アキノ大統領、石巻教会を訪問
旧聞になりますが、去る9月26日に、折から来日中のフィリピンのベニグノ・アキノ大統領が、東日本大震災の被災地である石巻を訪問されました。大統領は被災者のために祈り、石巻市長にも面会して見舞いの言葉を述べられましたが、今回は特に、フィリピン出身者を見舞いたいと言うことで、カトリック石巻教会に隣接する幼稚園を会場に、集会が行われました。岩手・宮城・福島から駆けつけたフィリピン出身者達170名ほどが大統領を歓迎しました。また大統領到着時には園児達が両国の国旗を手に、大歓迎で迎えました。(写真上:園児に迎えられるアキノ大統領と先導する會津神父)
今回の震災をきっかけに、これまであまり教会とコンタクトがなかったフィリピン出身者も大勢教会でつながりを持つようになり、會津神父を始めこの地域を担当する司祭が協力して、フィリピン出身者の支援を強化してきていました。そのつながりの中で、今回大使館からの依頼を受けて、カトリック幼稚園を会場として集まりがもたれることになりました。
当日は會津神父が大統領を歓迎するスピーチを述べたり、集いの前には直接に大統領へ状況を説明する時間も設けることができたとのことです。詳細はカトリック新聞に掲載されますので、そちらをご参照ください。UCANにも記事が掲載されていました。大統領が到着する前には充分な時間があったため、また警備上の理由から数時間前に会場に入っている必要もあったため、その待ち時間を利用して、東京教区のCTICの協力の下、フィリピン出身者のそれぞれの共同体の情報交換などの交流が行われました。(写真下は、会場をあとにするアキノ大統領と、右上のベランダでは、それを見送る大勢の参加者達)
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