前田万葉司教叙階式@広島
昨日、9月23日午後1時から、広島市の世界平和記念聖堂(広島カテドラル幟町教会)にて、新しく教皇様から広島司教に任命されたトマス・アクィナス前田万葉司教の叙階式が執り行われました。広島教区にとっては野口・三末の両司教に続いて長崎出身の司教であり、かつ前田新司教は三末前司教と同じく、カトリック中央協議会の事務局長を務めてからの司教就任です。叙階式は三末司教の司式で始まり、両横には池長・高見の両大司教がつきました。それ以外に日本全国のすべての現役司教と、溝部・平山の両引退司教も参加されました。また広島教区と姉妹関係にあるフィリピンのインファンタ教区司教と韓国の釜山教区の代表も参加されていました。
前田新司教が長崎教区で主任を務めていたこともあり、長崎からも多くの信徒の方々、シスター、司祭がお祝いに駆けつけました。広い聖堂は、教区外からの祝賀客で一杯になり、広島教区の方々はお隣のエリザベト音大のホールなどから、テレビの中継での参加となりました。さすがに音大が隣にあるだけあり、ミサ中にはパイプオルガンに加え、トランペットの重厚な音色も加わり、典礼は荘厳さをましました。
ミサの始まりに広島教区の原田神父が教皇様の任命書を皆に示したあと翻訳を朗読し、その後会場全体が祝福と歓迎の拍手に包まれました。司教叙階の儀が終わると前田司教がミサを司式、司教として初めてのミサを捧げました。
前田司教のモットーは「仕えられるためではなく、仕えるために」ですが、それ以外に写真にもあるように、紋章には「お言葉ですから、網を下ろしてみましょう」という、司教職を受諾したときのご本人の心のおもいがイメージとして記されています。
ミサ中に司祭・修道者・信徒・青少年のそれぞれの代表から歓迎の言葉がありましたが、一番印象に残ったのは青少年代表。ひとりの代表と一緒に何人かがずらりと並び、三末司教への感謝の言葉を述べたとき、三末司教様があの明るいキャラクターでどれほど青年達に愛されていたかがはっきりとわかりました。ミサ後の祝賀会場でも、三末司教様は青年達から記念撮影に引っ張りだこでした
前田司教さま、おめでとうございます。今後とも司教団の一員として、ともに歩んでまいりましょう。
広島は晴天に恵まれました。今朝の広島はさわやかな秋晴れでもありました。広島駅から、新大阪への移動は、初めて九州新幹線の「さくら」に乗車。そのご伊丹から新潟へ、快晴の中飛んできました。
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