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2013年1月28日 (月)

写真を一挙公開。その3

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さて次は、米国のダラス郊外で行われた司教のセミナー。ミシガン州に本拠を置くカトリック系の研究所(シンクタンク)が主催して、毎年開催しているセミナーだそうですが、シンクタンク自体はどちらかというと共和党支持を鮮明にする米国の保守になる方向性を持っているところでした。今回は、サラ枢機卿がメインの講演者になっていたことや、テーマが『新しい福音宣教』だったことから参加を決めましたが、もちろん招待制ですので来年以降に参加できるかどうかはわかりません。写真は初日に挨拶する所長のSirico神父さん。会場の私の席から。

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いかにもアメリカンで何でもおおげさですが、なかでもダラスの空港に迎えに来たのがこのリムジン。生まれて初めて乗りました。サラ枢機卿以下5名の迎えです。

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そして最後にこの一枚。セミナーはもともと南米の司教さんたち向けに行われていたとのことで、前々回あたりからそれ以外の司教も入れて、英語とスペイン語の同時通訳で行われるようになったとか。アジアからの数少ない参加者であるインドのシロ・マラバル典礼のGeorge Alencherry枢機卿と一緒に。

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写真を一挙公開。その2

教皇庁開発援助促進評議会の総会最終日に、聖ペトロ大聖堂の小聖堂でミサを捧げ、そのあと参加者一同で教皇様に謁見いたしました。

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大きなグループとの個別謁見のときにいつも利用される部屋です。正面右手には降誕祭の飾りがありました。正面真ん中に教皇様が座る席が用意されています。背中を向けているのはモスクワの大司教さん。

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評議会議長であるサラ枢機卿の挨拶スピーチに続いて、教皇様がお話になり、その後評議会のメンバーは一人ずつ教皇様にご挨拶。そして最後に皆で一緒に記念撮影となります。なお教皇様に向かって左に座っているのが、このたび教皇公邸管理部の室長になった個人秘書兼任のゲンスヴァイン大司教です。

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最後に皆で記念撮影。今までの写真と撮影する方向が逆になります。つまり謁見の最中に教皇様が座っているところからの撮影。私は右の方に座ってます。(なお全員でのこの写真はオッセルバトーレロマーノのものですから、転載は禁止です)

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帰国しました。写真を一挙公開。

ローマでの会議とアメリカはダラスでのセミナーを終えて、昨日帰国しました。現地からは写真を掲載できなかったので、数度に分けて掲載します。ちょっとでも雰囲気を感じていただければと思います。

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まずは教皇庁開発援助促進評議会(Pontifical Council Cor Unum)の総会の会場です。ローマ市内のバチカンの裏にあたる地域にあるホテルの会議場で行われました。会議はイタリア語、スペイン語、フランス語、英語の同時通訳を介して行われました。議長席では評議会議長のサラ枢機卿が発言しているところです。

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会議では言葉別の小グループでのディスカッションもありました。私が参加した英語グループの参加者の一部。発言しているのは合衆国カリタス(CRS)のトップを務めるCarolyn Woo女史。その右にEdwin O'Brien枢機卿とGabriel Zubeir Wako枢機卿(スーダン)。

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そして最終日に教皇様との謁見に向かうために、教皇宮殿への会談前に集合した参加者。ここは聖ペトロ大聖堂の正面右側に当たります。続きは事項へ。

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2013年1月24日 (木)

ダラス郊外にいます@合衆国

昨日はローマでの2時間の待機(搭乗してからそのまま動けずに待機)はあったものの、なんとかロンドンでの乗り継ぎ便に間に合い、そのまま9時間ほどとんでアメリカのダラスに到着しました。ブリティッシュ航空とコードシェアしているアメリカン航空の年代物の飛行機でした。

ダラスに到着すると、主催者の出迎えが。用意されていたのは結婚式などに出現するあの細長いリムジン。もちろん私一人のためではなく、ローマから一緒だったサラ枢機卿ほか私を入れて司教3名とサラ枢機卿の秘書を含めた5人用ですが、いかにもアメリカらしい出迎えでした。
今回の旅行ではいつものノートパソコンではなく、WiFi専用のタブレット端末をはじめて持参しているのですが、残念ながらブログにどうやって写真をアップするのか解明できず、そのリムジンの写真は帰国してから掲載します。
さて今回参加した研修会は、ダラス空港から車でさらに2時間ほど入った何もないところにあるホテルが会場です。ミシガン州にあるカトリック系のある政策研究所が毎年開催している司教のためのセミナーということで、今回の参加者にはリピーターも結構いる模様です。私もそのリピーターの一人であるチリ出身の神言会司教が推薦してくれたとのこと。「新しい福音宣教」がテーマの今回のセミナーに参加することになったのでした。突然メールで招待されたときは戸惑いましたが、そのチリの司教さんからも確認をとり、ついでにサラ枢機卿が基調講演をするというので参加を決めました。おもに南アメリカの司教さんが多いのですが、50名の司教が参加しています。どのような内容になるかは、これから注意深く見ていきたいと思います。
テキサスは暑いと思っていたら十分寒いところでした。とはいえ日中は結構暖かくなっております。研修会は金曜の夜までです。

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2013年1月22日 (火)

次の目的地へ移動です@ローマ空港

さて会議は終わり今朝は移動です。朝6時過ぎのフミチーノ空港におります。今日の行き先はアメリカのダラス。ダラスは初めてですし、アメリカにいくのも久しぶりです。ロンドン経由ですがこの数日は大雪で大混乱だったようですが、今日はどうでしょう?

ダラスへは開発援助促進評議会のサラ枢機卿と一緒です。彼が講演をする研修会に参加する予定です。詳しくは現地から。

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2013年1月20日 (日)

会議は無事終了@ローマ

教皇庁開発援助促進評議会(Cor Unum)の総会に参加するために、ローマに来ております。第29回目になる今回の総会では、通常のメンバー以外にも世界中の主だったカトリック系援助団体の責任者も招待を受け、総勢で80人を越える会議となりました。

昨年末に教皇様が自発教令をだされ、カトリック教会の開発援助活動において、他の団体や政府や国際機関とどのように関わるかを定められました。今回の総会はこれに関して学び、また意見を交換するための機会とされていました。もちろんすでに発表されているのですから、教令は変わりません。
自発教令では、特にカトリックの教えに反するような方針を掲げたり活動をしていたりする団体や政府や国際機関との協働を禁止する条項がありますが、現実的にそれを教皇庁はどう解釈し何を求め得ているのかが今回の会議の中心テーマであったように思います。全体のテーマは英語で、「Charity, Christian Anthropology and New Global Ethics」とされていましたが、つまり教会は人間をどのように考えているのか、激しくグローバル化され、かつ世俗化された世界を支配する倫理観とどのように対峙するのかというあたりが、与えられた課題です。
16日の水曜夜にローマ市内のVilla Aureliaに集まり、会議自体は木曜日の朝のサラ枢機卿(評議会議長)のスピーチで始まりました。今回の会議を企画するにあたり、企画に加わった国際カリタス事務局長の意見で、単に話を聞くだけではなくグループワークをするべきだと言うことになり、参加者の言葉にしたがって、英語、
スペイン語、イタリア語、フランス語のワーキンググループが設けられました。私が参加した英語グループにはオブライエン枢機卿やスーダンのワコ枢機卿等が参加しておりました。
総会自体は土曜日朝の全体会でサラ枢機卿が締めくくりのスピーチを行い終了。そのまま雨のなかバスで聖ペトロ大聖堂まで移動。大聖堂脇の小聖堂でミサ。その後、教皇宮殿の中の謁見広間で参加者他80名ほどで教皇様とお会いしました。ちなみに教皇様のスピーチはイタリア語でしたから、その場ではちんぷんかんぷんでしたが、またあとでネットなどで翻訳が読めることと思います。
というわけで会議は終了。今日の日曜日はイエズス会本部聖堂で行われた当地の日本人会のミサを司式させていただき、その後集まった司祭、シスター、信徒の方々と、カレーライスを美味しくいただきました。

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2013年1月14日 (月)

海外出張中です@ローマ

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今朝の新潟日報の特集記事に、またうれしい内容が掲載されていました。「これで生きる」という連続特集ものです。昨年末に紹介した同じ連続特集ものの「歩む結ぶ」の続きかも知れませんが共同通信の配信だと思います。

今回は『女性法医学者』というタイトルで、北海道の旭川で司法解剖などに取り組む信徒の女性医師が紹介されていました。その活動の原点として幼児洗礼と、日々を支えるマザーテレサの言葉が紹介されていました。社会の中でこのように活躍する信徒の方が、紹介されること自体うれしいことですが、それ以上に生きる源泉として信仰があることがその記事の中に少しとは言え触れられていることが、ことのほかうれしく感じました。

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さて、明日の朝からローマへ出かけています。今日はこれから成田へ前泊のため移動ですが、東京あたりは今日は雪ですか。新潟市内は雨模様です。ローマでは16日の夕方から始まって19日まで、教皇庁開発援助促進評議会(Cor Unum)の総会が開催されます。昨年末に、この評議会の委員に任命をいただきましたので、初めての参加です。

その後、もう一つ別な国に行かなくてはなりません。これはそのときにまたご紹介いたします。帰国は月末です。できる限り、現地から『司教の日記』も更新したいと思います。

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2013年1月 8日 (火)

カトリック新聞もオンラインへ

カトリック新聞が、2013年1月からオンラインサービスを始めました。こちらにリンクがあります。オンラインのページにはこのことについて次のような解説が掲載されています。

「カトリック新聞オンライン」は、カトリック新聞社(www.cwjpn.com/cwjpn/)が提供するサービスで、創刊90周年を迎えた2013年1月から始めました。

「カトリック新聞」は、日本のカトリック教会が発行する唯一の週刊全国紙として、国内外のキリスト者の生活や教会の動きを、読者の皆さんに紹介しています。

他のカトリック信者たちの活動を知ることは、新しい祈り方や礼拝の方法、信仰の生き方を学ぶことでもあります。「カトリック新聞」は、読者の皆さんが互いに出会う機会を提供し、「世の光」としての生き方を豊かに知るお手伝いをさせていただいています。

「カトリック新聞オンライン」は、より多くの人に教会の姿を伝えられるように、インターネットの特性を生かした福音宣教のツールとしてのサービスを目指してスタートしました。

「カトリック新聞オンライン」は、「カトリック新聞」(週刊紙)とは異なるサービスですから、内容も異なります。しかし新聞と同じ姿勢を貫き、キリスト者の生き方、教皇や司教などによる導き、そして小教区・教区・諸団体の活動を紹介していきます。また、私たちの考え方や体験を分かち合える場にしたいと考えています。

オンラインサービスでは週刊ニュースレターも予定されています。ここまでこぎ着けるのに、ただでさえ少ない人数で毎週の新聞を発行しているカトリック新聞社は、様々な努力を積み重ねて準備を進めてきました。新聞で働いている職員の方々には、その努力に感謝いたします。私も常任司教委員会から任命されて、この数年間はカトリック新聞の経営面にかかわる担当司教を務めておりますが、多くの皆様にこれからもカトリック新聞を複数の媒体を通じて愛読していただければと期待しております。

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2013年1月 7日 (月)

2013年の年頭司牧書簡など

2013年の新潟教区での年頭司牧書簡を司教のページに掲載しました。なおこれまでの司教のページがいっぱいになってきたので、2013年からもう一ページ追加しました。2005年から2012年までの説教や司牧書簡は、こちらのリンクから。先日の降誕祭夜半のミサと日中のミサの説教も掲載しました。

今年の年頭司牧書簡(新潟教区版)の掲載されている2013年以降は、こちらのリンクからどうぞ

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教職員研修会@郡山ザベリオ学園

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本日は朝9時から、郡山ザベリオ学園での教職員研修会で、お話をさせていただきました。この教職員研修会は郡山ザベリオだけではなく会津若松ザベリオ学園との合同の研修会でした。郡山には幼稚園、小学校、中学校が、そして会津若松には幼稚園、小学校、中学校、高校が設置されています。この学園も設立母体の修道会が撤退し、信徒の方々を中心とした法人が、仙台の司教様と一緒にミッションスクールを支えています。写真は、最初の自己紹介をする参加者。

今回は宗教研修会と言うことで、私が午前と午後の二回、『カトリック学校のミッションと信仰年』というテーマで話しました。あまりに壮大なテーマを設定したため、都合2時間半という時間では収まりきれませんでした。学園長様から依頼を受けた時に、ゆっくりと考える時間があまりなかったので、ぱっと頭に浮かんだテーマを申し上げたのですが、どちらかにしておけば良かったと反省。とりとめのない話をしてしまったような気がいたします。

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今日の新潟は相変わらず雪模様でしたが、郡山や会津地方は晴天で、帰りの磐越道では磐梯山が綺麗に見えておりました。上が磐梯山パーキングエリアにて撮影した写真です。

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2013年1月 5日 (土)

今年もよろしくお願いいたします。

皆様、新年あけましておめでとうございます。

2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

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さて、1月1日の新潟は大雪でした。新潟は雪国ですが、海岸沿いの新潟市内はそれほど雪が降るわけではありません。それが元日は朝から雪。深夜零時に私が司式で平和祈願ミサを行った時にはまだ降っていませんでしたが、朝方から激しく降りだし、11時のミサの時には一面の雪模様でした。

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クリスマス休暇で訪れていたガーナ出身のマーティン・デュマス神父(神言会)は、寒さに震えながらも大喜びでした。マーティン神父はそろそろ日本語の勉強も一年半を越え、少しずつですが会話もこなすようになっております。今年は6月頃まで日本語の勉強で、その後、どこかの教会に任命されることになろうと思います。

Jan01a
多くの方々に新年のご挨拶をいただきました。ありがとうございます。大変申し訳ないのですが、今年は時間の制約で年賀状を用意できませんでした。一通も出していません。メールでのクリスマスの挨拶は、何名かの方には届いたことと思います。申し訳ありませんでした。ちゃんと生きております。あまり『忙しい』を口実にして何かをしないことは好まないですし、そうしてこなかったつもりですが、昨年末ばかりは本当に『忙しい』としか言いようがなく、時間をとることができませんでした。今年はできれば早く札幌教区と新潟教区の兼任から解放され、腰を据えて仕事ができればと願っています。札幌の司教誕生のために、よりいっそうのお祈りをお願いいたします。

今月の主な予定を記しておきます。

  • 1月7日 郡山ザベリオ学園教職員研修会 (郡山)
  • 1月8日 新潟教区司祭団新年のお祝い (新潟)
  • 1月9日 月曜会ミサ (新潟)
  • 1月10日 常任司教委員会 (東京)
  • 1月11日 カリタスジャパン委員会 (東京)
  • 1月15日~27日 教皇庁開発援助促進評議会総会など (ローマほか)
  • 1月29日~2月1日 社会司教委員会研修 (韓国)

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