新潟教区宣教司牧評議会
昨日は新潟教会を会場に、教区宣教司牧評議会が開催されました。毎年一度開かれるこの評議会も今年で5回目となりました。宣教司牧評議会は、教区で働く司祭、信徒、修道者の代表が集まり、福音宣教への取り組みや課題について話し合い、司教に提言をする場として設けられています。すでに司牧書簡でもお知らせしているように、現在は2012年の教区100周年を前に、すでに宣教司牧評議会の話し合いの中から設定された三つの優先課題について、それぞれの地区における取り組みや課題について分かち合うことを行っています。次回以降は、これまでの取り組みを振り返りながら、新たな優先課題の設定に取り組むことになります。なお次回は来年の7月16日に開催される予定となりました。
今回の会議で、地区としてまとまって行動することの難しさが浮き彫りになりました。報告もどうしても、各小教区で何をしているかになりがちでした。地区というもののあり方を考えてみなくてはと思います。一つの小教区だけでは限界があるので、地区として一緒に取り組もうという考えでしたが、やはり地理的な距離感があり、一緒になることの心の距離を感じました。
また今回の話し合いの中で、将来への不安の報告が多かったことから、それではどうするのかという課題についても、意見交換が始まりました。信徒が高齢化する、減少する、というのが肌で感じる現実であるのなら、その日を単に心配して待つのではなく、それではどう積極的に行動するのかを考えなくてはなりません。小教区のあり方も含めて、今後の議論に期待します。
なお今回の会議では教区100周年のお祝いへの取り組みに関する報告や、東北大震災への取り組みについても報告がありました。参加してくださった皆さん、休日にご苦労さまでした。
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