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2011年4月15日 (金)

震災支援

水曜日の午後から今日の昼間で東京でいろいろと会議でした。その合間を縫って、カリタスジャパンや司教団の支援活動について、いろいろとやりとり。もちろん一番大変なのは被災された皆さんですし、それを支える行政を始め多くの方々。さらに現場で働いてくださるボランティアも大変な思いをしながら努力してくださっていること、本当に大変だと思います。同時にボランティアを出すことはそれを支える後方も結構大変で、もちろん一番大変なのは現場での調整を担っているメンバーや、例えば仙台の平賀司教さんや小松事務局長でしょう。さらにその後ろにいて支える役目の私たちは、どれほど役に立てているのかわからず不安になります。何層にも重なった支援構造で、全体を支えていかないと、ひとりに重荷がすべて追い被さるような事態にもなりかねませんから、息の長い充実した支援の継続のためには、後方組織も充実しなければなりません。

日本の司教団は、日本の教会全体として、特に被害の大きかった仙台教区を支援していこうと考えています。現在いろいろと仙台教区と調整しながら、計画を詰めています。もちろんカリタスジャパンを通じた被災者全体への支援活動はさらに規模を拡大しながら継続します。現在は塩釜や石巻、そして釜石を中心にボランティア派遣を行っていますが、今後そのベースを拡大しますし、宮古でも札幌教区のボランティア派遣が始まりました。(札幌教区のボランティア募集については札幌教区のホームページを参照ください)。加えて仮設住宅ができるようになってくると、支援も第二フェーズに入っていきます。福島県の被災地への支援は地理的条件も考慮して、主にさいたま教区が担当してくださっています。カリタスジャパンの支援活動については、カリタスジャパンのブログをご参照ください

来月には教皇庁の開発援助促進評議会のサラ枢機卿の訪問も計画されているようです。世界中から支援の声と祈りが寄せられています。たった今も、ガーナの友人から祈っているという電話がかかってきました。新潟教区では、信徒の有志の方が声を掛け合って、どのような支援ができるか考える集いが開催されています。第二回目の集いは明日、4月16日(土)の午後4時から、新潟教会で開催されます。詳しくは新潟教区のホームページへ。みんなで支え合って、みんなで立ち上がりましょう。

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