酒田教会訪問@山形県酒田市
本日の日曜日は、山形県の酒田教会を訪問し、ミサをともに捧げてまいりました。新潟から秋田へと北上する道は日本海沿いを進む国道七号線です。現在この沿岸部は、高速道路が片側一車線の暫定で一部開通していますが、山形県と新潟県、そして山形県と秋田県の県境部分は、まだ計画もできあがっていません。(北陸道は米原から出て新潟までつながっていますが、新潟から北が切れ切れになっています)この国道七号線を新潟から海岸沿いに北上すると、まず山形県の鶴岡市。さらに北上すると酒田市です。
この海岸沿いの地域を庄内地方と呼びますが、ここには二つの教会があります。鶴岡教会と酒田教会。鶴岡に司祭が常駐し、酒田教会の司牧も担当しています。現在山形県の宣教司牧はイエズス・マリアの御心会に委託されていますが、鶴岡にはスリ・ワルヨ師(インドネシア出身)と川又師の二人がおられます。
昨日土曜の夕方に酒田市内のホテルでワルヨ師と落ち合い、信徒の方々と夕食会。昨日は天気も良く、ホテルの窓からは酒田市街の向こうに鳥海山がそびえる姿がはっきりと見えていました。
そして今朝は10時からミサ。酒田教会は通常20名強の方々が日曜のミサに集まる小さな共同体ですが、そのかわり家族のように互いに良く知り合い、支え合っている共同体です。住宅街にあり、ナビを使ってもちょっとわかりにくいところにあるのが難点かも知れません。
ミサ後には私が、一時間ほど信仰年についてお話をいたしました。その後信徒ホールで昼食会。持ち寄りの食事会でした。信徒会の様々な活動についてご報告をいただき、最後には信徒の方全員で合唱の披露。すばらしい。暖かく迎えていただき、感謝いたします。
さて教皇様は昨日、また新しいことを決められ発表されました。枢機卿たちの中から各大陸を代表する方々を選び、顧問会のようなグループを組織されることになりました。コンクラーベの前の枢機卿会で、多くの枢機卿からそのようなグループを創設することが提案されたのだと言います。教皇様はイエズス会で管区長をされたことがあるので、当然修道会的な意志決定のことも念頭にあるのだろうと想像します。
バチカンの発表によればこのグループは、教皇様が普遍教会を治めるにあたってサポートし、特にヨハネパウロ二世が1988年に発布された使徒憲章「Pastor Bonus」を改訂することを目的とすると言います。この憲章は、主に聖座(一般に私たちがバチカンと呼ぶ役所)をどのように運営するのかを定めたものです。枢機卿会では聖座を改革することが強く求められたと言います。
今回任命されたのは次の枢機卿たちです。
- Cardinal Giuseppe Bertello, (バチカン市国政庁責任者)、
- Cardinal Francisco Javier Errazuriz Ossa, サンチアゴ(チリ)名誉司教、
- Cardinal Oswald Gracias, ムンバイ(インド)大司教
- Cardinal Reinhard Marx, ミュンヘン・フライジング大司教(ドイツ)
- Cardinal Laurent Monsengwo Pasinya, キンシャサ大司教(コンゴ)
- Cardinal Sean Patrick O'Malley O.F.M., ボストン大司教(合衆国)
- Cardinal George Pell, シドニー大司教(オーストラリア)
そして全体の調整役として、Cardinal Oscar Andres Rodriguez Maradiaga, S.D.B.が任命されその秘書にイタリア出身のMarcello Semeraro司教(Albano教区)を任命されました。任命された枢機卿は各大陸を何らかの形で代表しています。例えばインドのGracias枢機卿はアジア司教協議会連盟(FABC)の代表を務めています。また全体の調整役(コーディネーター)に任命されたホンジュラスのMaradiaga枢機卿は国際カリタスの総裁を務めておられます。
子らからこの顧問会とともに、教皇様がどのような計画を立てられるのか、注目されます。
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