優先課題の司牧書簡を掲載しました
8月15日付で、「カトリック新潟教区の福音宣教における優先課題」というタイトルの司牧書簡を出しました。ホームページ「司教のページ」に掲載しましたので、ご一読ください。
新潟教区創立100周年にあたり、教区宣教司牧評議会を通じて、これまでの優先課題の見直しを行いました。そのうえで、基本的にはこれまでの優先課題をそのままにしながら、少し言葉を加えて改訂しました。ちょっと長くなり、簡単には記憶できないのが欠点かも知れません。
この優先課題は、ここの小教区や地区が抱えている問題を解決するための優先課題ではありません。そのように考える時、教区の優先課題は現実の小教区生活とかけ離れたものとなり、意味がなくなります。そうではなくて、教区全体として、福音宣教に取り組むための姿勢はどうあるべきかの優先課題です。
これまでの優先課題は内向きだという指摘も多くありました。基本的には、教会共同体がしっかりと育っていなければ、福音宣教も何もありませんから、小手先の宣教技術を語るのではなくて、共同体を育てなければ何も得るところはありません。従って、優先課題が内向きに感じられるのも仕方がないことかも知れません。しかし今回の改定では、それでも外へ向けてという姿勢を明確にしたつもりです。
一人ひとりの霊的生活や信心を深めることの指摘もありましたが、それは基本中の基本で、わざわざ優先課題にするべき事ではないと思います。そういったことを前提にして、主イエス自身が最後に弟子達を通じて私たちに残した命令、福音宣教命令に忠実であるとはどういうことなのかを、改めて考えていただく契機にしてくだされば幸いです。
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