仙台教区サポートセンターでの活動
昨日は東京でカリタスジャパンの委員会が開催されました。援助関係の秘書である成井神父を始め、委員や職員が仙台教区サポートセンターに出ていることもあり、会議はスカイプを利用した遠隔会議となりました。もちろん今回の大震災に対する対応や仙台教区サポートセンターでの活動について一番時間を費やしましたが、それ以外にも、通常の海外への援助審査もあるので、かなり時間のかかる会議となりました。
カリタスジャパンで今回の震災に当たりお願いしている募金は、大震災に関わる様々な支援のために利用されていきます。すでに被災地周辺の教区における被災した方々の受け入れ事業の支援も支援対象として考えています。仙台教区サポートセンターの活動はカリタスのメンバーが携わっていますが、これがすべてではもちろんなく、それ以外の地域においても同様に、全般にわたって支援を行っていくための募金です。
仙台サポートセンターでは昨日時点で8名、今週末には17名のボランティアを受け入れ、今後人数が増加していくものと考えられます。教会だけの一存で動いていくのではなく、地元行政の必要に応えて、できるだけ専門職のある方を中心に、行政が手配できないあたりを手助けすることを心掛けていきます。従って行政とのやりとりは重要です。現在は特に塩釜市を中心に活動範囲を広げています。岩手県においてもカリタス担当のミゲル神父を中心に、遠野あたりで支援活動を始めているとのことです。現在は信徒宣教者会、さいたま教区や札幌教区から中心になるメンバーが集まっていますし、明日頃にはかつて阪神淡路大震災で活躍した大阪の神田師も加わる予定。先ほど新潟教区の坂本神父からも、来週頭に新潟教区の数名の青年を連れてボランティアに参加することになったとの連絡がありました。
今後、避難所におられる方々、また仮設住宅が整ってからはそこで生活される方々に力となる支援を考えていくことになりますが、いずれにしろ息の長い支援となります。多くの方にカリタスジャパンの被災者支援活動のため、募金にご協力をお願い申し上げます。
なおカリタスジャパンでは、まもなくホームページにリンクする形で、支援活動に関するブログを立ち上げる予定です。毎日の活動などについて、詳細にご報告できるようになるかと思います。
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