仙台教区を支援する全国担当者会議
東日本大震災の発生から4ヶ月目にあたる昨日、仙台教区本部を会場に、全国の教区で被災地支援を担当している窓口担当者の初めての会合が行われました。北は札幌教区から南は那覇教区まで、16教区すべてから40名の参加者が集まりました。
会合は午前11時から仙台教区のカテドラルである元寺小路教会聖堂で、平賀司教の司式で捧げられたミサで始まりました。その後、とにかくこれだけの人数を収容する場所が教区本部にないため(収容できる場所はすべて、仙台教区サポートセンターの場所として提供されているためです)、各所に散らばって弁当の昼食。その後、これまた同じ理由で会議をする場所がないので、小聖堂を会場に会議をしました(写真上)。
ご存じのように、仙台教区では平賀司教を中心に仙台教区サポートセンターを開設し、ボランティア派遣をはじめとした具体的被災者支援を行っています。これをカリタスジャパンも側面から完全に支えています。また司教団はオールジャパンで被災地支援を決めていますが、その対応をするのが「復興支援担当」で私が責任者を務め、大阪の神田師が補佐、同じく大阪の濱口氏が事務を取り扱っています。このオールジャパンが中心になって、各教区の支援活動の情報交換と調整を行っています。仙台教区から出てきたリクエストもオールジャパンのメーリングリストを使って、全国の教区窓口担当者を通じて配信されます。またここで情報を共有することで、仙台教区が知らされないところで教会の支援活動が行われないように配慮しています。
その各教区の窓口の方々と、これまでは電話やメールだけのやりとりでしたので、一度は仙台に集まろうと企画しました。参加者は会議のあと、いくつかのグループに分かれて、それぞれ岩手県、宮城県、福島県へ、翌日までの一泊二日の視察へ出かけました。少しでも現場の風を知り状況をしっかりと把握することで、長期的な支援活動が深まることが期待されます。各管区からの司祭派遣も徐々に進んでいます。
とろこで、昨日は朝新潟を車で出て、磐越道から東北道と、仙台まで4時間弱のドライブでした。天気も良く、気分の良いドライブでしたが、行きも帰りもとにかくトラックが多い。東北道の普段はあまり知りませんが、少なくとも磐越道は普段より遙かにトラックが多い。東北道も、トラックが数珠つなぎでした。被災地高速の中型以上無料化の影響だと思われます。これで支援団体関係者の私なんかの車は、残念ながら無料化とは無関係でありまして、厳しいですね。
明日から10日間ほど巡礼団に同行して不在ですので、「司教の日記」更新は23日までお休みにします。
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