無原罪の聖マリアの祭日
12月8日は無原罪の聖マリアの祭日に当たります。本日の集会祈願にこうあります。
「御子の十字架の恵みによって、聖マリアがすべての汚れを免れたように、私たちも清いものとなり、あなたのものに近づくことができますように」
第二朗読のエフェソへの手紙にあるように、キリストにおいて選ばれたものは「聖なるもの、汚れのない者」となるのですから、無原罪の聖母ご自身が私たちにとって目指すべきあり方、生き様の模範であります。その意味で、天使ガブリエルの言葉を受けたマリアの返答、「私は主のはしためです。お言葉通り、この身になりますように」という言葉が私たちに指し示す意味を、深く黙想しなければならないと感じます。日頃の言動を振り返るとき、いかに自分が、マリアのこの神のご計画に自らを完全にゆだねる姿勢と異なる生き方をしているか、思い当たるところは多々あろうと思います。私たちの信仰の根本に、この生きる姿勢がないのなら、それ以上のことはすべてむなしいとまで感じます。
さて、聖母の祈りの改定案が本日公表されました。ラテン語になるべく忠実にすること、加えて、ロザリオなどを唱えるときに先唱者の後に続けて唱える全員の部分には変更を加えないことなどが考慮されています。改訂箇所についての解説もありますから、中央協のページを是非ご覧ください。来年3月25日まで、中央協で意見を受け付け、その後6月の司教総会で確定される予定です。
なお明日から土曜日までは社会司教委員会の研修で沖縄へ、またその後20日まで海外へ出ておりますので、次回の更新は12月20日以降になります。
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 教皇様イラク訪問(2021.03.05)
- 四旬節のはじめにあたり(2021.02.16)
- 世界病者の日メッセージ(2021.02.11)
- ミャンマーの状況を憂慮しながら(2021.02.02)
- 広島と長崎の司教様方による共同声明(2021.01.22)