全道司祭大会開催
札幌教区で働くすべての司祭の集いである「全道司祭大会」が、27日月曜の夜から29日昼まで、37名の参加を得て開催されました。広い北海道ですから、集まるのも大変ですし、そのために日頃は顔を合わせる機会も少ない。私自身もまだ兼任の身では北海道全域を訪問することは不可能です。その意味で、北海道の全地区から主だった司祭たちが集まった大会はありがたいと感じます。
会場は登別の温泉旅館。昨年は花川の藤女子大学セミナーハウスでしたが、今年は勉強会ではなく、じっくりと話し合いたいし、さらに親交も深めたいと、何年かぶりになるのだそうですが、登別温泉での開催となりました。狙いは的中し、今回のテーマとなった「北海道の福音宣教」について、時間が足りないと感じるほど白熱した司祭たちの話し合いとなりました。
今回は1996年の教区宣教司牧評議会の教区ビジョンへの提言を受けて地主司教によって定められた教区のビジョンをもう一度振り返りました。達成できたこと、できていないこと、新たな課題。様々な指摘があり、今後に向けて(つまり新しい教区長が任命されるにむけて)宣教司牧の方向性について教区全体で話し合う必要性を再確認しました。今後、教区全体として話し合う場をどうにかして具体化していくことも話しました。教区宣教司牧評議会の開催となるのかどうか、その方策について今後検討を続けることが、本日の司祭大会後に開催された司祭連絡会で確認されました。
通常は司祭評議会がこういった事項を取り扱いますが、司教座が空位である間は司祭評議会は解散されていますから、その代わりに私が教区管理者として司祭連絡会を招集しています。
全道司祭大会には地主司教様もおいでくださいました。司教様の霊名はペトロですから、本日がお祝い日です。昨晩の夕食会では、霊名の祝日を迎える地主司教様と、司祭叙階銀宿の勝谷師と私に、花束の贈呈がありました。感謝。地主司教様はとてもお元気です。
そして本日の閉会ミサは地主司教様が司式。説教では、ご自分の霊名であるペトロが愚直なまでに主イエスを愛したことに触れ、そのようなペトロの生き方にあこがれているとお話しくださいました。
涼しくはないですが、暑さの中にもさらっとした爽やかさのある札幌より。
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