国際カリタスの会議中@ローマ
月曜日の朝から木曜日の夕方まで、ローマで国際カリタスの会議に参加しています。今回はオランダ航空を利用してアムステルダムでの乗り換えでしたが、ローマ行きの便は定刻よりも早く到着するという、ローマ便ではなかなかあり得ないことをしてくれました。おかげで日曜日の深夜前に宿舎に到着。
翌朝9時から、早速サンカリスト宮殿内にある(バチカンのローマ市内における飛び地の一つ)国際カリタス本部で会議。これは主に、欧米の援助金を提供する側のカリタス代表者から、この数年の経済危機と政府系の資金が減額されている中で、どのように協力ができるのかの意見交換。
その後4時過ぎからバチカンの目の前にある開発援助促進評議会の会議室へ。議長のサラ枢機卿の呼びかけで、カリタスの7つの地域の責任者と、カリタスの総裁や事務局長を交えて、先般改訂され確定した国際カリタス規約が、各地域にどのような影響を及ぼす可能性があるのかの意見交換。その後、サラ枢機卿司式でミサでした。
そして火曜日の朝9時から木曜日の夕方までが、年に一度の国際カリタス地域代表者会議。いわゆる理事会で、年に一度の開催です。事務局員も含めて40名近い参加者。アジアから責任者の私と、スリランカ、インドネシアの代表が参加し、いつもはバンコクにいるコーディネーターも参加しています。この会議は4年ごとに開催される総会で決められた方針に基づいて国際カリタスがどのように動いているかを検証し、予算と決算を承認する場でもあります。会議では英語、フランス語、スペイン語、が使用可能で、同時通訳がつきますが、今回の規約改定で聖座からの要請でイタリア語も使用可能に変更されました。
議長は国際カリタス総裁のホンジュラスのオスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿です。ご存じのようにマラディアガ枢機卿は先般、教皇様を補佐する8人の枢機卿会の調整役に任命されていますが、そのためか、面会の要請がひっきりなしで、会議中も何度も呼び出されております。
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