京から戻るなり高田へ出かけ、増築工事中の母子寮を見せて頂いたり、療養中の高藪神父様を見舞ったりいたしました。高田教会に隣接する一連の施設は、運営主体がその名も社会福祉法人フランシスコ第三会というほどで、施設全体にカトリック的雰囲気が良く行き渡っているすてきな場所です。そして有名な高田公園の桜も、施設の最上階ホールから目の前に見えるという眺望の良さ。フランシスコ会員のマリオ神父様のリーダーシップが感じられます。

そして夕方には新潟へ戻り、大瀧師とフェルディ師の司教館の送別会ということで、近くのうなぎ屋さんへ。ちょっと肌寒い夜でした。

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2009年4月15日 (水)

東京が新潟へやってきた?

Cathedral090412 新潟の桜も満開です。桜前線は徐々に北上を続け、秋田もそろそろなのではと想像いたします。月曜日に胎内から関川の方まで足を伸ばしてみました。山形県との県境に向かう国道113号線沿いに関川あたりでは美しい桜並木がありますが、まだ満開には時間がかかりそうでした。写真は新潟教会を横から眺めたところです。以前、聖園幼稚園だったところが駐車場となっていますが、そこに昔からの桜の木が一本残されています。

さて昨日と本日は会議のために東京におりますが、東京へ出かけようと昨日の午前中に新潟駅へ向かいましたら、なんとそこに「東京」がやってきておりました。下の写真であります。東京圏の方ならすぐにわかる京浜東北線の車両であります。停車しているのは新潟駅のホームです。東京圏の駅ではありません。ましてや京浜東北線の車両が第二の人生を新潟で送っているのではありません。この車両は「新車」、できたてのほやほやであります。

すぐ近く、新潟市内の新津と言うところにJR東日本の新津車両製作所がありますが、そこでは東京圏で走る車両を制作しております。いま現在はこの京浜東北線に取り組んでいるようです。できあがった真新しい編成は、信越線を使って、新津と新潟の間で試運転をするのだそうです。というわけで、新潟駅には、定期的に東京圏の車両がやってくるのでありました。ちょっと前までは中央線の車両でした。東京で新しい車両に乗車の際は、連結部に近い車内壁面上部をご覧ください。結構、新津で制作された車両が走っておりますから。試運転をしているとは噂を聞いていましたが、毎日あるわけではありませんから、実際に出くわすことはあまりなく、今回が初めての体験でした。

そういうわけで、明日の朝までは東京におります。今週末、土曜日と日曜日には、新潟教会を会場にカトリックボランティア連絡協議会(通称:カトボラ)の全国大会が開催されます。全国から100名を超える方々が集まられて、特に日曜のミサは私たちと一緒に参加してくださいます。皆様、新潟へようこそ。

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2009年4月12日 (日)

2009年御復活おめでとうございます

新潟教区の皆様、主の御復活おめでとうございます。

09holysat2 新潟はすばらしい天気に恵まれた暖かい復活祭となりましたが、皆様の教会ではいかがでしたでしょうか。新潟教会では昨晩、復活徹夜祭において、男性がおひとり洗礼を受けられました。新潟教会の洗礼盤は固定式ではありませんから、今回は中央通路のところに移動させ、参加して下さった多くの方によく見えるようにと工夫をいたしました。

新潟教会を始め教区のそれぞれの小教区で洗礼を受けられたみなさん、本当におめでとうございます。これからも教会共同体の一員として、それぞれに与えられた賜物のうちに、キリストの体を形づくる一つの部分としての役割を果たしていって頂ければと思います。共に歩んで参りましょう。

復活徹夜祭の始まりにある光の祭儀では、用意された新しい火を祝福して、そこから復活のロウソクに灯す火をとることになります。これがなかなか難しくて、式にあたっているものとしては一番ハラハラする瞬間であります。各地でいろいろな工夫がなされているのだろうと思いますが、昨晩の新潟教会ではいつもの通り用意された割り箸にマッチをつけた「高度な」道具がうまく作用せず、二本も失敗をしてどうなることかと思いましたが、なんとか三度目にうまくいきました。

09holysat1 真っ暗闇の中にロウソクが一本だけ輝く光景は、何度体験しても神秘的です。そして聖堂に響き渡る「キリストの光」の声。小さな炎であるにもかかわらず、その瞬間聖堂を広く照らす光でもあり、キリストからあふれ出てくる愛の力の広がりを感じさせてくれます。

本日復活の主日の朝9時半のミサには、本当に大勢の方が参加して下さいました。聖堂がいっぱいで補助椅子を出したほどです。ミサの終わった後に信徒会館でいろいろなお祝いをしました。もちろんまず復活のお祝いであり、次に新受洗者のお祝いであり、加えて転任となる大瀧主任司祭とフェルディマール助任司祭の送別会でもありました。これまた大勢の方が参加して下さり、盛大で楽しい一時を過ごすことができました。

聖週間の典礼に参加された方に、そしてさまざまな事情から参加することができなかった皆さんにも、復活の主のいのちの息吹が豊かな祝福となって注がれますことを祈ります。そしてこの復活の喜びを、一人でも多くの人に伝える努力をいたしましょう。

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2009年4月11日 (土)

主の受難・2009年

09goodf3_2  昨日は聖金曜日。主の受難と死を黙想する日に当たり、聖土曜日とともにいつもの通常のミサが行われない日でもあります(聖土曜日の夜の復活徹夜祭は、翌日の典礼です)。聖金曜日の典礼は、主の御死去の時間にあわせ午後3時頃に行うこととされていますが、ミサ典書のルブリカ(赤字の註記)には「司牧的理由から」もっと遅い時間に行うことができるとされています。日本のように宣教国で、社会全体が教会と無関係に動いている場合など、午後3時では集まることのできない人も多いことから、多くの教会では夕方に行われることも多いのではないでしょうか。新潟教会ではこの時間、すなわち3時には、十字架の道行きを行いました。そして主の受難の典礼は午後7時から、主任司祭の大瀧師の司式で行われました。

この日の典礼は、始めと終わりがありません。ちょうど昨日の主の晩餐のミサに、最後の祝福と「行きましょう。主の平和のうちに」がなく、そのまま聖体の移動行列になったのに呼応して、その継続として沈黙のうちに始まります。

そして聖体拝領のあと、拝領祈願と、もう一つの会衆のための祈願で沈黙のうちに終わります。つまり教会は主の死を悼んで沈黙に入るのです。ですから昨日から今日にかけて、聖堂は祭壇を中心にしてすべての装飾が取り除かれ、外見上も沈黙するのです。もし可能であれば、夕方まではこの沈黙が聖堂では守れると良いのですが、それぞれの教会の設備の制約などもあるでしょうから、聖堂内で今夜の準備をされる場合はその沈黙の精神も心にかけて頂ければと思います。

そしてこの沈黙は、本日の夜の典礼の始め、暗闇の中での光の儀式へと続くのです。典礼の流れのメリハリを感じて頂ければと思います。

昨日の典礼では、まもなく長岡へ転任となる助任のフェルディ神父様が説教をして下さいました。

新潟教会の今晩の復活徹夜祭ミサは、午後7時からです。お一人の方の洗礼式も行われます。また先日お約束したとおり、今晩、または明日洗礼を受けられる新潟教区のすべての方々のために、ミサの中でお祈りいたします。

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2009年4月10日 (金)

主の晩餐の夕べのミサ、2009年

「わたしがあなた方にしたとおりに、あなたがたもするように」

09holythu1 聖木曜日、主の晩餐の夕べのミサが、新潟教会でも昨晩7時から捧げられました。平日の晩のミサでもあり、また現在の新潟教会の世代構成からいっても、この時間帯に大勢が集まって下さるのは見込めませんが、それでも50人ほどがこのために集まって下さいました。特に男性が少なかったようで、ミサ中に行われた洗足式のために12名の男性を確保するのに、係の方は苦労されたと聞きました。確かに洗足式のために男性陣が12名一番前に出てしまうと、後ろにはほとんど男性がいなくなってしまうというのもちょっと寂しいかもしれません。

ミサ後には御聖体を小聖堂に移し、11時頃まで聖体礼拝の時間が設けられました。いつものようにミサ直後は信徒の方が中心となり、9時半頃から最後までが、シスターや司祭団の担当となりました。聖体礼拝を終えて聖堂の外へ出ると、雲一つない夜空に満月が美しく輝いておりました。

「わたしの記念としてこれを行え」と命じられた主は、私たちの救いのためにご自身を生け贄として捧げるという最高の愛の業を成し遂げて下さいました。私たちには「記念する」事が求められていますが、その記念の重要な要素の一つが、あの晩、主ご自身が示された弟子の足を洗うという仕える姿の模範でありました。「わたしがあなた方にしたとおりに、あなたがたもするように」と命じられた主の言葉を受け止め、互いに支え合いながら主の愛の業を思い起こし続けたいと思います。

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2009年4月 9日 (木)

まもなく主の晩餐夕べのミサです

Holythursday092 新潟もやっと桜が咲き始めました。写真は信濃川河口、万代橋を望む堤防の桜です。

聖木曜日。まもなく夜7時から、新潟教会では主の晩餐夕べのミサが行われます。ミサでは最後の晩餐における主イエスご自身の模範に倣い、洗足式が行われます。洗足式に関してはミサ典書に「司牧上すすめられる場合に」行われるとありますので、必ずしもすべての小教区で行われてはいないのかもしれませんが、可能であれば、主の模範を思い起こしそれに倣う決意を新たにするためにも、行われることが良いと思います。人数の規定は実はありませんから、必ずしも12名がそろわなくても構いません。

洗足式と並んで聖木曜日のミサに特有なのは、聖体拝領後に御聖体を小聖堂など他の場所に移す行列と、その後の聖体礼拝でしょう。ただし聖体礼拝は、真夜中を越えて行ってはなりません。新潟教会では小聖堂において、ミサ後から11時まで行われる予定です。

なお主の晩餐の夕べのミサの栄光の讃歌が終わってから復活徹夜祭の栄光の讃歌まで、教会の鐘は鳴らさず、伝統的にはオルガンなどの楽器も使用されません。したがってミサ中の鈴も鳴らさないため、例えば下の写真のような木槌が使われたりします。これは新潟教会で本日も使われるものです。もっともまったく音出しをしないととんでもない音程で歌を歌い出し混乱を招くこともあるので(実際に何度も体験したことがあります)、歌い出しの音出しなどをオルガンで小さめに行うことは広くあるようです。

それでは良い聖木曜日をお過ごし下さい。

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2009年4月 8日 (水)

聖香油ミサ・その2

Chrism0902 聖香油ミサの中で祝福され聖別される油は、基本的にオリーブ油ですが、事情によってはそのほかの植物性の油を使用することになっています。新潟教区の油はオリーブ油です。(写真は、香料を少量のオリーブ油と混ぜ合わせた後に、油の容器に注いでいるところ)

まず病者の塗油に使われる油が、奉献文の終わりの栄唱の前に祭壇にて祝福されます。次に聖体拝領の祈りの後、祭壇前に準備された机で、洗礼志願者の油が祝福されます。そして最後に聖香油です。聖香油にはまず香料を混ぜ合わせ、次いで会衆を祈りに招いた後に司教は容器に口を近づけて息を吹き込む動作をします。その後に聖別の祈りを唱えますが、その途中から共同司式するすべての司祭が手を延べ、ともに聖霊の働きを願います。

聖別の祈りの中にこうあります。「この油はキリストのとうとい名にちなんでクリスマと名づけられ、あなたはこれを祭司・王・預言者・殉教者の上に注がれました」。クリスマは、「洗礼の水によって新たに生まれるもののために・・・救いといのちのしるしと」なるものです。本日聖別された聖香油は、今年の復活祭で洗礼を受けられる方々が早速受ける油です。洗礼を受けられる皆様がこの油を受けることによって、「汚れのないいのちに満ちあふれますように」。(写真下は、左が聖香油に息を吹きかけているところ。右が聖別の祈りの際に手を差し伸べる司祭たち)

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聖香油ミサ・その1

Chrism0906_2 新潟教区では、本日が聖香油ミサの日でした。「新潟教区では」と記したのは、本来は最後の晩餐における主ご自身による司祭職制定の記念日、聖木曜日の午前中に聖香油ミサは行われるからです。ただし、新潟教区だけではなく世界のさまざまな宣教地にある教区では、その地理的困難さから、聖木曜日に司祭が必ず自分の小教区に戻れるようにと、聖週間の水曜日や火曜日に聖香油ミサを執り行います。

さてミサ典書の聖香油ミサのルブリカ(赤字の註記)には以下のように記されています。

「司教は民を牧する大祭司であって、信者のうちにあるキリストのいのちは、ある意味で司教に由来し依存する。司教が司教区内の各地域から集まった司祭とともに共同司式して、香油の聖別とそのほかの油の祝福を行う聖香油のミサは、司教の祭司職の充満を良く現すものの一つであり、司教と司祭の深い結びを示すしるしである」

互いに協力し合って司祭団を形成する司教と司祭(教区司祭も修道会司祭も)は、ともに一致の見えるしるしとして、このミサを捧げます。そしてこの聖香油ミサの中で、司祭は叙階の日の決意を新たにします。

今回はちょうど新年度の開始と聖週間がぶつかってしまい、特に幼稚園関係の司祭の中に参加が難しい人が多かったようです。特に秋田地区からはどなたも参加がなかったので、ちょっと寂しくはありましたが、それでも山形地区、新発田地区、新潟地区、長岡地区から、20名の司祭が共同司式をして下さいました。(下の写真は、左がミサ前に小聖堂に整えられた油の容器。右が病者の油の祝福)

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2009年4月 7日 (火)

新潟清心女子中学高校の入学式

4月1日から新たに学校法人ノートルダム新潟清心学園が経営にあたることになった新潟清心女子中学高等学校の入学式が、昨日行われました。新しい学校法人になり、これまで学校の修道院におられたシスター方がいなくなり、学校にとっては大きな変化です。しかし昨日の入学式にはこれまで通りシスターの姿がありました。というのも新法人の理事には、岡山のノートルダム清心学園からシスター渡辺を始め二人のシスターが加わっておられるからです。そこにわたしも理事として加わっております。宗教の専任講師も雇用されました。信徒の教職員も、さまざまな形で協力して、教育にカトリック色がでるように考えておられます。式典で式辞を述べられた新任の曳田校長先生も、法人を代表して挨拶された副理事長の等々力新潟トヨタ社長も、お二人とも信徒ではありませんが、お話の中で何度もカトリック精神に基づいた教育を行うと強調して下さいました。これからに期待したいと思います。

今年度は中学に34名、高校に99名の新入生となりました。

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2009年4月 6日 (月)

枝の主日

Palm0902 昨日は枝の主日。聖週間が始まりました。幸いにも天気に恵まれ、信徒会館から聖堂までという短い距離ではありましたが、暖かい春の日差しに包まれて、行列をすることもできました。毎年感じることですが、やはり聖週間になると本格的に春が訪れます。

この御復活に洗礼を受けられる方も、新潟教区内の各小教区に多くおられると思います。直接お会いして存じ上げている方も数名おりますし、まだお会いしたことのない方も大勢おられますが、皆様が本当に喜びのうちに洗礼を受けられますように、お一人おひとりのためにこの聖週間の間、お祈りいたします。

信仰の世界は奥が深いものです。信仰についてすべてが分かると宣言することなど、人間の業では不可能です。「わたしに従いなさい」という主の呼びかけに、勇気を持って一歩を踏み出す心が大切です。洗礼の準備の期間にいろいろと学ばれてきたことでしょう。しかしそれ以上に数限りないことが、信仰の世界には存在します。イエスの呼びかけに応える勇気、すなわちイエスを主として身を委ねようという謙遜な心が、未知の信仰の世界に向かって目を開くために不可欠です。自分だけの世界に留まっていては、主の弟子となることはできません。この土曜日、復活徹夜祭には、わたしは新潟教会でミサを捧げそこでも洗礼式がある予定ですが、その時には教区の他の教会で洗礼を受けられる皆様のことも心に留めながら、祈ることをお約束いたします。

さて世界青年の日でもあった昨日は、ちょうど教区青年の集いも行われ、新潟教会の聖堂にも、いつもはあまり見られない若者たちの姿が多くありました。昨日の説教でも触れましたが、今回こうやって集まり、自分たちのこれからについて真剣に話し合ったのですから、今後の展開に期待しますし、またできる限り応援していきたいと思います。

Mario01 ミサの後、高田教会まで出かけました。主任のマリオ神父様にお会いするためです。先週、いのちの危険を伴う事件に巻き込まれて、新聞やテレビでも報道されました。ちょうど神父様は午後から妙高教会で御ミサということで。そのまま妙高高原へ。高速道路も割引で1000円ですから、こう言うときには助かります。春とはいえ、妙高教会の周囲にはまだ雪が残っていました。

神父様、10年近くも冬になると宿を貸したり食事の世話をしたりして助けてきたよく知った人物に、突然包丁を突きつけられ、必死に逃れたその晩の様子を、信徒の方々とミサ後に山の家でお茶を飲みながら話して下さいました。神父様の身を守って下さった神に感謝。(写真は妙高教会でミサを捧げる昨日のマリオ神父様)

今日は午後から、法人が新しくなってカトリック学校として再出発をする新潟清心女子中学・高校の入学式です。

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2009年4月 4日 (土)

新潟教区青年の集まり開催

Youthmeeting0901 明日、4月5日の枝の主日は「世界青年の日」でもあります。「世界青年の日」はヨハネパウロ二世教皇が1985年に定められました。この日にあわせて、新潟教区の青年有志が呼びかけて、青年の集まりを新潟教会において一泊二日で開催中です。テーマは「新潟教区青年としてできること」。新潟教区の秋田地区、新潟地区、新発田地区、長岡地区とほぼ全域から総勢20名ほどの青年たちが集まり、これからの青年たちの活動について真剣な話し合いとなりました。

わたしが予想していた以上に各地区から新潟へ進学のために移ってきた青年も多く、また逆に教区から東京方面へ進学のため移動していった青年も、休みを利用して数名戻ってきてくれました。思いの外、新潟大学在籍者が多いことも発見でした。さすがに大学生や専門学校生、そして社会人を中心にした集まりでしたから、時間をかけてこれからの課題とそれへの取り組みを自分たちで司会進行しながらじっくりと話し合っておりました。話し合いでは、お互いのコミュニケーションを深め、また他にも大勢いる青年たちや教会外の青年たちにも働きかけ、加えて10代の後輩たちを育てていくために、具体的な方策を探ることが決定し、今後、毎月第4日曜日の午後に、新潟教会で定期的な会合を持ってアイディアを深めていこうという結論になりました。

2時頃から4時過ぎまでの話し合いの終了後、皆で夕食の準備をし、さらに6時からはわたしの司式でともにミサに与り、7時に一緒にカレーの夕食となりました。明日は大多数の参加者が新潟教会で枝の主日のミサに与ることになります。今後の活躍に心から期待しています。

教皇様は明日の世界青年の日にあたり、メッセージを発表されています。その中にいくつかの重要なポイントを上げられて、青年たちに呼びかけておられます。特にパウロに倣って青年たちが宣教への熱意を燃やすように、具体的に信仰のよろこびを伝えるようにと招かれています。また祈りと秘跡を大切にするようにと呼びかける次の一節は大切であると感じました(メッセージの全文は中央協のHPで)

「皆様の生活の中で祈りに時間を割いてください。一人で祈るのはよいことです。ともに祈ることはなおさらすばらしく、実りをもたらします。なぜなら、二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいると、主は約束してくださったからです(マタイ18・20参照)。主と親しむためには、たくさんのやり方があります。祈りを学び、信仰体験を深めるためのさまざまな体験、グループや運動団体、集会や講座があります。小教区の典礼にあずかり、神のことばを聞き、積極的に秘跡に参加することから、豊かな糧を受けてください。ご存じのとおり、すべての信者またキリスト教共同体の生活と宣教の頂点と中心となるのは、聖体です。聖体は救いの秘跡です。この秘跡のうちにキリストは現存し、また、ご自分のからだと血を永遠のいのちを得るための霊的な糧として与えてくださいます。それはまことに言い表しがたい神秘です。教会は聖体を中心として生まれ、成長します。わたしたちは洗礼によってこの偉大なキリスト者の家族に加わります。そして、ゆるしの秘跡によって絶えず新たにされます。洗礼を受けた者はやがて堅信を通じて聖霊に強められます。キリストのまことの友また証人として生きるためです。叙階と結婚の秘跡によって、信者は教会と世界の中で使徒としての務めを果たすことができるようになります。最後に、病者の塗油は、病気と苦しみの中で神の慰めを経験することを可能にします」

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2009年4月 3日 (金)

あっという間に、4月となっていました

本当にあっという間に1月から3月は過ぎ去り、新年度が始まっております。すでに4月1日は日本カトリック神学院の開校式がありました。さていつものように、主な行事予定を記しておきます。同時に今年の聖週間の予定も記します。

  • 明日、4日と5日にかけて、新潟教会を会場に、青年の集いが開催されています。明日は夕方5時くらいから青年たちとミサの予定です。
  • 聖週間)5日、枝の主日(受難の主日)は新潟教会で朝9時半のミサ
  • 6日は法人が代わり新しいカトリック学校として出発する新潟清心女子高校の入学式です。
  • 聖週間)8日、聖香油ミサを新潟教会で朝10時から。
  • 聖週間)9日、聖木曜日主の晩餐のミサを新潟教会で夜7時から。なおミサの後には毎年恒例の聖体礼拝が小聖堂で行われます。
  • 聖週間)10日、聖金曜日の聖式は主任司祭の大瀧浩一師の司式で夜7時から。
  • 聖週間)11日、復活徹夜祭は新潟教会で夜7時から。
  • 聖週間)12日、復活の主日は朝9時半から新潟教会で。なおこの日はフェルディ師司式で英語の復活ミサが午後2時から新潟教会であります。
  • 14日夕方はカリタスの会議、15日はカトリック新聞の会議で東京。
  • 18日と19日は日本カトリック・ボランティア連絡協議会の全国大会が、新潟教会を会場に開催されます。なおこれに伴い参加者とともに、19日朝9時半のミサは新潟教会でわたしが司式します。
  • 26日は山形県の鶴岡教会で堅信式です。
  • 27日は朝11時から、「月曜会」のミサとロザリオの祈りを新潟教会小聖堂で。
  • 29日は、午前10時から新潟教会で、教区宣教司牧評議会です。

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2009年4月 2日 (木)

日本カトリック神学院の出発

Seminary090401 昨日、4月1日、日本カトリック神学院が誕生しました。これまでの東京の神学校と福岡の神学校が合併して、日本における主に教区司祭養成の場としての神学校は、二つのキャンパスを持つ一つの神学校になりました。今後は哲学と助祭コースが東京キャンパスで、神学が福岡キャンパスでという役割分担になります。神学院の院長には福音宣教省によってスルピス会の牧山強美師が任命され、福岡キャンパスに常駐します。また東京キャンパスの責任者として大阪教区の松浦信行師が副院長に任命されました。今年度は21名の神学生が在籍する東京には5名の養成担当者が、24名が在籍する福岡には6名の養成担当者が常駐して指導に当たります(つまり全国から集まった神学生は45名で、そのうち2名が修道会員です。また新潟教区からは、残念ながら神学生は一人もいません)。

4月1日は12時から、神学院常任司教委員会の委員長である高見大司教司式で開校ミサが捧げられ、教皇大使を始め全国から12名の司教が参加しました。ミサでは教皇大使が福音宣教省の開校認可宣言文をラテン語で朗読し、そのあと司教協議会会長の岡田大司教から院長の任命が行われました。なお2時間ほどかかった開校ミサには、神学院で教鞭を執る司祭・修道者・信徒や、各教区の一粒会の代表も参加しました。ちなみに新潟教区の事務局長である大瀧神父も、これまで通り毎週、東京キャンパスで哲学の授業を担当されます。(写真はミサ後、中庭の桜の下での記念撮影に向かう司教達)

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