カリタスアジアの総裁に選出されました
カリタスアジアの臨時の総会が昨日バンコクで開催されましたが、その会議の最中に次期カリタスアジア総裁(President)の選挙が行われました。その結果、私が次期のカリタスアジア総裁に選出されました。任期は今年5月の国際カリタス総会から4年後の総会までの4年間です。(写真は4年前の国際カリタス総会、バチカンにて。他の参加者たちと)
国際カリタスは、ヨーロッパ、北米・カナダ、中央・南アメリカ(カリブ諸国)、アフリカ大陸、中近東および北アフリカ、アジア、大洋州の7地域に分割され、それぞれの地域に地域カリタスが組織されています。アジアのカリタス全体をまとめるカリタスアジアは、現在バンコクに拠点を置いています。「総裁」はその代表であり、全体のとりまとめ役です。国際カリタスには副総裁が7人おりますが、カリタスアジアの総裁は国際カリタスの副総裁も兼任することになります。カリタスアジアはバンコクに事務局を置き、日々の実務に関しては、専任で雇用されるコーディネーターが主にその任に当たることになります。
選挙には立候補することはできません。どこかの国のカリタスに推薦され、さらにもう一つのカリタスがそれを支持しなくては、候補となりません。私を推薦してくださったのはネパールで、バングラデシュがそれを支持したとのことです。また私以外に推薦された候補もいなかったと言うことです。
これまでの4年間は、インドのイボン・アンブロース司教が総裁を務めてきました。アンブロース司教はさらにその前にはコーディネーターを2期務めた人物で、都合12年にわたってカリタスアジアを育ててきた人物です。その後を継ぐ事になりますので、大変な重責だと感じています。新潟教区の仕事だけではなく札幌教区の次期司教もまだ決まらない中、当分はさらに忙しい思いをしなければならないようです。どうぞお祈りくださいますようにお願い申し上げます。
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