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2012年11月21日 (水)

反人身売買プログラム会議@フィリピン

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カリタスアジアはカリタスフィリピンと共催で、女性とこどもの人身売買撲滅プログラム(Anti-Trafficking of Women and Children)の評価と今後の計画のための会議を、フィリピンのマニラ市郊外にあるタガイタイで開催しています。カリタスアジアのメンバーの11カ国からの代表30名ほどが参加している今回の会議は、本日朝のミサで始まり、金曜日の午後に終了する予定です。

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参加国は、スリランカ、パキスタン、インド、ミャンマー、カンボジア、タイ、インドネシア、フィリピン、モンゴル、台湾で、これに私(日本)と国際カリタスの担当者(バチカン)で13カ国の集まりです。

今朝のミサにはフィリピン司教団の社会問題委員会議長であるパビロ司教(マニラ教区補佐司教)が来て下さり、説教をして下さいました。

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私の役割は、主催者として挨拶すること。残念ながら日本での予定のため、明日の朝には帰国しなければならず、プログラム全体に参加することはできません。

人身売買は、何か遠い国の問題のように思われるのかもしれませんが、日本も無関係ではありません。ありとあらゆる手法で、違法に国境を越えさせられる人たちが多く存在し、加えて滞在先では違法状態のため助けを求めることもできずに、考えられないような状況で奴隷状態にさせられている人も少なくありません。特に受け入れ国となっているところの多くでは法律が不法滞在者に厳罰で臨むことが多いため、人身売買の被害者が救済されても逆に別な法律で裁かれることになったりと、二重三重の苦しみを与えることも少なくありません。国際的な政府間の協調は不可欠ですし、教会を含め民間の立場からの救済と防止のための活動も重要だと認識しています。

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