糸魚川で堅信式
本日、年間第22主日に、新潟教区の南の端(どちらかというと西の端かもしれませんが)に位置する糸魚川教会で、堅信式が行われました。糸魚川へ出かけると遠くへ来たという思いを、実感する地点があります。北陸自動車道の糸魚川インターを降りて左へ周り、大糸線の踏切を渡るのですが、そこにははっきりとJR西日本と書いてある。新潟教区のほぼ全域はJR東日本なのですが、ここらあたりは関西圏と同じJR西日本であります。
さてフランシスコ会のドミニコ神父様が主任を務める糸魚川教会では、本日は11名の方が堅信を受けました。そのうち8名が1996年から98年生まれという若い世代です。そして糸魚川教会でも新潟教区の他の地域と同様フィリピン出身者がメンバーに増えており、今日の受堅者にもお母さんがフィリピン出身だったり、ご本人がそうであったりする方が大勢おられ、国際色豊かな堅信式でした。ミサでは第一と第二の朗読ともに、日本語と英語での朗読がなされました。小さな共同体ですが、これからこの国際色の豊かさをますます強めて、増えている子供たちとともに将来の教会を創り上げていって頂きたいと思います。堅信を受けられた方々、おめでとうございました。これからも信仰を真に育てていくためには、一体何が本当に大切なのかを良く見極めて頂きたいと思います。今日の福音朗読にあるイエスの指摘には、真摯に耳を傾けて下さい。そして第二朗読にあったように、御言葉を聞くだけではなく実行する人になって下さい。その上で、ミサでも申し上げましたが、イエスの現存を心で感じることのできる信仰を育て上げましょう。そのためにも、みことばにおけるイエスの現存、聖体におけるイエスの現存、そして二人三人がその名の下に集うところにご自身がおられるという主の約束による、共同体の祭儀におけるイエスの現存という三つの主の現存に与ることのできるミサを大切にして、できる限り努力をしてミサに与って下さい。イエスの現存する祭儀にともに与る体験を積み重ねて、心でイエスを感じることのできる信仰者となって下さい。(写真は本日の受堅者。ドミニコ神父様、小暮信徒会長と一緒に)
昨日の午前10時から午後3時頃まで、教区の広報委員会が初めての会議を開催しました。青山教会のラウル神父様が委員長ですが、今年の春に、秋田から長岡まで、すべての地区から委員を選出し、また青山教会の加藤さんに、これまで編集にご尽力下さった新潟教会の斎藤清さんに代わって教区報の編集をお願いしたところでした。なかなか全員が集まるのが難しいのですが、欠席者があったものの、秋田からも参加して頂き、これからの広報のあり方について、幅広い意見の交換がありました。教区報やホームページのますますの充実を期待しています。
なお現在発売中のサンパウロ社刊「家庭の友」9月号の巻頭特集で、私がインターネットと宣教について記事を書いておりますので、機会があればご一読下さい。
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