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2011年9月30日 (金)

アキノ大統領、石巻教会を訪問

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旧聞になりますが、去る9月26日に、折から来日中のフィリピンのベニグノ・アキノ大統領が、東日本大震災の被災地である石巻を訪問されました。大統領は被災者のために祈り、石巻市長にも面会して見舞いの言葉を述べられましたが、今回は特に、フィリピン出身者を見舞いたいと言うことで、カトリック石巻教会に隣接する幼稚園を会場に、集会が行われました。岩手・宮城・福島から駆けつけたフィリピン出身者達170名ほどが大統領を歓迎しました。また大統領到着時には園児達が両国の国旗を手に、大歓迎で迎えました。(写真上:園児に迎えられるアキノ大統領と先導する會津神父)

今回の震災をきっかけに、これまであまり教会とコンタクトがなかったフィリピン出身者も大勢教会でつながりを持つようになり、會津神父を始めこの地域を担当する司祭が協力して、フィリピン出身者の支援を強化してきていました。そのつながりの中で、今回大使館からの依頼を受けて、カトリック幼稚園を会場として集まりがもたれることになりました。

当日は會津神父が大統領を歓迎するスピーチを述べたり、集いの前には直接に大統領へ状況を説明する時間も設けることができたとのことです。詳細はカトリック新聞に掲載されますので、そちらをご参照ください。UCANにも記事が掲載されていました。大統領が到着する前には充分な時間があったため、また警備上の理由から数時間前に会場に入っている必要もあったため、その待ち時間を利用して、東京教区のCTICの協力の下、フィリピン出身者のそれぞれの共同体の情報交換などの交流が行われました。(写真下は、会場をあとにするアキノ大統領と、右上のベランダでは、それを見送る大勢の参加者達)

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2011年9月24日 (土)

前田万葉司教叙階式@広島

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昨日、9月23日午後1時から、広島市の世界平和記念聖堂(広島カテドラル幟町教会)にて、新しく教皇様から広島司教に任命されたトマス・アクィナス前田万葉司教の叙階式が執り行われました。広島教区にとっては野口・三末の両司教に続いて長崎出身の司教であり、かつ前田新司教は三末前司教と同じく、カトリック中央協議会の事務局長を務めてからの司教就任です。叙階式は三末司教の司式で始まり、両横には池長・高見の両大司教がつきました。それ以外に日本全国のすべての現役司教と、溝部・平山の両引退司教も参加されました。また広島教区と姉妹関係にあるフィリピンのインファンタ教区司教と韓国の釜山教区の代表も参加されていました。

前田新司教が長崎教区で主任を務めていたこともあり、長崎からも多くの信徒の方々、シスター、司祭がお祝いに駆けつけました。広い聖堂は、教区外からの祝賀客で一杯になり、広島教区の方々はお隣のエリザベト音大のホールなどから、テレビの中継での参加となりました。さすがに音大が隣にあるだけあり、ミサ中にはパイプオルガンに加え、トランペットの重厚な音色も加わり、典礼は荘厳さをましました。

ミサの始まりに広島教区の原田神父が教皇様の任命書を皆に示したあと翻訳を朗読し、その後会場全体が祝福と歓迎の拍手に包まれました。司教叙階の儀が終わると前田司教がミサを司式、司教として初めてのミサを捧げました。

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前田司教のモットーは「仕えられるためではなく、仕えるために」ですが、それ以外に写真にもあるように、紋章には「お言葉ですから、網を下ろしてみましょう」という、司教職を受諾したときのご本人の心のおもいがイメージとして記されています。

ミサ中に司祭・修道者・信徒・青少年のそれぞれの代表から歓迎の言葉がありましたが、一番印象に残ったのは青少年代表。ひとりの代表と一緒に何人かがずらりと並び、三末司教への感謝の言葉を述べたとき、三末司教様があの明るいキャラクターでどれほど青年達に愛されていたかがはっきりとわかりました。ミサ後の祝賀会場でも、三末司教様は青年達から記念撮影に引っ張りだこでした

前田司教さま、おめでとうございます。今後とも司教団の一員として、ともに歩んでまいりましょう。

広島は晴天に恵まれました。今朝の広島はさわやかな秋晴れでもありました。広島駅から、新大阪への移動は、初めて九州新幹線の「さくら」に乗車。そのご伊丹から新潟へ、快晴の中飛んできました。

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2011年9月22日 (木)

「あけぼの」の対談@新潟

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女子パウロ会の発行する月刊誌「あけぼの」編集部から依頼を受けて、歌手の新谷のり子さんと対談する機会に恵まれました。対談は苦手です。基本的には人見知り人間なので、初対面の方と自由に話してくれと言うのが何とも難しい。それでもクリスマス号に使うとのことでしたから、がんばったつもりです。今回の大震災など大自然の驚異的な力の前で不安におののく心に、主の降誕の希望の光を掲げるような話をとのことでしたので、一所懸命に話しました。対談はやはり難しいですねえ。相手の方の言うことを聞いて、それに何かまともなコメントをしなくてはと心ばかりが焦ったりして。1時間ほど話しましたが、あとは編集部が録音からどれほどうまく拾ってくれるか。新谷さんはお会いするのは初めてでしたが、以前から「あけぼの」などに良く登場されるので、そういった内容から想像していたとおり、筋の通ったすてきな女性でした。わざわざ新潟まで来ていただいて、感謝です。

火曜日には仙台で仙台教区サポート会議がありました。この6ヶ月の活動をふり返り、次の半年につなげる話し合いになったと思います。被災の現場では多くの方の生活の拠点が避難所から仮設住宅などに移り、支援も緊急事態から次の段階に入りつつあります。仙台教区サポートセンターを通じてカリタスジャパンも、地元に密着した援助をいくつか取り組むことができました。いただいた募金の総額と主な使い道について、次号のカトリック新聞に掲載しています。具体的な援助の内容などについては、震災一年になる3月末頃には、詳細な報告書を作成する予定でおります。また支援は長期にわたりますから、定期的に報告をしていくように心がけます。支援活動が長期にわたることから、取り組みの方法もその都度見直していかないと、長続きできなくなる恐れもあります。ほぼ半年ずつで、支援への取り組みは見直して方向を微調整することが不可欠だと考えています。東京・大阪・長崎の教会管区による現地支援も、始まりつつあります。被災地は冬になることから、支援活動自体も移動などに困難を伴うことが予想されます。祈りのうちに連帯ください。

火曜日の仙台からの帰りは、折からの台風による大雨と、東北道の事故渋滞で、普段は3時間半ほどのところを、ほぼ5時間のドライブとなってしまいました。雨が激しいときには、特に対面交通の高速道で(磐越道の会津若松から新潟まで)、対向してきた大型車の跳ね上げる水しぶきで一瞬前が見えなくなることがあり、恐ろしい思いを何度もしながらのドライブとなりました。

昨日は月曜会のミサを水曜日に。台風が迫り天候も荒れていたことから、参加者は少なかったものの、9月20日が私の司教叙階記念日でもあったことから、ミサを持てお祝いしていただきました。その後3時からは司教館建設委員会の初会合。来年の今頃までには、基本計画を発表できるように作業を進めることになりました。実際に建設できるのは、まだまだ先の話です。昨晩は新潟も雨と風がすごかった。今回の台風で被災された皆様、お見舞い申し上げます。

明日は広島で前田被選司教の司教叙階式です。間もなく移動開始です。みなさま、広島教区と前田新司教のために、お祈りくださいますように。

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2011年9月19日 (月)

山形地区大会@山形教会

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昨日の日曜日の午後2時から本日月曜のお昼まで、山形県の山形教会を会場に、新潟教区山形地区大会が開催されました。山形地区はイエズスマリアの御心会が宣教司牧を担当する地区です。山形、米沢、鶴岡、酒田、長井、新庄の各教会を本間、成田、ドネガンの三人の司祭で司牧しておられます。地区大会には各教会から100名近い信徒が参加し、講演を聴きながら一緒に学び、夜には近くのホテルを会場に懇親会で親交を深め、ミサに与って共同体の絆を確認しました。

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地区大会は「聖霊による一致」をテーマに、前高松教区長の溝部司教に講師をお願いし、高松での体験や東北の殉教者のこと、また現在は教区司教引退後も委員として精力的に取り組んでいる高山右近の列福申請に関して、二回にわたりいろいろとお話し頂きました。

夜の懇親会の主役は、歌の上手な信徒の方々。中でも、フィリピン出身の信徒の方々が、すてきな歌とダンスを披露してくださいました。元気が出ます。

今日の派遣ミサでは、二人のお嬢さんが初聖体を受けられました。おめでとうございます。次は堅信を目指して、信仰を徐々に深めていってください。

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ところでこの山形地区の一番新しい共同体である新庄教会では、10月16日に初めてのバザーを企画しています。時間のある方は是非ご一緒にどうぞ。

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2011年9月17日 (土)

今日は小雨模様の新潟で

今日は小雨模様の新潟。東京から大事な来客があるのも忘れて、近くの眼科へ。昨日電話を受けてメモしておけばよいものを、明日のことだから忘れるはずはないと頭に刻んでおいただけだったのがやはり駄目。診察券を出すと、なんと尋常ではない約5分もしないうちに名前を呼ばれる。と思ったら司教館から電話で呼び出し。慌てて戻りました。

とはいえ、眼科には今日中に行っておかないと毎日の目薬が切れてしまったし、次に新潟にいて時間がとれるのはだいぶ先になるので、もう一度昼前に仕切り直し。土曜は受付が1時まで。それでも結構混み合う中、今日は眼底写真と視野検査も。半年に一度の視野検査ですが、これがいつ検査しても結構気を遣います。別に苦しくはないのですが、まあ姿勢は結構苦しいが、しかし問題は、片目でまっすぐ前を見て周囲の半球面のどこかに明かりがついたら、手に持ったスイッチを押す動作。何が大変と言って、明かりの点滅移動速度が結構に速い。こちらかと思うとすでにあちら。これって見えるかどうかよりも、反射神経の問題ではないのかと思うくらいです。それで、遅れてはいけないと、気が焦るのでした。ドクターによれば異常なし。

さあ、あしたは山形地区大会のために山形教会へ。午後から始まる大会は、溝部司教が講師として招かれています。明日のミサは溝部司教司式、月曜日が私の司式の予定。火曜日は仙台で月例の支援会議ですから、そのまま移動ですが、またまた台風の影響で天気が悪そうです。

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2011年9月15日 (木)

インタビュー質問の定番

海外の方からインタビューを受けうる機会が、今年に入って激増しています。震災当初は、いろいろな海外メディアから(主にカトリック関係です)新潟の司教館にも問い合わせの電話が入りました。近頃は、新聞などにインタビュー記事として乗せるために、メールでの問い合わせもありました。先日記したとおり、あまりに急に、しかも突拍子もない質問をされると、返答に困ってしまいます。それに近頃はあまり会話に使うこともない英語だと、なおさらしどろもどろに。今週の火曜日の夕方には、新潟の司教館に突然、チェコのジャーナリストが現れ、インタビューさせてくれと。何でチェコなんだと思いましたが、ちょうど新潟で開催されていた国際会議に参加していたとのことで、それでも突然でした。録音して、あとでチェコ語に直して放送するので、心配せずに話せと(英語で)。震災のことかと思ったら、それもありましたが、話題は主に日本におけるキリスト教の現状についてでした。

そして昨日は、折から震災の現地を訪れ取材をしていた国際カリタスの広報担当者からインタビュー。こちらはカリタスジャパンの震災対応についてです。世界中から祈りやメッセージや寄付が寄せられたことで、教会における連帯を身に持って感じたことや、感謝の言葉を述べました。

さてそういった海外からの質問を受けていて、毎回返答に困る質問が必ずあります。日本の文化的歴史的背景を話さないと応えられない質問も、それはたくさんあるのですが、それと同じ類の質問かもしれません。それは今回の震災に関する内容であって、多くの方がすでに指摘している問題でもあります。つまり、「どうして日本人はあのような状況の中でもじっと我慢強く列を作って静かに待つことができるのか」という質問です。どうしてだとあらためて問われると、一言で「こうだ」とはなかなか言い難い。単純に高い道徳観や倫理観のなせる業だけでもないし、まあそれもあるでしょうが、文化的背景もあるでしょうし、集団心理のなせる業もあるやもしれません。もしかしたら誰かが秩序を乱したら、一気に崩れ去るのかもしれません。答えは様々なのでしょうが、その答えを探すよりも、その現実の姿から倫理的な柱を見いだして多くの人と共有していきたいと思います。

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2011年9月11日 (日)

東日本大震災祈祷集会を開催@新潟教会

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東の日本大震災で亡くなられた方々を追悼し、復興のために祈る超教派の祈祷集会が、本日午後3時から、新潟教会聖堂で開催されました。新潟は本日、真夏のような30度超えの暑さ。聖堂の中も凄まじい暑さとなりましたが、70名を超える方々が祈祷集会に集まってくださいました。大半はカトリックの各教会の方々でしたが、プロテスタントの方々も牧師さん方を中心に10名ほどが参加してくださいました。説教は日本キリスト教団新潟信濃町教会の小渕先生。カトリック中央協議会と日本キリスト教協議会で一緒に準備したテキストに従って、途中で独唱やオルガン演奏なども入り、荘厳な式となりました。

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大震災の発生から半年が経ったものの、まだまだ多くの方々が復興の途上の中で不安な毎日を過ごしておられます。また大切な人を失った悲しみのただ中にある方も多くおられます。私たちひとりひとりにはできることも違い、また限界もありますが、しかし、被災された方々と心を合わせ、自分たちにできることを継続していきたいと思います。これからも何年も時間が必要ですし、その長い時間をともに歩むことも大切です。私自身が担当するカリタスジャパンも、これまで以上の力を込めて支援を継続していきたいと考えています。

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2011年9月10日 (土)

東日本大震災発生から半年の祈りの集い

明日、9月11日は、東日本大震災が発生してから半年の節目の日です。すでに主任司祭にはお願いいたしましたが、主日のミサでは亡くなられた方々を追悼し、被災者のために、また復興のためにミサをお捧げください。

なお午後からは各地で祈りの集いが開催されることになっています。新潟での超教派の祈りの集いをご案内いたします。

  • 「3.11東日本大震災を心にとめ、死者への追悼、被災者への慰め、被災地の再生を求める礼拝の集い」
  • 日時: 2011年9月11日(日)午後3時
  • 場所: カトリック新潟教会聖堂
  • 司式: 菊地功司教(カトリック新潟教区)
  • 説教: 小渕康而牧師(日本キリスト教団新潟信濃町教会)

お近くの方、どうぞご参加くださいますように、ご案内申し上げます。

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2011年9月 8日 (木)

「君は愛されるために・・・」

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9月18日の日曜日、午後5時から、東京のカトリック赤堤教会を会場に、南アフリカ・チャリティーコンサートが開催されます。「南アフリカのエイズと共に生きる人々のために、日本に震災被災者の方々のために(パンフレットより)」開催されるこのコンサート、第一部は現地の報告会、そして第二部でナンシー・ラッカーさんのコンサートが催されることになっています。収益金は、南アフリカでエイズ問題に取り組んでいる二つの団体に送られるとのことです。私がここでご案内申し上げている理由は、この催し物を後援しているのが、カトリック中央協議会のHIV/AIDSデスクとカリタスジャパンで、どちらも私が責任者を務めております。東京近郊の方で、この出来事に興味のある方、どうぞ9月18日午後5時にカトリック赤堤教会です。入場料は前売りが1,500円、当日が2,000円。お問い合わせは次のメールアドレスまでどうぞ。(アットマークとあるところは本物の@にしてください)

問い合わせメールは:southafrica.charityアットマークgmail.com

本日は聖マリアの誕生の祝日であり、神言修道会の創立の日でもあります。1875年9月8日が創立の日です。今日のミサの福音は系図とイエスの誕生物語でした。系図の朗読は無味乾燥しているのですが、しかしそこに出てくるひとりひとりにまつわる旧約の物語を思い出すと、とたんに不思議さが充満してきます。イエスにつながるひとりひとりは、まさか自分の人生がそのようなことにつながっているとは思わずに、自分の時代を生きたことでしょう。たしかに不可思議な出来事もそこには発出します。しかし全体として最終的に神はご自分が計画されたゴールに物語を結実させるのです。そしてその間に起こった様々な出来事の一つでも欠けていては、物語は完結しないのです。ここに神のみ業の不思議さがあります。

私たちの人生も、様々な出来事の連続ですが、どんなちっぽけなことでも、必ずや神の大きな計画の一部分として必要とされていると信じたいものです。

黙想会も山を越えました。月曜から始まる黙想会は、木曜の朝の講話が一番つらい。話す方も聞く方も、どちらもです。とても涼しい札幌から。

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2011年9月 7日 (水)

OFM会員と黙想会中@札幌

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月曜日の夜から土曜日の朝まで、札幌教区で働くフランシスコ会員の年次黙想会を「指導」するために、札幌に来ています。修道者や司祭は年に一度、一週間の黙想をするように定められています。通常、小教区などで「黙想会」と言えば、日曜日のミサ前後に講話があったり、その前日の土曜にも講話があったりと、日常生活の必要を考えれば二日くらいの時間が最大の可能性なのだと思います。司祭や修道者が「黙想会」と口にするとき、それは大概、一週間という時間を念頭に置いています。ですからこういった人たちが「ちょっと黙想会へ」と言えば、それは「私は一週間はいないのだ」と宣言しているということなのであります。

札幌市郊外の花川にある藤女子大学の裏手の修道院に、札幌教区で働いてくださるフランシスコ会の司祭修道士17名が集まり、昨晩は管区長様も顔を見せられました。

一応私の一日二回の講話のテーマは、「日本における新しい福音宣教を考える」としました。修道会員が教区で働くことへの示唆があればという事前のリクエストでもあったので、来年のシノドスのテーマとそのリネアメンタ(提題解説)に基づいて、新しい福音宣教を日本の現実の中でどう考えるのか、数日間一緒に考えていこうと思っています。とはいえ、私自身の時間の制約がこの数ヶ月は厳しくて、じっくりゆっくりと準備ができてはいないので、なにやらお話も自信が無く、しどろもどろになりがちであります。しかも司祭修道者相手に話をすると言うのは、結構難しいのであります。自分で話しながら、「そんなことは、司祭修道者であれば、とっくに知っているはずだ」などという思いが心に浮かんでくると、どうも話に自信が無くなるのです。先日、教区の保育者研修会で講演してくださったあの名説教家司祭のように、「だいじょうぶだよ」とどんなときでも揺るぎない自信を持って話をできるようになりたいものだと切に願望いたします。しかしながら、与えられたもの以上のものをやはり手には入らないのです。「それで十分」と言われる主の面前で、与えられた能力を最大に生かしていこうと思います。

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2011年9月 4日 (日)

堅信式@柏崎教会



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今日の日曜日は暑い一日でした。昨日も新潟は35度を超えていました。フェーン現象です。この時期、台風が近づいてくると、大概このようにむっと暑くなります。フェーン現象で暑くなるときは、何か真夏のかっと太陽が照りつける暑さとは違い、空気全体がむっとして熱せられたような感覚です。蒸し焼きグリルにいるみたい。

さてこの数日体調不良でした。胃腸の調子も激しく悪く、ちょうど昨日は皮膚科と内科のはしごだったのでいろいろ相談しましたが、やはりどう見ても夏の疲れがどっと出た体調不良の結果のようです。もっとも熱は収まっているはずなのに、変に額から汗が噴き出したり、頭の奥底に何か軽い痛みが残っていたりと、まるでその昔若い頃にガーナで何度も体験したマラリアが治りかけなんだけど結局少し残っていたみたいな感覚です。

さて、本日は新潟県内の柏崎教会で堅信式でした。これも当初は6月に予定していたのですが、震災対応と司教叙階式などが重なって、日程変更で延期されていたものです。ちょうどタイミングが悪いことに、本日は柏崎市内の各地区での運動会(学校ではなく地域の運動会)の日に当たっていたとのことで、いつもに比べればミサの参加者は少ない柏崎教会でした。今年は米寿を迎える主任司祭バッシ師(フランシスコ会)の指導の下、良く準備した方々が堅信を受けられました。おめでとうございます。ミサ後はいつもの持ち寄りパーティー。

帰りは天気も良かったので、海岸線を走りました。魚の市場で有名な寺泊を通過しましたが、日曜日の午後なのに、いつものような活気がない。この夏の時期であれば観光バスがもっといてもおかしくないはず。台風の影響か、それとも震災の影響か。

さあ、明日の夕方から札幌で、北海道のフランシスコ会会員を相手に、一週間の黙想会です。新潟に戻るのは土曜日。きっと北海道は涼しいことでしょう、と期待。

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2011年9月 2日 (金)

9月の主な予定です

さすがに夏の疲れが一気に出たのか、昨日から体調不良。胃腸に来ているようであります。さて9月になっていますので、今月の主な予定を。

  • 9月4日 柏崎教会堅信式
  • 9月5日から10日 フランシスコ会北海道ブロック黙想会(札幌)
  • 9月11日 長岡表町教会ミサ(午前)、東日本大震災6ヶ月の祈祷会(午後3時、新潟教会)
  • 9月12日・13日 新潟教区顧問会
  • 9月14日 カリタスジャパン委員会(東京)
  • 9月15日 社会司教委員会 (東京)
  • 9月18日・19日 山形地区大会 (山形)
  • 9月20日 仙台教区復興支援会議 (仙台)
  • 9月21日 月曜会ミサ(午前)、新潟教区会議(午後)
  • 9月23日 広島教区司教叙階式(広島)
  • 9月26日から30日 さいたま・新潟合同司祭研修会 (仙台教区内)

各小教区にもお知らせしていますが、9月11日の主日ミサの中で、東日本大震災から半年にあたり、被災地のために祈りを捧げるようにと、司教協議会会長の池長大司教から呼びかけが来ています。また共同祈願もそのために用意されています。どうぞ、9月11日のミサでは皆様、心を合わせて、亡くなられた方々のために祈り、復興のために取り組んでおられる方々のためにお祈りください。

なお同日9月11日午後3時から、新潟教会において、超教派での祈りの集いも行われます。こちらにも是非ご参加ください。

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