ハバロフスク交流団の反省会
今朝はびっくりしました。7時ちょっと前頃でしょうか。地震で木造築80年以上の新潟司教館はかなり揺れました。揺れだけならまだしも、静かな朝のこと、建物のあちこちがミシミシと悲鳴を上げている音が聞こえて来るではありませんか。そのまま崩れはしないかと、多少の恐怖を味わいました。震源地は上越の方とのことで、上越はその後もまた地震があったようです。
さて本日は11時から新潟司教館で、先日のハバロフスク交流団訪問を受けて、今後どのように展開していくのかの反省会が開かれました。ちょうど青山教会のバザーがあったり、坂本神父が新潟の英語ミサを司式しなくてはならなかったりと、全員が一同に揃わなかったものの、今回通訳を無理矢理お願いした東京の高橋さんにはおいでいただいて、さらに前回の訪問に加わった交流委員会のメンバーにも参加していただき、今後についていろいろと話し合いました。いろいろな意見が出ましたが、やはりこうやって私の日記ではお伝えしているものの、教区全体に交流の趣旨がうまく浸透していないのではないかという意見が多く聞かれました。
私としては、厳しい現実の中で日本と同様に少数派としてがんばっている教会共同体が、国境を越えてすぐ隣にあるのですから、ロシア国内だけのつながりではなくて、隣の国の共同体も心をかけているということを具体的に示していきたいと考えているのです。それによってハバロフスクのカトリック共同体も、また私たち自身も、イエスへの信仰によって集められた教会共同体が、国境にとらわれるものではないことを肌で感じてほしいと思うのです。また文化の違うところにある教会共同体と交流することで、全く同じ信仰なのに、異なる表現や祈りや礼拝の方法があり得るのだという、信仰の多様性も目の当たりにしていただきたいと思います。すなわち、ハバロフスクとの交流は、何か困っている共同体を助けに行くんだというようなことではなく、実は交流を通して私たち自身がキリスト教信仰の多様性を学ぶこと、そして人間が生み出した国境を越えて存在する共同体の普遍性を知ること。すなわち私たちもハバロフスクの共同体も、共に成長することを究極的には目指しています。
折を見て、交流会のメンバーを中心にして、教区全体に交流の意図が浸透するように努力をしたいと思います。(写真は、ロシア正教のカテドラル鐘楼から見たハバロフスクの街)
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 四旬節メッセージ@灰の水曜日(2026.02.17)
- 謹賀新年(2026.01.01)
- 香港教区80周年記念行事@香港(2025.12.11)
- 2025年の復活祭にあたって(2025.04.19)
- 「平和のために、ともに希望の旅路を」(2025年年頭の司牧書簡、教区ニュース1/2月号掲載済み)(2025.01.01)

