青山教会でキリスト教一致祈祷会
1月18日からキリスト教一致祈祷週間が始まっていますが、本日は午前10時から、新潟市内のカトリック青山教会を会場に、祈祷集会が開催されましたので、私もご一緒させていただきました。平日の午前中ということもあり、参加者はそれほど多くはなかったものの、それでも30名を超える方が、カトリック、そしてプロテスタント諸派から集まってくださいました。祈りの司式と説教は、青山教会主任司祭のラウール・バルデス神父が担当し、教会でしっかりと準備し印刷してくださったパンフレットを基にして進められました。ラウール師は、「街中で争い事を見たら人はそれに関わりたくないと思う。同じようにキリスト者が一致しておらず争っているのなら、誰が教会に来てみようと思うでしょうか」と参加者に語りかけ、司祭や教職者を含め信徒に至るまで、キリスト者自身が一致に導いてくださる神の力に、より深く信頼することが大切だと説かれました。
新潟市内には以前から、カトリックとプロテスタントの牧師や司祭、教職者が一緒になって話し合う会が設けられており、この会が中心になって、一致祈祷集会や市民クリスマスを企画してきました。数年前までは、一致祈祷週間の毎晩、どこかの教会を会場に集会を行ってきましたが、さすがにどこの教会も高齢化と信徒の減少が進み夜間に毎日集まることに無理を感じるようになってきました。そのため現在では、平日の午前中に3回と、日曜日の午後に1回の計4回の集会を行う形式に変更されています。カトリック教会ではしばしば信徒の高齢化と若者の不在を指摘する声を耳にしますが、事情はプロテスタント諸派も同じようです。いずれにしても、一年に一度、こうして共に祈る機会を設けることには深い意義があると感じていますから、できる限りの方法で、今後も継続していってほしいと願っています。
日曜日、23日の午後2時からは、カトリック新潟教会で、一致祈祷週間の中心集会が行われますので、お時間のある方は是非ご参加ください。なお私は今晩から札幌に行かねばならないため、今回の中心集会は欠席いたします。
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