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2013年3月 1日 (金)

仙台教区サポート会議@二本松

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仙台教区サポートセンターでは、福島県への支援を強化するため、昨年末に福島県の二本松教会に福島デスクを開設しました。月例の仙台教区サポート会議を、今回2月28日の木曜日に二本松教会で開催しました。お隣の幼稚園の敷地には、線量計が。

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今年から毎月開催に戻ったサポート会議は、岩手、宮城、福島の現場を順番に回ることになりました。そこで毎回、会議に先立ち、午前中に現地で活動される方々のお話を伺うことにしました。今回も福島で活動する二人の方からお話を伺いました。

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まず最初に県内避難者として郡山から会津若松方面にお子さんと一緒に避難している遠藤さん。原発事故の前までは、もっと厳しく管理されていたはずの放射線が、福島の事故後に被爆許容量がどんどん緩和されることに疑問と不安を感じ、子どもを守るために避難を決意。しかし県外避難者には借り上げ住宅等の配慮があるにも関わらず、法律の制限から、県内自主避難者には全く援助がない実態に唖然とし、行政と交渉するもたらい回しに。現在は同様の困難を抱える40世帯と会を設立して行動しているとのお話でした。

不安にさいなまれる被災者。普通の生活を奪われ、目に見えない敵と対峙し、様々な専門家の言い分に翻弄され、さらなる不安のうちに突き落とされている現実です。だれが、そんなことは思い過ごしだ、心配するななどと言えるでしょうか。こういった人たちと子どもたちを、普通の生活から引き離し、不安に陥れていることは、決して尋常なことではありません。

お話の二人目は、長年この地で有機農業に取り組んでいる大内信一さん。

風評被害は大きなものがある。そもそも福島で安全なものができるはずがないと主張する人も多い。原発にはもともと反対だが、しかし実際の生活では電気に頼ってきたなかで、原発を止めることができなかった責任も感じている。脱原発のための先導役としての役割を担っているとすれば、福島の存在の意味もある。

しかし、急進的に反原発を主張するなかには、福島で安全な野菜がとれては困る、普通の生活ができてしまっては困ると考える勢力があるのも事実。しかしこれ以上福島の人たちに苦しみを強制してどうするのか。脱原発は同じ目標だが、いまの福島を守らなくては本末転倒である。

福島の野菜がこれほど早く安全になっていることに、福島の奇跡といって応援してくれる学者も少なくない。セシウムは多くの作物から、すでに昨年頃からほとんど検出されていない。大豆は思いの外セシウムを吸収するので、油を絞って利用する。絞った油にはセシウムの影響は見られない。計測してもゼロである。絞りかすには残ったとしても油には影響がない。

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午後には、定例のサポート会議を行いました。二本松教会の信徒の皆さんに本当に歓待していただきました。感謝します。信徒会長の柳沼さんが福島デスクの担当者です。

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