地区使徒職大会@札幌
「新しい福音宣教」をテーマに、今年の札幌地区使徒職大会が、本日午前10時から札幌市内の藤女子大学を会場に開催されました。会場には700人を超える参加者がありました。
今回の使徒職大会の中心は、ケセン語訳聖書で全国的に有名な山浦玄嗣先生。岩手県の大船渡教会の信徒でもあり、医者でもある先生は、聖書をもっと普通の人、特に自分の地元のケセン語で話す人間にも聖書がわかるように伝わるようにしようと、聖書の翻訳に取り組んだ人物です。こどもの頃から地域で自分たちの家族しかキリスト者がいないなか、自分が当たり前だと思っているキリスト教の知識が全く地元の人たちに伝わらないことに愕然とし、いつかは誰にでもわかるようにしたいと考えていた由。60歳を過ぎてからギリシア語を学んだというのがすごい。山浦先生の話の中で出てきた聖書の中のいくつかの日本語翻訳言葉は、言語の意味を伝え切れていないと確かにそう感じさせられました。
今回は、新潟教区のカレンダーも制作してる大船渡の出版社イー・ピックスの熊谷社長も同行されておられました。社長に頂いた名刺には、「21世紀のグーテンベルクになりたい」と記してありました。
山浦先生の講演後は、同じ会場でミサ。私が司式させて頂いて、信仰年について説教させて頂きました。説教でも触れましたが、新潟でも札幌でも、10月11日に合わせて、私からも短いメッセージを用意してあります。また司教団からもメッセージが発表される予定です。
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