黙想会でお話をしております@豊中
先週末土曜日の夕方から大阪方面に来ています。豊中にある「善き牧者の愛徳聖母修道女会(善き牧者修道会)」の本部修道院で、15名の会員の方を対象に年次黙想会です。修道者は男女とも、年に一度、一週間の黙想をすることになっています。教区司祭も同様です。多くの修道会では会員をいくつかのグループに分けて、年に何回かの黙想会を企画してその義務を果たしています。ですからそのうちの一つの黙想会を担当させて頂いております。
善き牧者修道会は、17世紀にフランスにおいて聖ヨハネ・ユードによって創立された愛徳の聖母修道会を母体とし、1835年に聖マリア・エウフラジアの指導の下に国際修道会としての聖座の認可を受け、会員が全世界へ派遣されてきたそうです。元来、フランスにおいては厳しく不幸な境遇にあった少女たちを始め女性を守る事業をしていた修道会です。来日は1935年で、最初は仙台を中心に活動されていたとのこと。豊中に日本の本部を移した現在も、仙台や山梨、長野で活動されています。
一週間の黙想会ですから、私の役割は朝のミサを司式して説教し、さらに午前と午後に講話をし、さらに面談を通じてシスター方のお話を伺うこと。一貫したテーマで一週間の黙想を話をすることは至難の業で、そういったカリスマの与えられている方がうらやましい。今回は「修道生活の原点を振り返る」をてーまに、さらに広げて信仰年や新しい福音宣教のお話までをさせて頂こうと思っています。
なお私はそういう長期の黙想指導のカリスマは頂いていないので、基本的に一週間の黙想会はお引き受けしませんので、そこのところどうぞ十分に皆様ご記憶ください。今回は「想定外」の理由でお引き受けしました。
昨日天気も良かったので空いている時間に近くを散歩してみました。私は関西には住んだことがないですし、働いたこともないので、大げさですが、同じ日本にいるのに別世界を歩いているような気分になりました。写真は善き牧者会の本部修道院玄関前です。
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 新しい年の初めに@東京教区ニュース(2021.01.06)
- 追悼:チャールズ・レンネル神父様(2021.01.05)
- 先輩宣教師の帰天(2020.12.12)
- 無原罪の聖母の祝日、イエスのカリタス会の初誓願式、そのほかこの数日(2020.12.08)
- 教区災害対応チームによるオンラインパネルディスカッションが開催(2020.11.18)