国際カリタス総会始まる
国際カリタスの4年に一度の総会が、ローマで始まりました。国際カリタスが誕生して60年となる今年の総会は19回目。会場はローマ市内のホテル「Domus Mariae」。日本からは私と成井師が参加しています。私自身にとっては1999年に初めて参加して4度目となりますが、それ以前の総会もこのホテルで開かれていたと聞きました。その後、改装に入ったため、これまでの私が参加した3回はすべてバチカンで開かれてきました。一長一短があります。バチカンで開催すると設備は抜群ですが、一緒に泊まることが不可能なため一体感がない。今回は食事も宿泊もほぼ一緒なため(近隣の複数のホテルを宿泊には利用)、プログラムの一体感があります。
さて、今回の総会のテーマは「一つの人類家族、貧困の撲滅(One Human Family, Zero Poverty)」とされています。今回の総会で採択する活動計画は4年間ですから、ちょうど2015年まで。つまりミレニアム開発目標(MDGs)の達成目標と重なるのです。従って、活動計画の中心にも貧困の撲滅が掲げられています。
本日の日曜は、会議に先立って朝9時半から、カリタスジャパンによる東日本大震災対応についての報告会がありました。非公式会議ですから、欧米を中心に国際カリタスへの資金提供を考えているカリタスの担当者15名ほどが集まり、成井師からの説明に耳を傾けました。
午後3時半からは、国際カリタス総裁のロドリゲス・マラディアガ枢機卿と開発援助促進評議会のサラ枢機卿を迎えて開会式。その後、国務長官のベルトーネ枢機卿を迎えて開会ミサとなっています。
写真は、カナダから、こどもたちが大震災の被災者のために絵やメッセージを書いてくれたとのこと。大切に預かりました。心遣いに感謝します。
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