第20回仙台教区サポート会議@いわき
第20回目となる月例の盛大教区サポート会議が、4月26日(金)の午前9時半から午後3時まで開催されました。今回の開催場所は、さいたま教区がサポートステーション「もみの木」を開設している福島県の南部、いわき市でした。
参加者は議長の仙台教区の平賀司教をはじめ5名の司教を含む17名。全国の教会の復興支援活動を調整するのがこの会議の役割ですので、3教会管区を代表して幸田司教(東京管区)、諏訪司教(大阪管区)そして浜口司教(長崎管区)が参加。それ以外には私が担当する司教団の復興支援担当やカリタスジャパン、そして仙台教区サポートセンターから参加がありました。
今回は中央協議会の宮下事務局長も参加。福島デスクや「もみの木」関係者、そしてカトリック新聞などもオブザーバー参加。
3月末まで仙台教区サポートセンターの事務局長だった神言会の成井神父は、修道会の職務の関係で仙台教区とカリタスジャパンの役職を交代したのですが、今回からは司教団の復興支援担当のチーム一員として時間が許す限り参加することになりました。
今回の会議では、大熊町から原発事故に伴って自宅を出て避難生活を続けている二人の方に、体験と現状のお話をいただきました。家が残っているのに戻ることができないもどかしさと悲しさ、そして将来への不安。それが伝わってくるお話でした。
午後からは、それぞれの活動についての報告と意見交換、さらに6月に予定されている全国担当者の会議について意見交換が行われました。仙台教区内で活動している教会のグループでは、二つがNPO法人化されています。釜石のベースが「カリタス釜石」として、また福島デスクの柳沼さんが立ち上げた「福島やさい畑」です。今後、NPO法人として賛助会員の募集などが行われる旨が報告され、協力の呼びかけがありました。それぞれのリンクを張ってありますのでご覧ください。なお福島デスクのブログも開設されていますので、このリンクをどうぞ。
いわき市内には仮設住宅が各所に設置され、「もみの木」の隣もそうでした。さらにその隣には仮設の郵便局も。まだまだ息の長い支援が必要です。
いわきに向かうには新潟から磐越道を一直線です。郡山を過ぎると桜が満開を過ぎた美しい地域を通過しました。
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