ガーナでの叙階式(その1)
8月12日に予定通りガーナから帰国しました。とはいえ、後述するような、なかなかハードなお務めだったものですから、少々体調を崩し、金・土と寝込んでおりました。本日、聖母の被昇天の祝日には何とか回復し、9時半から新潟教会でミサを司式いたしました。ミサ後は恒例のバーベキュー大会。天気が心配されていましたが、なんとミサが始まる頃から晴天に。すばらしい一日を過ごすことができました。また本日は私の霊名であるタルチシオの本来の祝日です。多くの方々からお祝いのメッセージやカード、また多くの霊的花束をいただきました。お一人お一人に直接御礼を申し上げたいところですが、今の状況ではちょっと不可能です。ここで心から御礼申し上げます。
さてそのガーナ行き。すでにお知らせしたとおり、今回の主目的は8月7日に神言会のガーナ管区司祭叙階式を司式することでした。叙階式前の数日は、以前の同僚で今年4月に司教となった友人を訪問するためにちょっと遠出をしましたが、それについてはまた機会を見て報告しましょう。叙階式は結局4時間。最後の派遣の祝福あたりでは、あまりの暑さに多少もうろうとしておりました。その翌日の初ミサはミサとお祝いスピーチなどを含めて、なんと都合6時間。すべてつきあったので、かなり体力を消耗したと思います。実際、疲れました。
そして叙階されたのは下の写真の5名。左からHans Gerber Agbebafa師(ベネスエラへ派遣)、Elorm Akpatsa師(フィリピンへ派遣)、Francis Dolagbenu師(エクアドルへ派遣)、Martin Dumas師(日本へ派遣)、Peter Kabutey師(ガーナへ派遣)。
すでに書きましたが、Martin Dumas師は私が87年から94年まで主任を務めたOsonson教会の出身で、当時は小学校から中学校の時期で、侍者団でも最年少の方でした。父親はカテキスタ。この侍者団からは数名が神学校へ進みましたが、司祭までたどり着いたのはMartinだけとなりました。それでもほかのものたちも今では教員や会社員、そして警察官や役人などになり、今回もしっかりと集まって迎えてくれました。すでに全員が30代後半で、父親や母親になっていました。
叙階式のミサは首都アクラ市内アベカ地区にある神言会担当の聖チャールズ・ルワンガ教会で行われました。いったい何人の方が集まっていたのか皆目見当がつきませんが、それでも巨大な聖堂には入りきれないということで、聖堂横、信徒会館と学校の建物の間の広場が会場となりました。共同司式には神言会員を始めアクラ教区の司祭を中心に80名ほどが参加。新司祭はそれぞれ様々な部族の出身となりますから、叙階式ミサは英語で行われました。私の説教も英語で行いましたが、部族語への通訳を行わなかったので、その分時間が短縮となったと思います。(上の写真は、司教への忠誠を誓うMartin Dumas新司祭) 続く・・・。
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